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アカネヒメ物語 の商品レビュー

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19件のお客様レビュー

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2023/11/06

「オルゴールの秘密」 走って行く先には。 眠り続けている間も裏切ったことに対する想いがあったからこそ、ずっと探しに生き続けていたのかもしれないな。 「夢見る木馬」 無力な自分を呪い。 失われてしまった命は取り戻すことは出来ないが、独りで嘆き悲しみ続けるより弔いの想いを届けてもい...

「オルゴールの秘密」 走って行く先には。 眠り続けている間も裏切ったことに対する想いがあったからこそ、ずっと探しに生き続けていたのかもしれないな。 「夢見る木馬」 無力な自分を呪い。 失われてしまった命は取り戻すことは出来ないが、独りで嘆き悲しみ続けるより弔いの想いを届けてもいいのでは。 「たそがれの約束」 届いたメールには。 一時の夢のような時間だったとしても、偶然が繋いだ世界は互いにとって一生忘れることが出来ない想い出だろう。 「人魚姫の夏」 願いに行ったきり。 同じような想いを胸に向かったのだろうが、子供一人で行くには天候が良くとも危険な場所に変わりなかっただろ。 「春色のミュージカル」 俯いてばかりだと。 もしものことを考えてしまったとしても、時を戻すことなど出来ないのだから今を見つめながら進むしかないだろ。 「永遠の子守歌」 再び芽吹いた時に。 代々疑うことなく信じ続けて待っていたからこそ、目覚めて直ぐに独りぼっちにならずにすんだのかもしれないな。

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2023/07/22

すぐに読めそうな事と表紙の絵がいかにも児童書という事で読まずにいたシリーズでしたが、書下ろしも含めて一冊の本になっていることを知り手に取りました。

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2022/09/18

うとうとしながら読むと本当に夢心地の気分で美しい情景を見ることができた。 本当に子供の目から見た世界は優しくてあったかくて。どこかで見た風景や出来事のようで、新鮮さや鮮やかさには欠けるけど、語り継がれてきたお話のようで安心しながら読めた。

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2022/09/14

児童に向けて書かれたものだけど、大人も癒される少し切ないファンタジーなのだと思う。ただ私には刺さり切らなかった。むぅ。

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2022/04/13

風早の町に引っ越してきた、小学生のはるひは、公園で不思議な少女に出会う。他の人には見えない、そのアカネヒメは、風早の地で五百年を見守る神様。まだ幼いため憑代の桜の木から一人では離れられないが、はるひと一緒に行動することはできる。人々が互いに争う時代や戦時中のことを、ただ見守ること...

風早の町に引っ越してきた、小学生のはるひは、公園で不思議な少女に出会う。他の人には見えない、そのアカネヒメは、風早の地で五百年を見守る神様。まだ幼いため憑代の桜の木から一人では離れられないが、はるひと一緒に行動することはできる。人々が互いに争う時代や戦時中のことを、ただ見守ることしかできなかったアカネヒメ。まだ小さな力を使って、風早の人の幸せを守ろうとするが.... 各章のタイトルは、オルゴールの秘密、夢みる木馬、たそがれの約束、人魚姫の夏、春色のミュージカル、永遠の子守歌。 2000年代に児童書として刊行された5編の作品に書き下ろしを1編加えて改訂したもの。連作短編の形だけど、一つの物語としての流れもある。村山早紀作品は読めばふわりと暖かい気持ちになるので、心が疲れているときに読みたくなる。小学生の時に読みたかったなあ。その頃に気に入ったかどうかはわからないけど。

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2021/09/29

まだ幼い神様と少女の数年間の交流を描いたお話。少し不思議系のSF作品といえるかもしれません。うまく言えませんが、神様のキャラクタの具合がちょうどいい感じ。尊大に過ぎず、我儘に過ぎず、人におもねるわけでもない。ちょうどいいバランスを保ってる。生きる時間の異なる神と人の交流なので、一...

まだ幼い神様と少女の数年間の交流を描いたお話。少し不思議系のSF作品といえるかもしれません。うまく言えませんが、神様のキャラクタの具合がちょうどいい感じ。尊大に過ぎず、我儘に過ぎず、人におもねるわけでもない。ちょうどいいバランスを保ってる。生きる時間の異なる神と人の交流なので、一抹のさみしさが作品全体を貫いているのもいい。

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2021/07/07

疲れた心に沁みるわ~(T0T)桜の木をよりしろにする姫神様、アカネヒメのなんと可愛らしいこと(*^^*)是非ともお友達になりたい!というか妹にしたい!(゜▽゜*)五百歳だけど…そして大人になるまで二百年かかるけれど…(^^;)それでも神様としては幼く、自分の力が足りないことに赤い...

疲れた心に沁みるわ~(T0T)桜の木をよりしろにする姫神様、アカネヒメのなんと可愛らしいこと(*^^*)是非ともお友達になりたい!というか妹にしたい!(゜▽゜*)五百歳だけど…そして大人になるまで二百年かかるけれど…(^^;)それでも神様としては幼く、自分の力が足りないことに赤い涙を流すアカネヒメを側にいて見守りたいと思ってしまう(^^)まだ新たな風早の物語に出会えて嬉しい♪

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2019/05/31

桜風堂ものがたりの作者のほかの作品が読んでみたくて 手に取ってみた。 現実的な世界から自然なかんじで 空想物が出てくる。 神様なのにとてもかわいらしくて 主人公とのやりとりもほほえましい。 私にもこんな世界が見えたら楽しいだろうなぁ。

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2019/01/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

風早の街を守護する純真無垢な幼い土地神様(500歳だけど)のアカネヒメと、純粋な少女はるひの心の交流のお話だった。 どのお話も読後、心がほわりとあたたまって、ちょっと切ない。 感情的にも幼かったアカネヒメが、はるひと関わる事で、はるひと共に成長していくのが微笑ましい。 死んでしまったアカネヒメの想い人(想い神?)のカゼヒコが生きるパラレルワールドと繋がるお話が特に好き。 アカネヒメが眠りについた200年後の未来で、目覚めたアカネヒメがはるひについて、はるひの子孫に言う言葉に涙が… 「あの子はもういないけれど、あの子を愛しただけ、思い出がたくさん残っただけ、あたくしの心の中には、宝物が残ったんです。心の中できらきらしています。このきらきらは、あたくしが生きている限り、誰にも奪われない、失われず、決して消えない、あたくしの宝物なんです。永遠の、宝物。」 2人の出会いやはるひを愛おしく思う気持ちが存分に分かると共に、私にとっての大切な存在や出会い、それらを見事に形容してくれた言葉だった。 ほろりと泣けた

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2018/12/21

【収録作品】オルゴールの秘密/夢みる木馬/たそがれの約束/人魚姫の夏/春色のミュージカル/永遠の子守歌

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