満天のゴール の商品レビュー
初読みの作家さん、藤岡陽子さん。 序盤から暗い雰囲気で気分が下がっていく。クズ夫の寛之と愛人の勝手な言い分に奈緒同様に怒りが積もっていくが、涼介の強さに救われる。母を思う子のチカラすごい。寛之達が不幸になればとか見返せればと思うのは性格悪いか。 看護師として復帰した奈緒と三上、そ...
初読みの作家さん、藤岡陽子さん。 序盤から暗い雰囲気で気分が下がっていく。クズ夫の寛之と愛人の勝手な言い分に奈緒同様に怒りが積もっていくが、涼介の強さに救われる。母を思う子のチカラすごい。寛之達が不幸になればとか見返せればと思うのは性格悪いか。 看護師として復帰した奈緒と三上、それと限界集落の患者達のやり取りで話は進んでいくんだけど、題名にもあるゴール。そこに穏やかに向かう老人達の生き方が何とも達観している様に感じる。 自分にとっての起き上がり小法師の重りはなんだろう。当然考えさせられた。
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奈緒は10歳になる息子の涼介を連れて 故郷・京都に戻ってきた。 子どものころ駆け回った山間の集落は 過疎化が進みゴーストタウンとなっていた。 父親が一人で住む実家で親子3人の生活が始まる。 奈緒は看護師として海生病院で働き始め三上先生と出会う。 病院とは別に診療所では往診も行う...
奈緒は10歳になる息子の涼介を連れて 故郷・京都に戻ってきた。 子どものころ駆け回った山間の集落は 過疎化が進みゴーストタウンとなっていた。 父親が一人で住む実家で親子3人の生活が始まる。 奈緒は看護師として海生病院で働き始め三上先生と出会う。 病院とは別に診療所では往診も行う。 三上と奈緒は古家に住む高齢者を診て回る。 p115 〈自分が一番自分らしく生きられる場所で生を終える〉 〈山全体がホスピス〉 満天のゴールを目指して自分らしく。 『春の星を一緒に』を読み 前作が未読だったので急いで手にした。 三上先生との出会い。 涼介の成長。 こころがほっとあたたかくなる2作品。 『春の星を一緒に』をもう一度読み直そうかな。
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藤岡さんの本は2冊目。前回読んだ「僕たちは我慢している」がすごく良かったので。 前回は受験に揺れ動く高校生たちのお話。今回は医療のお話でした。主人公奈緒の10歳の息子の涼介が頼もしい!怖いスイッチを切り攻撃スイッチを入れる、こんな強い心を持ちたいものですね。 人は産まれた時から人...
藤岡さんの本は2冊目。前回読んだ「僕たちは我慢している」がすごく良かったので。 前回は受験に揺れ動く高校生たちのお話。今回は医療のお話でした。主人公奈緒の10歳の息子の涼介が頼もしい!怖いスイッチを切り攻撃スイッチを入れる、こんな強い心を持ちたいものですね。 人は産まれた時から人生のゴールを目指して生きている。全力で生き抜いた先に死があるなら、確かに死ぬ事は怖くないかも知れない。 三上先生と奈緒、涼介の数年後の話も楽しみですね。
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潜在看護師だった奈緒は離婚後社会復帰。物語の鍵は息子涼介が早川から貰った日記。「救って貰えないなら救う人に」と言われ医者になった三上。自分らしい最期を迎える…看取介護。過疎地医療の厳しさを痛感。
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先に続編を読んじゃったのです。涼介は小学生の頃からええ子やったんやー。手描きの宮津マップがかわいい。
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東京で暮らしていた奈緒は、夫の不倫により離婚する事に。 息子の涼介を連れ、実家の京都丹後地方に行く事になる。 父しかいない実家で、あまり関係も良くないが、受け入れてくれる。涼介とドライブした時に、父は交通事故に遭い、骨折し、入院となる。丁度助けてくれたのが、海生病院の医師三上だっ...
東京で暮らしていた奈緒は、夫の不倫により離婚する事に。 息子の涼介を連れ、実家の京都丹後地方に行く事になる。 父しかいない実家で、あまり関係も良くないが、受け入れてくれる。涼介とドライブした時に、父は交通事故に遭い、骨折し、入院となる。丁度助けてくれたのが、海生病院の医師三上だった。 三上は、何かと親切に奈緒にも対応してくれるし、まだ離婚を悩んでいた奈緒に、海生病院で働く事を勧める。 しかし、ペーパーナースの奈緒は、一度も看護師として働いたことがないが、背水の陣で働く事と実家に住む事を決める。 地域は、限界集落でゴーストタウンと言われており、診療所も閉鎖してしまっていた。奈緒は、三上と共に訪問看護も始める。 訪問看護を受ける患者の中には、積極的治療を拒否する人達もいた。 死をゴールとして表し、ゴールまで頑張っていると星のシールをためていたおじいさんの死に、涼介も立ち会う。都会にいると人の死に向き合うこともないが、田舎だとこういったことも当たり前のように子供のうちから体験する。 そんな折、医師の三上の背中に大やけどの跡があるのを目にした奈緒と涼介は、この地域に住む早川という71歳の女性と過去に関わりがあった事を知る。実は、三上が子供の頃におばあちゃんをヤングケアラーしていた時に、訪問看護できてくれた人が早川だった。早川に懐いた三上だったが、2人で夏祭りにいっている隙におばあちゃんが亡くなってしまう。この責任を負い、早川は、訪問看護の会社を辞め、三上とはその後会わずじまい。 奈緒の執り成しにより、早川と三上は再会する。しかし、早川は大腸がんを患い積極的治療を拒否している。三上の説得により、手術をするが、手遅れであった。早川は、三上、奈緒、涼介が見守る中ゴールを迎える。
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前半、夫に浮気されて戻るつもりもなかった丹後半島北端の実家に一人息子の涼介を連れて帰る奈緒。せっかく看護師免許も持っていて、働く先もありそうなのにぐずぐずと元の状態に戻ることを願う様子がはっきり言ってイラっとします。さっさと見切りつけて、立派な実家と父あるのだから、次を考えなさい...
