ぼくたちはこの国をこんなふうに愛することに決めた の商品レビュー
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普通の評論もしくはエッセイなのかと思っていたら小説だった!だって新書だし! あ、いやこれは小説なのかな。違う気もするけど。まあいいや。そういうのは気にしないことにします。と、ランちゃん風です。 「くに」を作ることにしたランちゃんたちは、なんとほんとに「くに」を作ったよ!作れるんだよ。くに。英国女王から国交樹立のお願いのお手紙には泣いちゃったよ。あとアイちゃんとそのご家族たちの優しさとかねー。くにを背負ってる人たちのせきにんっていうのかな。それの重さがしみじみと深いよね。せいじ家とは違う意味の背負ってる人たちね。くにのことを多分誰よりも深く理解しようと努力しているんだよね。見えないとこで。 ところで理想先生と肝太先生って変な名前と思ってたけど、最後の最後に気づいた笑 キャラメルの裸のおじさんは・・・。あー。そうなんだ。 難しいよ源一郎さん!
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理想先生はルソーさん 肝太先生はカントさん もう ここからして ぐっと 引き込まれてしまう いいタイミングでひげもじゃの熊楠さんも 出現してこられる むずかしいことをやさしく やさしいことをおもしろく おもしろいことを興味深く 興味深いことをまじめに ー井上ひさし さん の言葉...
理想先生はルソーさん 肝太先生はカントさん もう ここからして ぐっと 引き込まれてしまう いいタイミングでひげもじゃの熊楠さんも 出現してこられる むずかしいことをやさしく やさしいことをおもしろく おもしろいことを興味深く 興味深いことをまじめに ー井上ひさし さん の言葉を そのまんま 当てはめたような 物語のような 評論のような 哲学のような 最後まで おもしろく 興味深く まじめに 読ませてもらえました
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小説として読むには少しごちゃごちゃしすぎているので、評論として読むといいです。 著者の考えに少し偏りがある気がします。今の日本の世論とは少しズレているかも。 不思議な世界観だがとても面白く、私は読みやすいと感じました。 何度も読まないと少し理解が難しいところもありますが、きちんと...
小説として読むには少しごちゃごちゃしすぎているので、評論として読むといいです。 著者の考えに少し偏りがある気がします。今の日本の世論とは少しズレているかも。 不思議な世界観だがとても面白く、私は読みやすいと感じました。 何度も読まないと少し理解が難しいところもありますが、きちんと読み終えた後にちゃんと頭の中で内容を整理して3回くらい読めば理解できるのではないかと思います。 個人的にはおすすめの「評論」です。
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途中で読むのをやめてしまった… 1年くらいかけて読んだけど読めなかった。 世界に入り込めなかったのはそもそも頭がいい子達や、いい家庭環境で育っている子がでてきたからかもしれないということにしたい。 子供も読めると思うけど、色んな苦労をしてきた大人はあまり楽しめないと思う。
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民主主義、象徴天皇制、憲法9条…平易でわかりやすい文章だから、押し付けがましいとまでは感じないけど、やはり小説として読むにはメッセージ性が強過ぎる気がする。あとがきで『君たちはどう生きるか』に触れ、その時代ゆえに『君たち』は物語の形式を”とらざるを得なかった”ときちんと書かれてい...
民主主義、象徴天皇制、憲法9条…平易でわかりやすい文章だから、押し付けがましいとまでは感じないけど、やはり小説として読むにはメッセージ性が強過ぎる気がする。あとがきで『君たちはどう生きるか』に触れ、その時代ゆえに『君たち』は物語の形式を”とらざるを得なかった”ときちんと書かれているだけに、よけいにモヤモヤする。 小説なんだから国のために人がいるのではなく、人が望み選び集い、互いに関わる事で生まれるのがくにであると、シンプルにそれだけでよかったのでは。
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高橋源一郎さんの小説。相変わらず不思議な小説。こどもたちが主人公で、ある学校にいる生徒たちが、不思議な先生たちとインタラクションをして夏休みの宿題で『くに』を作っていくお話。『くに』だって作ることができるのだと。小説によって、『くに』というものの形をゆるめて、そして、たぶん民主主...
