蚤とり侍 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
なんでこんな短編が映画化されたんだろうってよくよく調べると数本をセットにして映画化したというので納得。ただ、セット内容がどれも強烈な下ネタ揃いで映画大丈夫だったのか?とちょっと心配になった。まぁ観ませんけどね笑 本のタイトルは「蚤とり侍」だが、実際は短編集で落ちぶれたお侍さんを主人公とした物語が紡がれていて、どれも短編ながら十分に唸らせらる粒ぞろいで、どっちか言うと表題の「蚤とり侍」以外がすべて面白かった。江戸末期はお侍さんにとっては完全な氷河期で大変だっただろうなと思いを馳せながら読んだ。
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江戸時代の面白職業の人たちの、笑いあり涙あり、怒り殺人ありの人生短編集。 正直者は馬鹿を見る、で殺されたり、一方では出世後も義理を果たした良い人生だったりと、実に様々な人物の生き方。痛快ではない。むしろ切なくじんわり憤りを覚える。 300年前の翻弄されながらも生ききった先輩方に敬...
江戸時代の面白職業の人たちの、笑いあり涙あり、怒り殺人ありの人生短編集。 正直者は馬鹿を見る、で殺されたり、一方では出世後も義理を果たした良い人生だったりと、実に様々な人物の生き方。痛快ではない。むしろ切なくじんわり憤りを覚える。 300年前の翻弄されながらも生ききった先輩方に敬礼。
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映画を観た後に原作が気になって、読みました。 時代小説はほとんど読んだことがなかったのですが、面白くてあっという間に読み終えました。
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時代小説は ほぼ限られた作家しか手にしない 山本周五郎 藤沢周平 澤田ふじ子 池波正太郎 … かなり偏っているなぁ と自分でも思ってしまう 小松重男さん 初めて手にする一冊 昨年、行きつけの名画座に映画を観に行った時に この「蚤とり侍」を予告編で観た 映画は何となく行きそびれて...
時代小説は ほぼ限られた作家しか手にしない 山本周五郎 藤沢周平 澤田ふじ子 池波正太郎 … かなり偏っているなぁ と自分でも思ってしまう 小松重男さん 初めて手にする一冊 昨年、行きつけの名画座に映画を観に行った時に この「蚤とり侍」を予告編で観た 映画は何となく行きそびれてしまった 先日、書店の本棚の一冊の「背表紙」が 目に留まった ちょっと と 思って 読みだしたけれど いゃあ これは これは 取り上げる 侍(主人公)たちの なんと魅力的なこと 剣豪ではない うだつの上がらない その人物が なんとも愛おしく 描かれる 映画「蚤とり侍」 あぁ 見落としたなぁ と 改めて思っている
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江戸の町って実際はどんなとこだったのかなあと思いながら読んだ。 お家が無い人たちの仕事(?)のバラエティーが凄すぎる。 理不尽というか、気の毒な話もあって、なかなかお得な一冊でした。
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表題作は、落語でもお馴染みの猫の蚤とりを題材にしたものだが、こんな艶っぽい商売だとは思わなんだ。初読みの作家だが、江戸の貧乏暮らしを上手く描いていて、とても楽しみながら読了。
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短編集。映画化されているとのことで読んで見ました(映画は見てませんが)。江戸時代の女性の強さ、女性もそうですが文化として自由奔放さを感じ、そして職業的な厳しさも。こう言った職業もあるのね〜とかその時代の職業、時代の様子も紹介され、堅苦しくないこともあって楽しく読み終えました。そこ...
短編集。映画化されているとのことで読んで見ました(映画は見てませんが)。江戸時代の女性の強さ、女性もそうですが文化として自由奔放さを感じ、そして職業的な厳しさも。こう言った職業もあるのね〜とかその時代の職業、時代の様子も紹介され、堅苦しくないこともあって楽しく読み終えました。そこがうまさかなのかなあ。映画も面白いんじゃないかなあ。
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映画化ということで興味を持ち手に取りました。 長編小説だと思ったら短編集だったのでちょっと拍子抜けでした。 江戸時代の様々な職業が出てきますが、 今では考えられないような仕事が沢山ありユニークな時代でも あったのかなと思いました。 時代小説なので少し読みづらいかと思いましたが、...
映画化ということで興味を持ち手に取りました。 長編小説だと思ったら短編集だったのでちょっと拍子抜けでした。 江戸時代の様々な職業が出てきますが、 今では考えられないような仕事が沢山ありユニークな時代でも あったのかなと思いました。 時代小説なので少し読みづらいかと思いましたが、 べらんめえ口調があったり、言い回しが古風だったりして 独特な表現があって多少分かりずらいところもありましたが思っていたよりも読みやすかったです。 近年になりやっと女性が社会進出してきて 男女が平等になりつつと思っていましたが、 ここに登場する女性は今の時代の女性よりも 鼻っぱしが強くて、男性も丸め込んでしまう潔さがあり 吃驚してしまいます。 こうゆう女性が粋な女性なのかもしれないですが、 その相手の夫になる人達は肩身が狭い思いをしているので少し可哀想な気もしました。 どの時代にもこのような人がいるかと思いますが、 夫に隠れず堂々と色恋沙汰をしているのには驚きです。 それぞれの短編にはオチがついて面白くてクスクスと 笑えるものもありますが、「年季奉公」はそんな事がなく悲しい結末でこうゆう庶民の人の方が多いのかなと 想像してしまいました。 たまにはこのような時代小説で現実からとことん離れた時代を楽しみながら読んでみるのも良いかと思いました。 個人的にはもう少し現代言葉で書かれていると 読みやすいですが。
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面白かった。 映画はまだ見ていない。 短編集でどの話の主人公も、頼りなげでありながら何か持ってる筋の通った話だった。 年季奉公はつらかった。この話だけ後味が悪かった。 時代小説もいろんな作家さんを通じて、知らない風景に出会える面白さがある。 初めての作家さんの本を手にする...
面白かった。 映画はまだ見ていない。 短編集でどの話の主人公も、頼りなげでありながら何か持ってる筋の通った話だった。 年季奉公はつらかった。この話だけ後味が悪かった。 時代小説もいろんな作家さんを通じて、知らない風景に出会える面白さがある。 初めての作家さんの本を手にするのに、結構勇気がいる方だが、うまくいけば違った楽しみを見つけることができることを知った。 【追記】 映画を観てきました。 少し驚きました。短編のそれぞれの登場人物が一緒に登場して、しかも知り合いになってしまっていて…でも、それがとても面白かったです。 間違っていることは間違っていると、誰に向かってでも正々堂々と言える強さに感動しました。 子育ての中で、よく繰り返したのが「してはいけないことはしてはいけない」(関西弁で「したらあかんことはしたらあかん」)「自分がされて嫌なことは人にするな」でした。 いうのは簡単なことだと、自分を振り返って恥ずかしくなりました。 毎日の生活の中で繰り返される日常を、もう少し丁寧に過ごしてみようと思いました。
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ハッピーエンドが続いた後、最後の話は主人公が亡くなってしまい、チョッと残念でした。 「鰈の縁側」は畑中さんの「ちょらちょら」に出てきたはなしですね。畑中さんのほうの参考文献にこの話は載っていなかったので、話し自体が史実なんでしょうね。
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