専業主婦は2億円損をする の商品レビュー
独身の若い女性をターゲットにした本で、タイトルの煽りの割には内容はまともで現実的 「世の中が間違っている前提で、どうすれば幸せになれるのか」というのが刺さったし、実際に幸せになるための行動の具体例を挙げている 2017年の本だが、2024年現在読んでみても情報の古さをあまり感じな...
独身の若い女性をターゲットにした本で、タイトルの煽りの割には内容はまともで現実的 「世の中が間違っている前提で、どうすれば幸せになれるのか」というのが刺さったし、実際に幸せになるための行動の具体例を挙げている 2017年の本だが、2024年現在読んでみても情報の古さをあまり感じない(それだけ日本の男女経済格差が根深い) 【幸福の3つの土台】 ・金融資本(お金、自由、経済的独立) ・人的資本(働く力、自己実現、やりがい) ・社会資本(絆、愛情、友情) 幸福の資本は2つ以上持つようにする 人的資本が最も大切 【人生の8パターン】 ①プア充(社会資本) 仲間がいれば幸せ、田舎のヤンキー ②ソロ充(人的資本) 仕事は充実 ③裕福な引きこもり(金融資本) 孤独な年金生活者 ④リア充(人的資本、社会資本) 今が幸せならOK ⑤ソロリッチ(金融資本、人的資本) お金持ちの典型 ⑥幸福な専業主婦(金融資本、社会資本) 夫がお金持ち ⑦貧困 金融資本、人的資本、社会資本のすべてを失った状態 ⑧超充 金融資本、人的資本、社会資本のすべてを持った理想の状態 →自分一人で超充を目指すのはハードルが高いので夫婦二人でそれに近い「ニューリッチ」を目指す 【大学卒業後のライフプラン】 とりあえず就職し自分の好きなことや得意なことを探しながらプロフェッショナルを目指す 会社方針や人間関係等でその会社が自分に合わなければ転職したり、フリーエージェントになってさらに専門性を伸ばす 上記の過程でソロ充からソロリッチになる ソロリッチカップルが夫婦となり、ニューリッチとなる その後不幸にならないためには以下の二択 ①DINKSのままでいる ②(女性は会社員のままこどもを産むと不幸になるので)妻がフリーエージェントになってからこどもを産む 加齢により人的資本が枯渇した状態を「老後」というが、老後期間がなるべく短くなるようにする
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タイトルが印象的。 確かに一般的なサラリーマンが生涯に稼ぐ金額は2億円と言われているので、専業になるとそれを丸ごと失うということ。 産まないという選択をする理由がよく分かる。 解決策として育児外注やフリーエージェントが挙げられているが、海外で働くハードルや、フリーとしてやっていけ...
タイトルが印象的。 確かに一般的なサラリーマンが生涯に稼ぐ金額は2億円と言われているので、専業になるとそれを丸ごと失うということ。 産まないという選択をする理由がよく分かる。 解決策として育児外注やフリーエージェントが挙げられているが、海外で働くハードルや、フリーとしてやっていけるだけのスキルが必要。 このままだとソロ充、ソロリッチになる人がどんどん増えていくだろう。 育児外注、病理保育が日本でも簡単にできるような仕組みや雰囲気づくりをしていかないと、状況は変わらないと思う。
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タイトルが印象的だったので読んでみた。 2億円は女性が60歳まで働いた場合の平均的な収入合計からきているが、金銭的な面だけではなく、専業主婦には精神的な面でも不利になることが多いと思った。 自分は結婚して子供が生まれても正社員として働いているが、働くということにはすがっていこう...
タイトルが印象的だったので読んでみた。 2億円は女性が60歳まで働いた場合の平均的な収入合計からきているが、金銭的な面だけではなく、専業主婦には精神的な面でも不利になることが多いと思った。 自分は結婚して子供が生まれても正社員として働いているが、働くということにはすがっていこう思う。 結婚前またはまだ子どもがいない女性にぜひオススメしたい本。
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橘玲さんの小説はかなり好きで期待していましたが、この本は、既存の情報をサラッと纏めてる感じがあり、提案内容もちょっと期待外れでした。 ただ、あとがき部分だけ少し、ひととなりが垣間見れたので嬉しかった。
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過激なタイトルで、外で読むにはやや憚られるような挑発的な表紙。中身はとても面白かった! 「幸福」の考え方を人的・金融・社会資本のバランスが取れた状態とする説もわかりやすく、それをベースにした人種の分類も面白い。『専業主婦』をテーマにしているが、全ての幸せになりたい思う人が生き方を...
過激なタイトルで、外で読むにはやや憚られるような挑発的な表紙。中身はとても面白かった! 「幸福」の考え方を人的・金融・社会資本のバランスが取れた状態とする説もわかりやすく、それをベースにした人種の分類も面白い。『専業主婦』をテーマにしているが、全ての幸せになりたい思う人が生き方を考えるヒントになるのではと思った。 また、あとがきの最後の一文に感動してしまった。 私も2人の娘を持つ親として、彼女たちが希望を持って自由に選択することができる人生になるよう応援したい。
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何か一つに依存するのは危険だし不自由になる。 専業主婦は夫に依存し、その夫は会社を辞めたいと思ってもなかなかできなくなる。 でも、専業主婦になりたくてなっている人はそれでいいと思う。それが世間では格好悪いと言われようが、自分にとっての幸せの方が大事だ。他人の物差しで自分の幸せを...
