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東京近江寮食堂 の商品レビュー

3.5

39件のお客様レビュー

  1. 5つ

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2018/05/25

めちゃくちゃ泣かせるところはあった。ゲイカップルの話。すげえよかった。 反面、通俗的すぎて白けるところもあった。老人を神聖視し過ぎてしまうというのはよくあるパターンだけど本作もその穴にはまってしまっている。ゲイに寛容で外国人旅行者にも理解があって、そんな老人いないわ。いや、実際い...

めちゃくちゃ泣かせるところはあった。ゲイカップルの話。すげえよかった。 反面、通俗的すぎて白けるところもあった。老人を神聖視し過ぎてしまうというのはよくあるパターンだけど本作もその穴にはまってしまっている。ゲイに寛容で外国人旅行者にも理解があって、そんな老人いないわ。いや、実際いたらすごく嬉しいし、物語の中にだけでも存在してくれるのは大きな希望なんだけどね。あまりに「お話」の中で都合が良すぎて。もう少し癖があったり嫌なところがあったりするとありがたいのだけど。 あと社長と旦那は男女の関係になってないとリアルじゃないと思うんだけどなー。 なんというか、悪意というものに鈍感すぎるのよ 著者は。いい話が好きなんだろうけど。闇がないと光は際立たないのよ。平凡だけど、へいぼんなところをきっちり決めてもらいたいのよ。

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2018/05/02

滋賀県出身の地味な主人公 ぱっとしない人生 でも 変わっていく 東京の近江寮で おばちゃんの友情もいいもんだ ≪ まず食べよう それから悩み 進んでく ≫

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2018/01/31

アラ還、チビ、ポッチャリの主人公・妙子は、10年前に蒸発した夫を探して滋賀から東京へ。縁あって住み込むことになったのが近江寮食堂。 学生寮を想像していたら、滋賀県出身者の集まるシェアハウスみたいなところ。絶望的に不味い料理を出していた管理人・安江に代わり、腕に覚えのある妙子が入...

アラ還、チビ、ポッチャリの主人公・妙子は、10年前に蒸発した夫を探して滋賀から東京へ。縁あって住み込むことになったのが近江寮食堂。 学生寮を想像していたら、滋賀県出身者の集まるシェアハウスみたいなところ。絶望的に不味い料理を出していた管理人・安江に代わり、腕に覚えのある妙子が入居者の食事を作る。 決して人づきあいのよくない妙子が作る数々の料理は、どれも素朴でぬくもりを感じます。どん底の気分でも、美味しいごはんがあれば救われる。 安江の姑で少しボケ気味のヨシ子さんの言葉に涙が出そう。地方出身者が集うこんな場所、行ってみたい。

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2018/01/03

題名に惹かれて手に取った初めての作家さん。 途中ではイヤだなと思った人も 読み終わる頃には それぞれの良さがじわっと伝わって みんな いい人たちと思える。 近くにこんな寮があったら わたしもごはん食べに行きたいなぁ。

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2017/12/31

何を食べたかよりも、誰とどんな思いで食べたかのほうが大事な気がする。 うんちくが主張しすぎて、登場人物の誰にも感情移入できなかったのが残念‥

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2017/12/29

寺島妙子、太めのおばちゃん。 滋賀県で病院職員として働いてきた。 定年退職を前に、ひと月の休暇を取って東京へ。 周りには、友達と旅行に行くと言ったけれど、実は、10年前に失踪した夫を探すため。 音沙汰なかった夫から、この夏に葉書が届き、消印が本郷だったのだ。 上京早々、財布をなく...

寺島妙子、太めのおばちