人類5000年史(Ⅰ) の商品レビュー
出口治明著『人類5000年史. 1 (ちくま新書 ; 1287-1)』(筑摩書房) 2017.11発行 2024.11.19読了 出口治明氏は歴史学者ではないものの、新書サイズの本で全世界史をこれだけ詳述しているものを私は他に知らない。時代や地域を限定した新書はいくらでもある...
出口治明著『人類5000年史. 1 (ちくま新書 ; 1287-1)』(筑摩書房) 2017.11発行 2024.11.19読了 出口治明氏は歴史学者ではないものの、新書サイズの本で全世界史をこれだけ詳述しているものを私は他に知らない。時代や地域を限定した新書はいくらでもあるが、この「人類5000年史」シリーズに並ぶような類書を私は知らない。全世界史を取り扱った本は単行本(ソフトカバー)で多く見られるが、これでは電車の中で読むには不便である。 移動中でも気軽に世界史を紐解けるので、私は重宝している。 https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I028597443
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●科学的観点もある世界史 一気読み世界史を読み、楽しくなり、もう少し詳しく著者の世界史を読みたくなった。歴史の観点よりも、生物学などの科学的観点から論じられており、理解が進んだ。地球はビックファイブと呼ばれる生物の大量絶滅を五回経ているということが衝撃であった。生物は一本線で進化してきたのではなく、決して優しくない環境の地球で様々進化してきたと知った。世界史は一つ。著者の言うことがよくわかる。B***
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5000年前から現代までを年代ごとにざっくり区切って、各年代で世界の状況がどんな感じだったのか歴史的に解説してくれる。本書はBC3000からBC1までがスコープ。 年代でまとめて各地域の歴史を見ていくので、 「一方そのころxxでは、」を繰り返して話が進んでいく。 年号を覚えてな...
5000年前から現代までを年代ごとにざっくり区切って、各年代で世界の状況がどんな感じだったのか歴史的に解説してくれる。本書はBC3000からBC1までがスコープ。 年代でまとめて各地域の歴史を見ていくので、 「一方そのころxxでは、」を繰り返して話が進んでいく。 年号を覚えてない自分にも、始皇帝とハンニバルが戦争してたのはだいたい同じ時期なんだなぁとか横の目線が自ずと理解できた。
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・なお、地球の生命の歴史は、残るところあと一〇億年です。一〇億年後には、太陽が膨張して地球上の水が全て蒸発してしまうからです。つまり、地球の生命の歴史は全部で五〇億年、私たちはその中で既に四〇億年を生き抜いてきたのです。
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メソポタミア・エジプト、中国、インド、ヨーロッパという古代の先進地域を中心に、紀元前の歴史をまとめてあります。この頃こちらでは〇〇、あちらでは〇〇、と同時期の他の地域というように場面転換して行って、ユーラシアという横で繋がった世界のイメージが掴めます。通史でありながら教科書的では...
メソポタミア・エジプト、中国、インド、ヨーロッパという古代の先進地域を中心に、紀元前の歴史をまとめてあります。この頃こちらでは〇〇、あちらでは〇〇、と同時期の他の地域というように場面転換して行って、ユーラシアという横で繋がった世界のイメージが掴めます。通史でありながら教科書的ではない、分かりやすくてなるほど〜と思わせる出口さん。また歴史への興味が深まりました。
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出口治明さんの著作、ブクログ登録は3冊目になります。 出口治明さん、どのような方か、ウィキペディアで確認しておきます。 出口 治明(でぐち はるあき、1948年〈昭和23年〉4月18日 - )は、日本の実業家である。ライフネット生命保険株式会社創業者。現在は立命館アジア太平洋大...
出口治明さんの著作、ブクログ登録は3冊目になります。 出口治明さん、どのような方か、ウィキペディアで確認しておきます。 出口 治明(でぐち はるあき、1948年〈昭和23年〉4月18日 - )は、日本の実業家である。ライフネット生命保険株式会社創業者。現在は立命館アジア太平洋大学学長。三重県生まれ。 2021年(令和3年)1月に脳出血で倒れてリハビリテーションに取り組み、車いすやタブレット端末を使いながら学長職を続けている。 で、本作の内容は、次のとおり。(コピペです) 人類の五千年を5巻にまとめる、どこにもなかった歴史書の第1巻、ついに刊行! 文字の誕生から知の爆発の時代まで紀元前三千年の歴史をダイナミックに見通す
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自分が世界史の知識がほとんど無いせいもあるかもしれないが、人物と年号の羅列でわかりにくい印象だった。 初心者が読むにはおすすめできない。
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2021/03/19:読了 歴史学者ではない人の、人類史で、面白そうだと思ったけど、細かなディテールが積み上げられた本で、情報量がありすぎて、読むのが難しかった。 時間があるとき、じっくり読むと良い本。
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世界の全地域を横断して、時系列に歴史を述べる意欲作の一作目。人類の誕生から紀元前0年までが範囲。 意欲作、ではあるのだが、企画に無理があるというのが正直な感想。 著者が以前著した「全世界史」の内容を詳述したいというのが執筆動機なだけに、広大な執筆範囲のなかで、結構細かな人物や事...
世界の全地域を横断して、時系列に歴史を述べる意欲作の一作目。人類の誕生から紀元前0年までが範囲。 意欲作、ではあるのだが、企画に無理があるというのが正直な感想。 著者が以前著した「全世界史」の内容を詳述したいというのが執筆動機なだけに、広大な執筆範囲のなかで、結構細かな人物や事件まで取り扱う。 しかし新書の規模でこれを行うと、どうしても人名事件名の羅列という印象をまぬかれない。 勿論、著者は大いに工夫している。それらの事件の遠因から後の世への影響まで、常に目配りを忘れない。また政治史だけでなく思想史や芸術史にもしっかり焦点を当てているのも、著者の博識さを偲ばせる。 にも拘らず、結果として出来上がった意欲作は、正直、どの読者層にはまるのかよく分からない失敗作という印象。 世界史に全く触れたことのない人には、ハイペースであちこちの地域に話が飛ぶし、登場する人物も地名も事件名も非常に多く、ついていくのが難しそうだ。 一方で、ある程度の通史が頭に入っている人からすると、大半はおさらいのレベルに留まるし、歴史の「なぜ?」への踏み込みが物足りない。発見が少ないから、何より読んでいて楽しくない。 結局のところ、著者の自己満足に付き合わされただけかな。他の著作に比べると、「教養」に繋がらない一冊と思える。
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世界各地の文明の進行が同一時間軸においてどうだったかを認識させてくれる。しかし、最初の方はいいのだが、だんだん時代を下るとかなり複雑化し、なかなかついて行くのが大変になる。
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