化石少女 の商品レビュー
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麻耶雄嵩の短編集なので最後にきっとどんでん返しがあるんだろうなあ、と彰を怪しんで読んでいた。最後の事件だけが彰の仕業ということで、想像したほどの衝撃は無かった。
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連作短編ミステリー 麻耶作品、学園物と来たら当然普通の作品でないだろうと思って読み始める 古生物部の部長、猪突猛進なまりあ(ほぼ涼宮ハルヒ)の推理は全て犯人の決めつけから始まり、そこから「その犯人になるトリック」を披露する 頭の良い主人公はそれを理論で否定する そしてきちんと犯...
連作短編ミステリー 麻耶作品、学園物と来たら当然普通の作品でないだろうと思って読み始める 古生物部の部長、猪突猛進なまりあ(ほぼ涼宮ハルヒ)の推理は全て犯人の決めつけから始まり、そこから「その犯人になるトリック」を披露する 頭の良い主人公はそれを理論で否定する そしてきちんと犯人が提示されないまま次の短編へと進む この流れは同じく著者の「神様ゲーム」の逆張りをわざとやっているのだろう 事件の真相を明かされないまま 残り30ページの地点で更に殺人事件が発生 残り20ページの地点で今まで通りまりあの真剣に考えた「間違った推理」が披露される 最後には… 初めての麻耶作品にいい気がします
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ミステリーしすぎているミステリー。 麻耶さんの作品なので一筋縄でいかないことは覚悟はしていた。 謎解きがされてもなかなか真相が明らかにならず どんどん話がすすんでいく展開は 作者としてもわかっていてやっていることだろうから 特に意見はない。 学園モノでありながら事件がどれも...
ミステリーしすぎているミステリー。 麻耶さんの作品なので一筋縄でいかないことは覚悟はしていた。 謎解きがされてもなかなか真相が明らかにならず どんどん話がすすんでいく展開は 作者としてもわかっていてやっていることだろうから 特に意見はない。 学園モノでありながら事件がどれも殺人で、 身近なコミュニティで大事件が連発する展開が 普通に精神を削られた。 ミステリーの事件部分をどこまでエンタメと捉えられるかで楽しみの度合いが変わりそうな作品だった。
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kindle unlimited 化石を愛する女子高生が探偵役の短編ミステリー。 探偵役にありがちな一風変わった奇人設定に、良識的なワトスン役。 構図は一般的だけど、良家の子女ばかりが集まるという学園で殺人事件起こりすぎ。 さらに、女子高生探偵は全てを敵対する生徒会が犯人と推理...
kindle unlimited 化石を愛する女子高生が探偵役の短編ミステリー。 探偵役にありがちな一風変わった奇人設定に、良識的なワトスン役。 構図は一般的だけど、良家の子女ばかりが集まるという学園で殺人事件起こりすぎ。 さらに、女子高生探偵は全てを敵対する生徒会が犯人と推理するが、そうではないとワトスンが説得し話は進んでいく。 最後は結局、女子高生の推理は当たってたんだってなって終わるんだろうと思っていたら、もう一捻りありました。 とはいえ、まぁ、衝撃のドンデン返しがあるわけでもなく、普通でしたね。
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化石少女 最新作の『化石少女と七つの冒険』を読了後、気になっていた今作を手に入れて読み始める。 残念ながら大枠、結末の部分は把握しており、帯に記載されているラスト11ページの激震は理解した上での読書になったが、全体を通して楽しめる事ができた。 麻耶雄嵩の真骨頂である、読んだ後...
