鳥籠の家 の商品レビュー
- ネタバレ
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読みやすさとおもしろさで一気読みのダークファンタジー。 秘めた生き様や複雑な心情の闇を抱え、子を想う母としての意地をぶつけ合う静江と千鳥さんの対決が個人的にグッときた。結局二人とも因果な結果を迎えてしまったが、新しく生き直す姿も見てみたかったなぁ。 揚羽姫より怨みが深くてもおかしくないほどの仕打ちを受けてきたのに、感情を取り戻しても穏やかに自分の運命と対峙した雛里には目頭が熱くなる。 映画を観ているような臨場感があっただけに、プツンと断ち切られたような終わりは物足りない。もっと続きを読ませてw
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単行本が出た時から気になっていたので、文庫化を機に購入。全く知らなかったのだが、児童書で有名な著者らしい。 王道の和風ホラーファンタジーで、想定されている読者は割と若い人たちなのかな、という印象。他の作品も読んでみたい。 また、巻末の井辻朱美の解説が、児童文学ファンタジーの概略と...
単行本が出た時から気になっていたので、文庫化を機に購入。全く知らなかったのだが、児童書で有名な著者らしい。 王道の和風ホラーファンタジーで、想定されている読者は割と若い人たちなのかな、という印象。他の作品も読んでみたい。 また、巻末の井辻朱美の解説が、児童文学ファンタジーの概略としても興味深いものだった。
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