駐在日記 の商品レビュー
こんな田舎で暮らしてみたいと思うが、都会になれてしまった身にはどうだろうか。 こんな人たちがいる場所って良いですね。
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+++ 昭和五十年。横浜で刑事をしていた蓑島周平は、皆柄下郡・雉子宮駐在所に赴任した。ある事件で心身に傷を負った妻の花と穏やかな暮らしをするため、自ら希望した人事だった。しかし、優しくて元気な人ばかりのこの雉子宮にも、事件の種は尽きないようで……。平和な田舎の村を守るため、駐在夫...
+++ 昭和五十年。横浜で刑事をしていた蓑島周平は、皆柄下郡・雉子宮駐在所に赴任した。ある事件で心身に傷を負った妻の花と穏やかな暮らしをするため、自ら希望した人事だった。しかし、優しくて元気な人ばかりのこの雉子宮にも、事件の種は尽きないようで……。平和な田舎の村を守るため、駐在夫婦が駆け回る! 「東京バンドワゴン」シリーズの著者が贈る、どこか懐かしい警察連作短編。 +++ 横浜の捜査一課の刑事から、田舎町の駐在さんになった簑島周平の新婚の妻・花さんの駐在所の日々の覚え書きのような日記がベースになった物語である。花さん目線で描かれているので、警官の物語で、平和な土地柄ながらときおり起こる事件も、殺伐とした印象はなく、関係者の動向や心情が柔らかく描かれているので、どこかほのぼのとした空気感が漂っている。近所の人たちからお裾分けで届く野菜などを使った食卓の様子も、東京バンドワゴンにどこか通じるところがあって、気分が和む。外科医だった花さんの怪我の理由が明らかにされていないので、これはシリーズになるということですよね。これからの雉子宮駐在所が愉しみな一冊である。
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うわー、これはだめだ。私向きじゃなかった。 なんで、ああも田舎を美化してるかな。何にもないチョーど田舎、人情?かなんか知らないけど、私は、そういうべたついたのはまっぴらごめん。(今、ここに住んでることにいらついてるから、こういうのに余計に反発してしまうのかもしれないけど。) それ...
うわー、これはだめだ。私向きじゃなかった。 なんで、ああも田舎を美化してるかな。何にもないチョーど田舎、人情?かなんか知らないけど、私は、そういうべたついたのはまっぴらごめん。(今、ここに住んでることにいらついてるから、こういうのに余計に反発してしまうのかもしれないけど。) それに、田舎だからって、住人が起こした犯罪をなあなあでそんなふうにすませていいの?それも、駐在さん、つまりは警察官が率先して? 特に、蛇の事件は、同情の余地、なくない?魔が差しただけだからいいってなら、犯罪者はずいぶん減るねぇ。 小路さんは好きな作家さんだけど、これは、久々にだめだった。残念。
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【収録作品】プロローグ/日曜日の電話は、逃亡者/水曜日の嵐は、窃盗犯/金曜日の蛇は、愚か者/日曜日の釣りは、身元不明/エピローグ
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昭和の時代、平和な田舎で日々をおくる駐在夫婦の物語。のんびりまったりほっこりした読み心地の作品です。一応ミステリとしての事件も起こりますが。決して殺伐とせず、真相がわかってもまるくおさめてしまうのがこの時代、この場所ならではのやり方なのかなあ、と。いやいや、こういうのがあってもい...
昭和の時代、平和な田舎で日々をおくる駐在夫婦の物語。のんびりまったりほっこりした読み心地の作品です。一応ミステリとしての事件も起こりますが。決して殺伐とせず、真相がわかってもまるくおさめてしまうのがこの時代、この場所ならではのやり方なのかなあ、と。いやいや、こういうのがあってもいいですよねえ。
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昭和50年代。 山里の駐在所に赴任した 元刑事と元医者の夫婦の事件簿。 「駐在日誌」ではなく「日記」なのは妻が書いているから。 優しい清らかな空気が流れてる田舎の雰囲気と 昭和の駐在さんの妻目線が 小路さんの描く世界観にピッタリ。 最後の1編はも少し掘り下げても良かったのでは...
昭和50年代。 山里の駐在所に赴任した 元刑事と元医者の夫婦の事件簿。 「駐在日誌」ではなく「日記」なのは妻が書いているから。 優しい清らかな空気が流れてる田舎の雰囲気と 昭和の駐在さんの妻目線が 小路さんの描く世界観にピッタリ。 最後の1編はも少し掘り下げても良かったのでは。 これもシリーズ化しそうな気もするので 夫妻各々の過去の話も読めたらいいな。 【図書館・初読・12月27日読了】
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山里の駐在さんとなった若い夫婦。 訳あって都会から山里勤務を志願。 村では都会のような大きな事件は起きないが、村人たちを巻き込むような事件は起きる。 若き駐在さんは、村の人たちを思い、今日も日報には書かない。 そんな心温まる駐在さんの日々のstory。
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