化石少女 最新作の『化石少女と七つの冒険』を読了後、気になっていた今作を手に入れて読み始める。 残念ながら大枠、結末の部分は把握しており、帯に記載されているラスト11ページの激震は理解した上での読書になったが、全体を通して楽しめる事ができた。 麻耶雄嵩の真骨頂である、読んだ後の嫌な後味、癖になる作風は今シリーズでも見事に作用しており、短編的に発生する事件の殆どについて薄暗さが付き纏っており、嫌な気分にさせてくれる。 作中できちんと事件が解決したものは無いのではないだろうか。余りにも理不尽ではあるが、当然この様な事件の結末を迎える事も実際にはあり得るわけで正しい犯人が正しく捕まる普通の推理小説ではあり得ない解決である。 今作では化石少女である神舞まりあが探偵役をつとめ、彼女の幼馴染みで召使い(本人は否定するが)の桑島彰がワトソン役兼語り手として物語は進行していく。まりあの突飛押しもない推理の数々を彰がフォローして、修正してまりあの信頼を守るコメディチックな様相と反し、実はまりあの推理は正しく推理力もあるが、それを本人に理解させない為に彼女の推理に難癖をつけてもみ消す彰のスタイルが今まで読んだミステリーと圧倒的に違いを生んでいる。 高校生探偵がすいりして、全てが正しく警察も受け入れるミステリー界へのアンチテーゼに思えるし、実際に自分の推理を皆んなの前にしゃしゃり出て披露する探偵が多い中で今作の様なやり方はとても面白い。ミステリーに探偵がいない世界線があればこの様な解決のない世界になるのだろう。 彰のキャラクター像が難しく、まりあに従属するナイトの様なイメージなのだが、彼の強さや人間味がぼやけて見え難く、最終章の様な結末になる要素が読み取りにくかった。実は優秀な人物で、突出したものがないにしろ、彼の行動や葛藤がまりあよりも感情移入できてしまう。 筆者の作品ふ後味が悪いが、今作も次回作も読み終えた後心が重い。ただ、何でもハッピーエンドになってしまう作者がいる中で、筆者の様に嫌な気分のミステリーを読ませてくれる事がありがたい。
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2025年2月読了。 古生物好きの変人女子高生まりあと彼女に振り回されっぱなしの後輩の彰をコンビとした学園ミステリー。癖の強いキャラクターが魅力的で青春コメディーとしても楽しめる作品だ。 廃部寸前の古生物部を存続させるために生徒会と小競り合いを繰り広げるのだが、このやりとり...
2025年2月読了。 古生物好きの変人女子高生まりあと彼女に振り回されっぱなしの後輩の彰をコンビとした学園ミステリー。癖の強いキャラクターが魅力的で青春コメディーとしても楽しめる作品だ。 廃部寸前の古生物部を存続させるために生徒会と小競り合いを繰り広げるのだが、このやりとりがまた面白い。文化祭でエディアカラ生物群の模型を作って部員を集めようとするくだりは、まりあ先輩の感覚が常人と大きくズレていて笑える。また、台詞回しに古生物を喩えとして出してくるのがユニークだ。「イクチオステガみたいなイケメン」とはどんなものかと思って検索したら、想像した動物と違って混乱したものだ。 ミステリーの謎解きに関してはどれも捻りがあって面白いが、全体に小粒な印象だった。続編の『化石少女と七つの冒険』も楽しみである。
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本格ミステリの極北を進む麻耶さんの青春?ミステリ。この作品のミソは犯人が予め用意されている状況下における推理の見せ方と解決方法によるのではないだろうか。著者の作品には似た内容の「神様シリーズ」があるがライトな雰囲気と、それとは逆に有り得ない高校生活の二律背反が読む者の心を揺さぶる...
本格ミステリの極北を進む麻耶さんの青春?ミステリ。この作品のミソは犯人が予め用意されている状況下における推理の見せ方と解決方法によるのではないだろうか。著者の作品には似た内容の「神様シリーズ」があるがライトな雰囲気と、それとは逆に有り得ない高校生活の二律背反が読む者の心を揺さぶる。この人のやり口が分かっているのならば読んでいてなるほどね、と腑に落ちることが多いのでラストのやり口もいつも通り。続編があるのでどうなっているのか期待したいが。
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京都の名門高校で続発する怪事件の数々。 事件に挑むのは、廃部寸前の古生物部に所属する化石オタクにして、劣等生の神舞まりあ。お供にされた1年生男子と繰り広げる事件の結末は、いったいどうなるのか? 某ミステリ漫画主人公が通う高校並みに殺人事件が続発する名門高校を舞台にした、学園ミステリ小説です。 古生物部という過疎部に所属するまりあは生徒会と折り合いが悪く、事件が起こると犯人は生徒会の人間であるという結末ありきで推理を進めるので、後輩男子君はいつも角が立たないよう、「その推理は間違っている」「そんなわけはない」と否定し続けます。 作中でもまりあが指摘した犯人が捕まったり自白したりするわけでもないので、真実は一体なんなのかと興味を惹かれるとともに、いまいちすっきりしなさもある。 自由でワガママな先輩女子と、従僕ポジションでそれを宥める後輩男子、というキャラ造形だけ見ると、ちょっとラノベっぽくもあります。軽く読めるけど、でもそれだけではない、麻耶さんぽさもある一歩外した感じのミステリ。こういうのをいわゆるアンチ・ミステリ小説というのでしょうか?? ミステリではあるのに、真相に拘っていない感じというか。
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春に出た続編を読みたくてまずは前作から読んでみた。いつものごとく癖が強い本格ミステリだった。化石少女のキャラクターの好き嫌いはわかれそうだが、最後の展開もふくめて著者らしい独特の味にあふれていてとてもよかった。続編を読むのが楽しみだ。
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