1,800円以上の注文で送料無料

この世界にiをこめて の商品レビュー

3.5

30件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    6

  3. 3つ

    8

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    3

レビューを投稿

2018/05/07

青春物語だなぁ~ って感じました。 小説の良さ 自分が本を読みだしたきっかけ というのを思い出す そんな本でした。

Posted byブクログ

2018/04/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ラスト、染井が吉野の残した小説を書き上げようとする辺りで涙があふれて止まらなかった。 佐野徹夜、ひりひりする文章書くの上手いなあ。次作もまた読むと思う。

Posted byブクログ

2018/03/09

現実って言葉は重い。それに対して私たちは何かを探している訳だけれど、結局は最初に味わった挫折と同じ挫折を味わうことになるかもしれない。現実を縦軸として交差する横軸の虚構は何の役にも立たないかもしれない。だからこそ、できれば虚構に縋って生きて生きたい人間も保険として現実的な生き方を...

現実って言葉は重い。それに対して私たちは何かを探している訳だけれど、結局は最初に味わった挫折と同じ挫折を味わうことになるかもしれない。現実を縦軸として交差する横軸の虚構は何の役にも立たないかもしれない。だからこそ、できれば虚構に縋って生きて生きたい人間も保険として現実的な生き方を探している。それが自分だと、この本を読んで思った。

Posted byブクログ

2018/03/03

この後、どうなるんだろう。 そんな終わり方だった。そう思う作品は他にもあるし、読んだことがある。だいたいそういう作品は読んだあとモヤモヤが残って納得しない。 しかし、これは納得できた。 モヤモヤが残ったままでいい気がした。 何かに行き詰まった時、壁に当たった時に読んでほしい。 自...

この後、どうなるんだろう。 そんな終わり方だった。そう思う作品は他にもあるし、読んだことがある。だいたいそういう作品は読んだあとモヤモヤが残って納得しない。 しかし、これは納得できた。 モヤモヤが残ったままでいい気がした。 何かに行き詰まった時、壁に当たった時に読んでほしい。 自分はそんな時、またこれを読むのだと思うから。

Posted byブクログ

2018/02/02

装丁が美しく、ちょっとめくって手にとってみた本。 率直に言えば面食らった。ライトノベルで「小説」とは、「小説家」とは何たるかをこんなに見つめた本があったとは。 文章に癖がないし、個人的にはぱらぱらと見られる独特の比喩が好き。ドライヤーで乾かす髪の毛みたいに揺れる草、とか、DV...

装丁が美しく、ちょっとめくって手にとってみた本。 率直に言えば面食らった。ライトノベルで「小説」とは、「小説家」とは何たるかをこんなに見つめた本があったとは。 文章に癖がないし、個人的にはぱらぱらと見られる独特の比喩が好き。ドライヤーで乾かす髪の毛みたいに揺れる草、とか、DVDのチャプターをでたらめに押すみたいに、とか。あーなるほど、と理解できるのに使い古されてない、絶妙な例えが作品にきれいに溶け込んでいて、これが魅力かー!と唸ってしまった。 惜しむらくは、帯や裏表紙の押し売りが強いこと。圧倒的感動、とか衝撃の結末、とか、この本の強みはそこじゃないだろう。むしろそういうのとは違う、生きることに苦しむ登場人物たちを描く、冷静なのにどこか人間らしい迷いを孕んだ文章こそ売るべきなんじゃなかろうか、と。 ひねくれた人が、外見で読むのを避けてしまいそう、と思ってしまう。杞憂だといいけど。

Posted byブクログ

2017/12/27

途中で飽きてしまった。けれど最後とあとがきを読んで温かい気持ちになれた。愛、哀、会、相、i…様々なアイの物語。読み終わった後にタイトルの意味と小説を愛するすべての人への意味がわかった。夢を追っているが故に孤独になってしまった人におすすめです。

Posted byブクログ

2017/12/06

面白かった。  別に衝撃の結末は待ってなかったけど。     優しい結末だった。     経験しなきゃ分からないこと。  体験しなきゃ分からないこと。  見聞だけじゃ分からないこと。  分からないことは悪いことじゃないけど、分からないままにしておくと私みたいな大人になっちゃうぞ。...

面白かった。  別に衝撃の結末は待ってなかったけど。     優しい結末だった。     経験しなきゃ分からないこと。  体験しなきゃ分からないこと。  見聞だけじゃ分からないこと。  分からないことは悪いことじゃないけど、分からないままにしておくと私みたいな大人になっちゃうぞ。     青少年よ、案ずるより産むが易し、ゾ。

Posted byブクログ

2017/12/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

小説が好きな人たちの物語。 とても共感できる部分が多くあった。 自分自身、小説を書こうと思ったことがあったから(全く書けませんでしたが)小説で世界を変えてみたいの台詞が印象に残りました。

Posted byブクログ

2017/11/23

『小説を愛してる、すべての人に』冒頭の一文に呼ばれた気がして読んだ、早逝の女子高生小説家とその周りの人々の物語。 人の気持ちが分からない、だから小説を書く。こじらせ思春期のようだが、自分もそう思って文章を綴っている節はあるので分かる。 感情の捉え方が苦手な登場人物たちがもがい...

『小説を愛してる、すべての人に』冒頭の一文に呼ばれた気がして読んだ、早逝の女子高生小説家とその周りの人々の物語。 人の気持ちが分からない、だから小説を書く。こじらせ思春期のようだが、自分もそう思って文章を綴っている節はあるので分かる。 感情の捉え方が苦手な登場人物たちがもがいて文章にすがる様や、虚数「i」を使った仕掛けは面白かったが、心理描写などの掘り下げが浅く、例えば「その恋情の発生と処理、呆気なくない?」的な場面があったり、虚数も逸話を含めてもっと概念的に掘り下げて欲しかった。素材が良いだけに惜しい感。

Posted byブクログ

2017/10/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【鳴りやまない感動に続々大重版の『君は月夜に光り輝く』佐野徹夜が贈る、待望の第2作。】  生きづらさを抱え、退屈な高校生活を送る僕に、ある日届いた1通のメール。 【現実に期待なんかしてるから駄目なんだよ】  でも、それは届くはずのないメール。送り主は吉野紫苑。彼女は、屈折した僕の唯一の女友達で、半年前に死んでしまった天才作家だった。  あり得ないはずのメールのやりとりから、僕は失った時間を取り戻していく。やがて、遺された吉野の最後の言葉に辿り着いた時、そこには衝撃の結末が待っていた――。 「僕たちの人生を大きく変えうる力をこの小説は持っている」 loundrawも大推薦。愛と再生の感動ラブストーリー。

Posted byブクログ