前半、夫に浮気されて戻るつもりもなかった丹後半島北端の実家に一人息子の涼介を連れて帰る奈緒。せっかく看護師免許も持っていて、働く先もありそうなのにぐずぐずと元の状態に戻ることを願う様子がはっきり言ってイラっとします。さっさと見切りつけて、立派な実家と父あるのだから、次を考えなさい!って思う。ま、★減の理由はそれだけですよ。涼介とか、めちゃくちゃいい子だし、父も、職場の人たちも良いじゃん。ダラダラ泣く本じゃないけど、じんわり良かったです。三上先生の菩薩っぷりが、ちょっと創作の人だよね~って思うけど、まあ、必要キャラですよね。 大人の人間関係が理解できてから読んだ方がより楽しめると思います。浮気などあるので、中学校以上。
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「転んだときは、ただ起きるな。石ころひとつでもいい。何かをつかんで起き上がれ。」 昨日、雑誌で見つけた吉田紀子さんという人の闘病生活を支えてくれ、その先も照らしてくれた言葉。言葉に言い得ぬ力がこもっている。 え?富良野塾?倉本聰さんの言葉? え!?Dr.コトー診療所 全てが繋がっ...
「転んだときは、ただ起きるな。石ころひとつでもいい。何かをつかんで起き上がれ。」 昨日、雑誌で見つけた吉田紀子さんという人の闘病生活を支えてくれ、その先も照らしてくれた言葉。言葉に言い得ぬ力がこもっている。 え?富良野塾?倉本聰さんの言葉? え!?Dr.コトー診療所 全てが繋がった瞬間だった。 この小説の三上医師はコトー先生のようだ。病院の仕事に加えて、限界集落の訪問治療も行なっている。 積極的な治療を望まず、死というゴールを受け止める高齢者たち。早川もそうだった。 亡くなる早川に小学生の涼介が、「ばあちゃんっ」と叫ぶ。烈しく泣き出す涼介に小学生だった自分が重なる。眠るように亡くなった祖父が、棺の中で、母が編んだ毛糸の帽子をかぶっていた。 「ペーパーナースにペーパードライバー。ペーパーでしかなかったものがこの一年の間に厚みと重みを増し、確かな質感をともなって自分の人生を支えていた。」 強くなった奈緒。三上との出会い、早川との出会い、そして涼介の存在が彼女を強靭にしている。 続きが読みたい。
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命の終わりについて書いてあるお話。 良い本だとは思うけど、私にはあまり響いてこなかった。 自分のゴールに向かっていく為に今を大切に生きたいと思った
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続編の前にもう一度読み返そうと…。 細かなところは忘れていたが、やっぱり何度も感動するものだと再確認できた。 しかも涙する。 奈緒は、夫から離婚を突きつけられ放心状態のまま息子の涼介を連れて京都の海辺の奥地にある実家に帰省する。 そこで会った老女や医師との出会いもあり、涼介...
続編の前にもう一度読み返そうと…。 細かなところは忘れていたが、やっぱり何度も感動するものだと再確認できた。 しかも涙する。 奈緒は、夫から離婚を突きつけられ放心状態のまま息子の涼介を連れて京都の海辺の奥地にある実家に帰省する。 そこで会った老女や医師との出会いもあり、涼介の田舎に馴染む姿や夫に向けての強い姿勢を見て、離婚して看護師としてこの地でスタートする。 早川という老女と奈緒の出会いは、奈緒の母が病院で亡くなる前にも会っていたことや三上先生と早川さんの繋がりもとても深いものだったことに驚く。 三上先生が今でいうヤングケアラーだったのか…と。 過疎医療の現実や人生の終末をとても考えさせられた。 満点のゴールだったと言いたいなぁと思った。 しかし、奈緒はペーパーナースにペーパードライバーだったはずが… 一気に強みを増している姿に仕事を持つと強くなるんだなと感じた。 最後のページには涼介が書いた「お母さんのふる里」の絵があった。 自分の似顔絵⁉︎まであって可愛いらしい。 小学4年生の涼介。 舟屋があるってことは伊根町かな… おじいちゃんの家はかなり遠いが、トクさんの家も遠い。
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