ダブル・フォールト の商品レビュー
弁護士のキャリアが浅い人の状況など、よく調べて書かれているなと思いました。最後の展開か、少し強引かと思いましたが、良かったです。
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話の展開に緩急が無く、ただただ淡々と読みすめました。 全ての出来事に反証をつけるつもりなのか、何か文章があると、「実はこうなのだろうが」みたいな裏読みが付け加えられていて、結果何が言いたいのか分からなくてなる様な文です。読みにくいことこの上ない。 主人公も意思のないふらふらした性格で、ダメだと分かっていると心の中で言い訳しながらそれを実行する様は読んでてイライラします。 で、結局何がテーマだったの?って感じの内容でした。
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裁判の行方がどうなるのか、新米弁護士の視点て描かれていて一緒に学んでいく感じだった。途中から少し相手に入れ込んでいるのがついていけなかった。 最後までどうなるか気になって一気に読んでしまった。
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久々に真保裕一読んだけど、ああそうだ、この人会社の中の信頼してる上司が犯人モノ書くの真骨頂だった、と思い出した。 でもそれが今回は見事裏切られた。
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うーん。 最後の結末には、うっかり泣きそうになってしまいました。 ボス弁に逆らって、“真実”に近づいたかと思った主人公ですが、実はね、もっと悲しい現実を暴いてしまっただけだったんですねぇ。 主人公の新米弁護士が、この事件を契機に、立派な弁護士に育ってくれるのを祈ってやみません。
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所謂イソ弁である新米弁護士が主人公。 真保先生らしい型にはまったキャラクターと展開。 主人公は他の作品に比べると行動力が無いとも言えるが、その分はヒロインが担っている。 内容は思った以上にシリアスで、ふっと力を抜けるようなところが無かった。 タイトルの意味がわかるとなんとも言えない気持ちになる。 ここからネタバレ。 信じていた人が実は敵ではないのか、というのはよくあるが 全部主人公本條の勇み足でさらけ出さなくても良い真実を 公衆の面前に晒してしまったという結果は苦いものがある。 彼に真実を伝えなかったのは仲間としては良くはないが そうした結果を招いたあと事務所に戻ってくるようチャンスをくれる高階さんは 良い人だし味方でいてくれる限り頼もしい人だと思う。 一度は失敗したが、次に失敗しなければ良い。 テニスは一度サーブをミスしてももう一度打てる。2度目で失敗したら「ダブルフォールト」。 高階さん自身、若い頃の自分を見ているような気持ちなのだろう。 警察が弁護士じゃなければぞんいな態度を取るであるとか こちらが被害者なのに明らかに面倒がって、訴えなきゃいいのに という気持ちが透けて見える態度、など自分も嫌な経験があるので 思い出してちょっとイラッとしてしまった。 人は結局見た目や肩書で判断する。 弁護士だから信用できそう、というのもそうだし、 若い女性だから許してやれというのも意味がわからない. 世の中の正しくはないがよくある事実もさりげなくあちこちに散りばめられている。 たとえば本條のお母さんが息子の仕事を誇りに思うのは良いのだけれど 被害者の味方だと思っていて加害者の弁護をするなと考えているよな 好意なのだけれど無知で無茶を言ってくるところなど。 物語としてよく出来ているというか、型通りに流れていって面白みがあまりないと感じた。 うまいけれど笑えはしない漫才のような。 他の先生の作品のような、ワクワクしながらページを捲る感じは無かったし 誰も幸せになれないラストは寂しいものがある。 それがリアルといえばリアル。
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イソ弁の本條を主人公に、本條がボスから依頼された殺人事件の被告人弁護をベースに弁護士としてあるべき姿とは?というのに葛藤し、弁護に徹するべきか?事件の真相を明らかにすべきか?に迷いつつも事件の真相を選び、その真相を明らかにしたときに残されたものとは?というなかなか深い内容の物語で...
イソ弁の本條を主人公に、本條がボスから依頼された殺人事件の被告人弁護をベースに弁護士としてあるべき姿とは?というのに葛藤し、弁護に徹するべきか?事件の真相を明らかにすべきか?に迷いつつも事件の真相を選び、その真相を明らかにしたときに残されたものとは?というなかなか深い内容の物語でした。 殺人事件の裁判では、被害者にも関わらず、被告人の罪を軽くするために被害者の過去や犯罪歴など、家族にとってはいたたまれない事実が周知に明らかにされ、家族にとっては2度殺されたようなものという意味がささりました。
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久しぶりにこの作家さんの本を読んだ。 相変わらず、面白い。 内容が細かいところまで調べられていて、読んでいて知らないことがわかり面白い。 弁護士の色々な葛藤がわかりやすく描かれていました。 皆さんからの評価が低くて期待してなかったが、よかった。 また別の本も読みたくなりました。
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「人殺しに手を貸す連中も同じ罪を犯したも同じ」殺された家族から考えれば最も。結局、追えば追うほど知らなくてもよかった事実が明るみに出て、底に落とされる。知らなくていいこともある、である。弁護士費用が事細かに記されている。弁護士を利用することはないと思うが、参考になる。 ちなみに「...
「人殺しに手を貸す連中も同じ罪を犯したも同じ」殺された家族から考えれば最も。結局、追えば追うほど知らなくてもよかった事実が明るみに出て、底に落とされる。知らなくていいこともある、である。弁護士費用が事細かに記されている。弁護士を利用することはないと思うが、参考になる。 ちなみに「ダブルフォールト」とはテニスのサーブのことだそう。1回サーブを失敗しても、もう1度打つことが出来る。1回の失敗は許される。
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テニスに関係する話かと思ったら、ダブルフォールトも少々こじつけ気味な新米弁護士の話。 あまり感情移入出来ず、弁護士がこんなに子供で大丈夫なのかと不安になってしまった。
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