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蒲生邸事件 新装版(上) の商品レビュー

3.5

20件のお客様レビュー

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2024/07/04

文庫版 前半が暗く長くまどろっこしかった。展開させるためには仕方ないと思うが主人公の行動が勝手でイライラした。 でもよく考えたら宮部さんはいつも長いし模倣犯も暗いけどすごく好きな作品なので 単に戦争のからんだ話だから好みでなかったのかも知れない。作中ずっと重苦しい雰囲気だった。...

文庫版 前半が暗く長くまどろっこしかった。展開させるためには仕方ないと思うが主人公の行動が勝手でイライラした。 でもよく考えたら宮部さんはいつも長いし模倣犯も暗いけどすごく好きな作品なので 単に戦争のからんだ話だから好みでなかったのかも知れない。作中ずっと重苦しい雰囲気だった。 それでも最後まで読ませられる文章力がすごい

Posted byブクログ

2023/10/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

似たような題材でよく比較されている恩田陸『ねじの回転』を読んで面白かったのでどんなもんかとこちらも読んでみた。蒲生邸が単行本96年、ねじが02年発行。 宮部みゆきさんは10年ぶりくらい。模倣犯を途中で挫折したような……。あまり相性は良くない印象。 タイムトリップまでがダラダラ長くて読むのをやめようかと思うことが前半多かったのだが、なんだかんだ先が気になって後半一気読み。主人公の自己評価の低さと身勝手さにイライラしたが、なんだかんだ親想いの今時の子であり、平田を不気味と思いながらも身投げしたら本気で心配するしそれが当然と思ってる心根の優しい子供でもある。 本気で身を案じてくれたから気になったと、それだけのことで火事のホテルで孝史を探しタイムトリップで助けてくれた平田のこれまでの人生の孤独さと、歴史を変えることはできないと諦めていながらも自暴自棄にならないタフさ(結構ギリギリかもしれないけど)を見守りたい。現代より居心地がいいから、とこれから戦争に突入する時代に戸籍を用意して職を得て……と言っていたが、蒲生邸を選んだ理由がまだ隠されてそう。孝史と対立しないといいなあ。 元の時代には戻れないし、親切で可愛い女中ふきが焼け死ぬ世界線を一度は見た主人公の孝史、タイムトラベルできる平田さんは臥せってるし、遂に館の主人蒲生大将は死んでしまう。それなのにここの住人はみんな変、外に行って医者迎えに行ってくる!というところで下巻につづく。

Posted byブクログ

2023/07/25

二二六事件の頃に1994年の現代からタイムトリップする話です。宮部みゆきさんの知識の深さに感動しますし、孝史と同じで、もっと二二六事件について知っておくんだったと、そしたら、もっと面白く感じただろうと主人公の孝史に共感できました。こちらは、上巻なので、登場人物のそれぞれのキャラや...

二二六事件の頃に1994年の現代からタイムトリップする話です。宮部みゆきさんの知識の深さに感動しますし、孝史と同じで、もっと二二六事件について知っておくんだったと、そしたら、もっと面白く感じただろうと主人公の孝史に共感できました。こちらは、上巻なので、登場人物のそれぞれのキャラやタイムトリップしたことなどが描かれるのみで終わります。本題は下巻のほうです。

Posted byブクログ

2023/05/03

まだ上巻しか読んでいないが、あまたあるタイムトラベルものの中では、オリジナリティーがあると感じられた。まだ伏線をばらまいているという感じだが、後半におもしろくなる予感がする。下巻を詠むのが楽しみだ。

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2023/04/27

先に、恩田陸「ねじの回転」を読んでおり、こちらも二・二六事件が題材?モチーフ?ということで。 宮部みゆきさんは初めて読むのだが、本題に入るまで長いなあという印象。文章全体がしっとりしている。場面をありありと思い起こさせるためなのか、情景を最部まで書き起こしてあり、そこまでの記載は...

先に、恩田陸「ねじの回転」を読んでおり、こちらも二・二六事件が題材?モチーフ?ということで。 宮部みゆきさんは初めて読むのだが、本題に入るまで長いなあという印象。文章全体がしっとりしている。場面をありありと思い起こさせるためなのか、情景を最部まで書き起こしてあり、そこまでの記載は必要なのか?と読み進めていくのが少しヤキモキして歯痒い感じ。 まだ肝心の二・二六事件には大きく触れていないので、下巻に期待。

Posted byブクログ

2023/01/04

仕事で二・二六事件について調べる機会があり、私にとって二・二六事件といえばこの小説なので、何か呼ばれたような気がして久しぶりに読み返した。 一度読んだことのある物語ということを差し引いても、すいすい読んでしまうし、タイムトリップというSFであるのにあまり特殊設定という感じがしない...

仕事で二・二六事件について調べる機会があり、私にとって二・二六事件といえばこの小説なので、何か呼ばれたような気がして久しぶりに読み返した。 一度読んだことのある物語ということを差し引いても、すいすい読んでしまうし、タイムトリップというSFであるのにあまり特殊設定という感じがしないのはさすが宮部みゆき。 上巻は事件当日の昼間、孝史が蒲生邸を出て、憲兵に見つかるところで終わる。 下巻も(うっすらと内容を覚えてはいるが)楽しみ。

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2022/07/12

事件は起こった。今後の展開は全く読めない。 ミステリー、歴史、SFと楽しめそうな要素が多い。下巻が楽しみ。

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2021/12/19

時間旅行者に連れられてで1936.2.26、二・二六事件当日へ。 ほかの映画や本では、たいてい過去はさわっちゃダメと言うことになっているけど、この本ではOK。歴史はそれ自体が意思を持つように、瑣末な部分が変わっても流れは変わらないから。 続きは下巻で。

Posted byブクログ

2021/10/19

感想は下巻に纏めると言うことで。 自分も歴史物は苦手なんだけれども、しかもこれ再読だと思うんだけど、思ったよりも面白く読めたし続きが気になる。

Posted byブクログ

2021/04/26

前半は少し間延び。後半は恋バナと蒲生邸の不思議な人たち、そして2.26事件の緊張感が相まって面白くなってきた。

Posted byブクログ