絵物語 古事記 の商品レビュー
日本のそもそもを知りたくて、古事記を読みたくなる。 マンガもあるけど、いまいち気に入らない。 本格的なのは難しすぎる。 そんなとき、書店でこの本を発見。 優しい色合いと絵のテイストが人間味あふれていて気にいる。 児童向けの本らしく、とてもわかりやすい。
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数年ごとに読み返す『古事記』。今回は”絵物語”で。 日本を代表する童話作家富安陽子さんと国際的なアニメーション作家山村浩二さんの挿画で送る、古事記の中でも神話の要素の濃いぃ上巻部分。 出版社のコメントに、”ゆたかなイマジネーションにあふれた物語を一気に読み通していただけるように”とあるように、確かに一気に読める。お話を適度に簡略化し、端折って読みやすくしてある。 「高天原」の読み方には諸説あるけど、本書では「たかまのはら」。一般的に「たかまがはら」が多いと言われる。助詞「の」が入る時は、「たかのあまはら」が個人的には好み。「たかまのはら」はどうものっぺりした感じがして読みにくかった。 どうでもいいちゃぁいいんだけど(個人の好みだし)、でも読むときのリズム感は大事だと思う。なにしろ口伝の物語だからね。 あと、八岐大蛇(ヤマタノオロチ)の挿画が、どうにもカマタくん@「シン・ゴジラ」っぽかったのが平成29年の作品という気がしないでもなかったけど、穿ち過ぎ?(笑) 絵の迫力は、水木しげるの『古代出雲』(角川書店)のほうが圧倒的に上。神話のオドロオドロシさは出ていない。子ども向けだからね、止む無しか。
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読了後感じたのは、『古事記』の物語はひとつひとつの話を知っていても、それが繋がっていることを知らなかったこと。富安陽子さんの読みやすい文章と山村浩二さんの絵で、物語が感じやすかった!全三巻からなるという、『古事記』この本は上巻に綴られている神話の部分を絵物語としているが、その後の中巻と下巻も富安陽子さんで本にしてほしいなと思いました。
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