何か一つに依存するのは危険だし不自由になる。 専業主婦は夫に依存し、その夫は会社を辞めたいと思ってもなかなかできなくなる。 でも、専業主婦になりたくてなっている人はそれでいいと思う。それが世間では格好悪いと言われようが、自分にとっての幸せの方が大事だ。他人の物差しで自分の幸せを犠牲にしても、結局のところ、その不幸は自己責任にしかならない。だから、専業主婦になりたくて選んだ人は、誰が何と言おうと自分にとっての幸せを選択すべきだと思う。 でも、本当は働きたいのに、やむを得ない事情で専業主婦をしている人は、結局どうすればいいんだろうか?フリーエージェントになることを勧めているが、スペシャリストなフリーエージェントにならないと、クライアントに振り回される可能性もあるなと思った。 残業沢山して評価が上がるという、謎の現象、著者は「日本の会社は社員に“滅私奉公”を求めていて、社員は忠誠の証として残業している」と言っているが、これは確かにそうだなと思う。 建前上、残業せずにワークライフバランスを大事に、みたいなことを言っていた会社で、人事評価では残業を沢山したという理由で昇級している人がいて、衝撃を受けたことがある。 今いる会社もいつまであるかわからない中、滅私奉公する意味ってあるのか? ずっとなんらかの形で、社会に参加していたい。そのためにも、何かできることをのんびり探していきたいと思う。
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●依存する人生は楽しくない 専業主婦は生活の全てを夫に依存しています 「幸福とは自由(自己決定権)のことであり、そのためには経済的に独立していなければならない」 ●スペシャルな仕事をずっと続けて「生涯現役」 ダブルインカムで超充実を目指す 専業主婦なので旦那に依存しているな...
●依存する人生は楽しくない 専業主婦は生活の全てを夫に依存しています 「幸福とは自由(自己決定権)のことであり、そのためには経済的に独立していなければならない」 ●スペシャルな仕事をずっと続けて「生涯現役」 ダブルインカムで超充実を目指す 専業主婦なので旦那に依存しているなと身に染みます、、、 大学卒業後、就職できましたが一般職。 資格、専門性も無いので今からできる“スペシャリスト”を探しています。 ・FP ・整理収納アドバイザー ・ベビーシッター の資格を取っていき、自分に合う方向性を探していこうと考えています。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
■感想: ひたすら専業主婦には何一ついいことがないと主張されている。 女性活躍について言われている近年、子供を産め、働けと言われててそりゃーそうなのかもだけど、女性の負担だけが増えてない?とモヤモヤしながら、日本の男女格差についてもっと学びたいと思った。 本書の最後に面白そうな参考図書が挙がっていたので、読んでみたい。 →酒井順子『男尊女子』 →ジュディス・リッチ・ハリス『子育ての大誤解』 →山口一男『働き方の男女不平等 理論と実証分析』 ■メモ: ・「女性が活躍する社会」とは、日本から専業主婦という言葉を一掃すること。 ・日本が男女格差の大きな国である理由は、子供を生んだ途端に女性を取り巻く環境が大きく変わるから。 ・幸福な人生の土台には「金融資本(お金)」「人的資本(はたらくちから)」「社会資本(絆)」の3つがある。金融資本は「自由(経済的独立)」、人的資本は「自己実現(やりがい)」、社会資本は「愛情、友情」と結びついている。 ・日本の専業主婦とは、「子育てを専業にする女性」のこと。
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https://magazineworld.jp/books/digital/?83872958AAA000000000
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専業主婦になった今読むより、新社会人、もしくは将来を考える学生の頃に読むのに丁度いいかもしれない。 以下メモ ・シャドーワークは専業主婦を奴隷の立場から解放するもしれないが、その代わり家政婦にしてしまった プライスレスをプライサブルにしてしまった ・欧米から見た専業主婦の概念、...
専業主婦になった今読むより、新社会人、もしくは将来を考える学生の頃に読むのに丁度いいかもしれない。 以下メモ ・シャドーワークは専業主婦を奴隷の立場から解放するもしれないが、その代わり家政婦にしてしまった プライスレスをプライサブルにしてしまった ・欧米から見た専業主婦の概念、進んでいる欧米とそれを追いかける日本、専業主婦の末路、時代の見方 ・子育ては今「失敗の許されないプロジェクト」になっている 果たしてそうか、原始時代の例を見るとどうか、比較 ・インドネシア;月10万で家政婦が認知症の母(同居)の世話をしてくれる。日本でも同じことができれば介護で苦しむたくさんの人が救われるのになぁ ・お金が貯まったら悠々自適な生活を楽しむのではなく、好きな仕事を通じて社会に関わっている方がカッコいい
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