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ダブル・フォールト の商品レビュー

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21件のお客様レビュー

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2019/04/01

どこで見かけたのかは忘れてしまったのだけど、購入してから数ページ読んだ状態で積ん読されてました。やっと読みきる事ができて良かった! 法廷のことを何も知らずともどんどん引き込まれてお話を楽しめます。

Posted byブクログ

2019/01/15

若き弁護士の成長物語とでもいいましょうか。 法定で暴かれる殺人事件の被害者の悪行。殺されたのに、被害者なのにと苦しむ遺族。そして、その気持を受け止める被告人の弁護士。

Posted byブクログ

2018/08/22

裁判の細かい描写はためになった。また主人公の迷いも見え、若さも見え、失敗も見えまた成長していく過程は面白かった。 事件のしてはシンプルな事件だったが、後半からの伸びが実に興味深い。被害者側の視点と、加害者側の視点を織り交ぜながら、関わった家族の苦悩もうまく描かれており、所々考えさ...

裁判の細かい描写はためになった。また主人公の迷いも見え、若さも見え、失敗も見えまた成長していく過程は面白かった。 事件のしてはシンプルな事件だったが、後半からの伸びが実に興味深い。被害者側の視点と、加害者側の視点を織り交ぜながら、関わった家族の苦悩もうまく描かれており、所々考えさせられた。 弁護士とはなんなのか。楽しく分かる小説だ。

Posted byブクログ

2018/09/15

人殺しの弁護は、正義なのか?恩人を刺し殺したと自首してきた男。彼は人望ある工場経営者。新米弁護士・本條務は、被告人の弁護を任される。減刑を勝ち取るため、務は被害者の旧悪を調べ上げ、法廷で次々と暴くー。「もうやめてっ!」被害者の娘・香菜が叫んだ。務は悩みながらも、事件の真相を探ると...

人殺しの弁護は、正義なのか?恩人を刺し殺したと自首してきた男。彼は人望ある工場経営者。新米弁護士・本條務は、被告人の弁護を任される。減刑を勝ち取るため、務は被害者の旧悪を調べ上げ、法廷で次々と暴くー。「もうやめてっ!」被害者の娘・香菜が叫んだ。務は悩みながらも、事件の真相を探ると予想外な展開が…。

Posted byブクログ

2018/04/11

2018.04.11読了 ほんとうにつまらないです。 裁判の真実もかなり手垢のついた結末でなんの感慨もなく。 主人公の弁護士 本條務もまったく魅力のないキャラ。 時間の無駄しか感じません。 真保裕一氏の作品とは思えない駄作。

Posted byブクログ

2018/03/26

読みやすいし、弁護士の仕事とか、考えってこんな感じなんだなぁ…と妄想できる。自分も弁護士だったらこういう気持ちに苛まれそう…と、新米弁護士につい肩入れしてしまう。

Posted byブクログ

2018/02/12

弁護士だって人間だから、感情移入したり直視したくないことだってある。でも、エゴで何かを隠してはいけないのかもしれない。それがどんなに傷つくことであっても。 所長はずるいなぁと思いつつ、でも、関わった依頼人の日常をそっと支え続けてきた。それが大事なことなのかもしれない。

Posted byブクログ

2018/01/11

裁判ってのは真実を明らかにする場でなくてはならない。     そこに人の感情はいらない。     真相究明。それが裁判のあるべき姿。     日本の裁判は中世レベルだって揶揄されるほどだから、ほんと一度革新した方が良い。      作品の感想としちゃあ、そりゃあ主人公には何も知...

裁判ってのは真実を明らかにする場でなくてはならない。     そこに人の感情はいらない。     真相究明。それが裁判のあるべき姿。     日本の裁判は中世レベルだって揶揄されるほどだから、ほんと一度革新した方が良い。      作品の感想としちゃあ、そりゃあ主人公には何も知らされずに隠し事をされていたわけだから、そりゃあね……ひどい大人だよ。まぁ、大人は色々あって大変なんだろうけどね。ただ裁判を私物化しちゃあいけないね。

Posted byブクログ

2017/12/27

やっと中堅の法律事務所に就職できた新米弁護士が主人公。 殺人事件の被告人の弁護を任された彼の前に立ちふさがったのは、被害者の娘。 彼女に振り回されながらも、何とか事件の真相にたどり着く。ゆるキャラ的な新米弁護士の成長物語。それでいて、内容はシリアス。 加えて、法廷での弁護士・検察...

やっと中堅の法律事務所に就職できた新米弁護士が主人公。 殺人事件の被告人の弁護を任された彼の前に立ちふさがったのは、被害者の娘。 彼女に振り回されながらも、何とか事件の真相にたどり着く。ゆるキャラ的な新米弁護士の成長物語。それでいて、内容はシリアス。 加えて、法廷での弁護士・検察との証言場面が詳細に綴られ、裁判の情報小説、さらにリーガルミステリーと、ダブルトリプルで味わえるお得感がある。

Posted byブクログ

2017/11/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

中盤までは、弁護士のお仕事を淡々と紹介しているだけのような印象でした。確かに被疑者から胡散臭さは感じられ、この先すんなりと行かないだろうという不安感はありました。しかしそれは本作に限った話展開ではないので、大きな期待感に結びつかず、読み進める大きなモチベーションにあまり繋がりませんでした。 状況が変わったのは、本條の上司・高階が何かを隠しているのではという疑惑が浮上してきたあたりから。きっとその秘密が一度出た判決を大きく揺るがし、大逆転に結びつく秘密なんだろうと思うと、終盤ではありましたが先の展開がとてもとても気になりました。 しかし、結果としてはその期待は半分叶えられ、半分大きく外れました。真実は明らかになりましたが、本條と香奈にとってはひどく残酷で、そして誰一人幸せにならなかったこの結末は、かなり強烈なインパクトがありました。真実を明らかにするという行為が本当に正しいことなのか。そのことについて心に楔を打ち込まれたような感覚です。 本作はそのままエピローグを迎えましたが、弁護士として貴重な経験をした本條が今後弁護士として高階という存在を目標としながらどのように成長していくのかを、もう少し見てみたい気分です。

Posted byブクログ