戦の国 の商品レビュー

冲方丁(著者)

2018/01/27

冲方丁が描き出すセンゴク。織田信長、上杉謙信、明智光秀、大谷吉継、小早川秀秋、豊臣秀頼。冲方史観とでも言うべき人物評価が「センゴク」「へうげもの」と併せて読むと興味深い。

2018/01/04

いろんな作家が一つの戦いをテーマについて書かれている作品、『決戦！』シリーズをまとめたもの。
六人の歴史上人物たちが描かれているのだか、これまでとは違う意外な人物像が読んでいて面白かった 。

2018/01/02

決戦！シリーズから加筆修正されたもの。
古戦場でガイドさんが語る話ぐらいな感じがしてしまった。
冲方丁は短編より長編向きかなー

2018/01/01

司馬史観でもなし磯田史観でもなく或いは時々散見されるトンデモ史観でもない、著者自身が戦国時代を超俯瞰から眺め直し、桶狭間、川中島、本能寺、関ヶ原、大阪城決戦を再分析して得られた作品。その着眼点は戦は道作りと規定し、兵、財、大義、信仰の四宝を持ち合わせ、自己を神とならしめんとするとしている。最近の著者はSF以外に歴史小説への進出が目立ち、これまで読んだものも、優れた着眼点で書かれたものが多かった、今後も楽しみであるし、本職とも思えるSFにも期待できる、アニメ脚本も優れており、日本の万能作家のひとりだ。

2017/12/25

いまいちの切れ味～覇舞謡（織田信長）・五宝の矛（上杉謙信）・純白き鬼札（明智光秀）・燃ゆる病葉（大谷刑部吉継）・真紅の米（小早川秀秋）・黄金児（豊臣秀頼）～天地明察のキレを感じられないのは、短編集だからだろうか？よくドラマで描かれている人物が出てくるからだろうか？残念

2017/12/24

「道」を信長で、「隊形」を謙信で、「戦の滾り」を光秀で、「家康の狡猾さ」を大谷吉継で描いている。
特定の人物を描き出す、と言うよりも、そこで作り出されたもの、思想、感情といったもっと広い視野で描かれている点が、斬新である。
小早川秀秋の裏切りの理由や豊臣秀頼の新たな姿なども、興味深い。

2017/12/10

アンソロジー歴史小説“決戦！シリーズ”から、
沖方氏の作品を集め、加筆修正した連作歴史長編。
キーワードは“道”。
整備された道、行軍の道、流通の道･･･そして運命の道。
・覇舞踊･･･････桶狭間　織田信長→今川義元
・五宝の矛･････川中島　上杉謙信→武田信玄
・純白き鬼札･･･本能寺　明智光秀→織田信長
・燃ゆる病葉･･･関ケ原　大谷吉継→石田三成、徳川家康
・真紅の米･････関ケ原　小早川秀秋→豊臣秀吉、徳川家康
・黄金児･･･････大阪城　豊臣秀頼→徳川家康
それぞれ、相手を見つめながら運命の道を歩む。
それは、勝利か？死か？
各主人公が従来の見方から変わる、
人間ドラマのような作品でした。

2017/11/29

『決戦！～シリーズ』6作。
長編じゃないので自分自身の盛り上がりに欠けるけど、それでもやっぱり面白い。
秀頼なんて名前聞くだけで泣けてくるわ。

2017/11/27

小早川秀秋、少し好きになった。
一番好きだった物に命を奪われるなんて悲しいけどあのシーンドラマチックだなって思う。
家康くん、その手段はやめてあげて。。

朝鮮出兵で行かされた方と、本国に残った方の意識がこんなに違うんだ。ひもじさ+切ったはったに対して、茶会(^o^)　そら清正怒るわ。

奴隷貿易は止めようとしてくれた？秀吉が朝鮮出兵決めたのなんか違和感がある。戦争＝口減らしか。納得。

敵なのにみんな家康に一目置いていて、家康少し好きになりそうになった。
大谷吉継まで・・なんかちょっと三成不憫。

2017/11/21

決戦！シリーズは忠臣蔵以外全部読んでるけど、時系列順にまとめて読むとまた違った感じ。
晴景、景虎兄弟がやはり好き。
余談だが図書館でいつも決戦シリーズに混じって激動！東京五輪という本が置かれているのウケるw