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これが人間か 改訂完全版 の商品レビュー

4.6

21件のお客様レビュー

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2025/01/08

メモ→ https://x.com/nobushiromasaki/status/1876980262111977574?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw

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2024/07/02

事実は小説より奇なりというが、想像を絶する体験談 証言として自分が見聞きしたものしか記述せず、そこに意見もほとんど載せなていない、淡々とした灰色の文章 終わりという名の希望にさえ光が見えなかった 1973年、改訂版に収録された若い読者に答えるはラーゲルから28年後、収容所は世界...

事実は小説より奇なりというが、想像を絶する体験談 証言として自分が見聞きしたものしか記述せず、そこに意見もほとんど載せなていない、淡々とした灰色の文章 終わりという名の希望にさえ光が見えなかった 1973年、改訂版に収録された若い読者に答えるはラーゲルから28年後、収容所は世界各地にあった 2024年 まだある

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2024/05/13

かれらは人間ではない。 そこには一日に何万も の人間を焼く焼却炉が あった。 三才の少女エミーリア が、 好奇心に溢れ朗らかで 見えっぱりで頭のよい 少女が、 一顧だにされずガス室 に送られて、 呆気なく殺されていく。 活発な少女の姿が幼き 日の娘の面影と重なり、 胸...

かれらは人間ではない。 そこには一日に何万も の人間を焼く焼却炉が あった。 三才の少女エミーリア が、 好奇心に溢れ朗らかで 見えっぱりで頭のよい 少女が、 一顧だにされずガス室 に送られて、 呆気なく殺されていく。 活発な少女の姿が幼き 日の娘の面影と重なり、 胸が塞がりました。 体験した者にしか綴れ ない貴重な記録書です。 戦争がもたらす悲劇を 心に深く留めて・・・。

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2023/05/06

第76回アワヒニビブリオバトル「あかし」で紹介された本です。オンライン開催。チャンプ本。 2021.06.20

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2023/01/31

私はまだまだ知らない物事が多すぎるな、と痛感した。 そのあまりの壮絶さに圧倒されながら長い時間をかけて読み終わり、訳者解説で筆者が自死で最期を遂げていることを知って愕然とした。 いつかまた読み返すと思う。

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2023/01/10

アウシュビッツの記録として「夜と霧」という映画があり、それを観た後で呼んだので、内容が勝手に脳内で映像化されて、メンタルにきつかった。気軽が気持ちで読んじゃダメなやつだった。著者の方が自殺されたことを知って、さらに追い打ち…

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2022/11/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人間の生死を他人が勝手に決めて殺していく状況に心の底からおぞましさを感じた。「選別」によって死を決定された者の描写があまりにも苦しかった。 ろくに栄養もなく、体力がなく、ものを正常に考えられない状況で、自分の死を宣告される。著者は、あまりにも疲れ切っていて、絶望などという感情も感じなくなったと記述している。 著者の言うように、彼らは逃げようとか、最後に反乱を起こして逃亡のチャンスをつくるだとか、そんな力はもうどこにも残っていなかったのだろう。 自分の身近な者の生死が不明、またはすでに死んでしまっている人が多い状況で、生きようとする本能は極限まで弱まっていたに違いない。 何らかの思想・信仰をもつものは、生き残った者が多かったという記述があった。著者自身に特に信仰はないが、文学作品の内容を思い出し、生きようという意志が奮い立ったという描写がある。 「物語の力」は本当に強い。 人間の逆境から這い上がる燃料にもなり、逆に、いとも簡単に人間を悪の道へと向かわせることもできる。

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2022/09/05

タイトルの「これが人間か」が疑問の投げかけなのか、納得の言葉なのか。 アウシュヴィッツ生還者(こういう表現が適切か不明だが)のレーヴィが感情を極力抑えて、一種の記録資料として後世のために書いた作品。思い出すだけで血が凍るという表現が文中にあるように、彼がどれだけの苦しみを味わい...

タイトルの「これが人間か」が疑問の投げかけなのか、納得の言葉なのか。 アウシュヴィッツ生還者(こういう表現が適切か不明だが)のレーヴィが感情を極力抑えて、一種の記録資料として後世のために書いた作品。思い出すだけで血が凍るという表現が文中にあるように、彼がどれだけの苦しみを味わいながら本書を完成させたのか、想像は到底できない。 最後にある若者からの質問への回答に、彼の人間性がよく伺える。 必読書。

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2022/07/06

アウシュヴィッツは終らないの 改訂完全版ということですが その本は読んだ事がありませんが アウシュヴィッツから 生還した 著者が書いた本というので 読んでみました。 ラーゲルと いう 言葉を 見ると シベリア抑留についての内容を思い出しましたが かなり似ています。 劣悪な状況の...

アウシュヴィッツは終らないの 改訂完全版ということですが その本は読んだ事がありませんが アウシュヴィッツから 生還した 著者が書いた本というので 読んでみました。 ラーゲルと いう 言葉を 見ると シベリア抑留についての内容を思い出しましたが かなり似ています。 劣悪な状況の中 著者はどうして 生きて出られたのか。 収容所の中では 誰もが 非人間的になると 書かれていました。 勿論 収容されてる人に 体罰などを加える人達は 非人間的ですが 収容されてる人達も 非人間的になると。 非人間的というと 悪者というイメージですが 収容されて 希望もなくなり 飢えと寒さなどに 襲われていき人らしい 心を失っていく。 この冬一番の寒さと言われる日でも 私達には 暖かい食事や 服があります。 だから 収容されていた 人達がどれほど過酷だったかは想像するしかできませんが 生きるか死ぬかの 境目は 収容所の中では 予測不能です。 著者は 最後伝染病になり 多くの仲間が移動していくけど 置いていかれた から 寒い中死なないでいられた。 つらかったでしょうけど  こうして 何があったかを 記録に残してくれて 良かったです。 さらっと 読んでしまいましたが また ジックリ再読したい本の一つになりました。

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2022/05/22

追体験をしてしまった。だから読んでいて苦しかった。だからなかなか読み進めなく、読了まで時間がかかった。もし自分なら、気が狂って暴れて射殺されるか、高圧電線に自ら飛び込んでいたか......生きていたくない、絶対に。しかし、現在でも絶滅収容所とまではいかなくとも、独裁国家では人権を...

追体験をしてしまった。だから読んでいて苦しかった。だからなかなか読み進めなく、読了まで時間がかかった。もし自分なら、気が狂って暴れて射殺されるか、高圧電線に自ら飛び込んでいたか......生きていたくない、絶対に。しかし、現在でも絶滅収容所とまではいかなくとも、独裁国家では人権を無視した収容については枚挙に暇がない。日本だって入管では外国人に対して人権を無視した扱いが行われている。憲法を変えられてしまったら、国民に対しても牙が向けられるのは自明な気がする。まずは選挙で戦わなくては!

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