高橋源一郎さんの小説。相変わらず不思議な小説。こどもたちが主人公で、ある学校にいる生徒たちが、不思議な先生たちとインタラクションをして夏休みの宿題で『くに』を作っていくお話。『くに』だって作ることができるのだと。小説によって、『くに』というものの形をゆるめて、そして、たぶん民主主義というものについて、なにかを湧き出させようとしている。『くに』については明白に意識的だけれども、ひらがなが多いのもあきらかに意識的で、それはこの小説のもつ特性のひとつになっている。本がすきなにんげんは、もっている本をぜんぶ読むようなことはしない、というおとうさんは、自分が書いている小説を『くに』だ、という。『くに』もあるときひとが人口的につくったもので、つくる理由があったということだ。それはある観点では小説もそうだ。少なくとも高橋さんにとってはそういうものだということなのかもしれない。 小説の中で肝太先生はこういう。「わたしの考える『おとな』についてはなしましょう。『おとな』というのは『ひとり』ではなすことができるひとのことです。たったひとり。条件というのは、そのひとに、名前があること。他には、なにもいらない。そのひとが、歳をとっているとか、中学生であるとか、左足に障害があるとか、おおきな通信会社の課長をしているとか、そういうことはすべて関係なく、ただ、『ひとり』で、自分の名前をもっていて、それだけの条件で、なにかをはなす、あるいは、なにかを考える、それが『おとな』であることです」 自分は『おとな』になったのだろうか。 あとがきで高橋さんが書くように「『ぼくたちはこの国をこんなふうに愛することに決めた』は、二十一世紀版の『君たちはどう生きるか』を目指して書かれた」という。小説というもののひとつの特性は、制約のなさであり、そこに何らかのメッセージ性を込めるとき、そのメッセージの内容によって小説は互いに似てくるものなのかもしれない。
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含蓄があって深いのかもしれないけれど、それを読み解く力は僕にはなかった。もっとシンプルでいいんじゃないか? 優しさの中で語られる「くに」は優しく好ましく感じられるが、そういう「くに」ばかりでもないのも現実。そういう意味で、あくまでも「ぼくたちはこの国を」に限定したお話であった。そ...
含蓄があって深いのかもしれないけれど、それを読み解く力は僕にはなかった。もっとシンプルでいいんじゃないか? 優しさの中で語られる「くに」は優しく好ましく感じられるが、そういう「くに」ばかりでもないのも現実。そういう意味で、あくまでも「ぼくたちはこの国を」に限定したお話であった。そこが少し物足りなかった印象です。
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普通の学校と違って、生きていく様々を自分のペースで進めることができる学校。 学校で務めていた時に同じような指導をしたことを思い出す。 でも、「なんだか、日本って日本人って変だね、みんなを否定するわけじゃないけどね、ちょっと考え直してみない?」と、口調は穏やかなのだけど、自分が高み...
普通の学校と違って、生きていく様々を自分のペースで進めることができる学校。 学校で務めていた時に同じような指導をしたことを思い出す。 でも、「なんだか、日本って日本人って変だね、みんなを否定するわけじゃないけどね、ちょっと考え直してみない?」と、口調は穏やかなのだけど、自分が高みにいて、自分や友達以外は同じカテゴリーにいないと言っている感じがして、読むのがしんどかった。
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子供達にわかりやすく,もちろん大人が読んでもすっきり理解できるような啓蒙小説という感じ.「くに」を作るという形で憲法だったり国民や国旗,国交,基本的人権,独立宣言,象徴天皇など,複雑な問題を,素朴ななぜ?で問いかける.図書館に住む裸のキャラメルの箱おじさんって何者?神様ではないだ...
子供達にわかりやすく,もちろん大人が読んでもすっきり理解できるような啓蒙小説という感じ.「くに」を作るという形で憲法だったり国民や国旗,国交,基本的人権,独立宣言,象徴天皇など,複雑な問題を,素朴ななぜ?で問いかける.図書館に住む裸のキャラメルの箱おじさんって何者?神様ではないだろうし,まさか南方熊楠??
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領土問題のこと、象徴天皇制のこと、憲法のこと…いろいろなことが遠回りに、小説形式で書かれている。 子どもたちが発するみずみずしい疑問や表現によって、なるほど、と思ったり面白い見方だな、と感じる部分もあったけど、理解力に乏しいのかよくわからない部分もあったり、読みづらく感じる箇所も...
領土問題のこと、象徴天皇制のこと、憲法のこと…いろいろなことが遠回りに、小説形式で書かれている。 子どもたちが発するみずみずしい疑問や表現によって、なるほど、と思ったり面白い見方だな、と感じる部分もあったけど、理解力に乏しいのかよくわからない部分もあったり、読みづらく感じる箇所も。 『ぼくらの民主主義なんだぜ』のほうが、個人的には良かった。
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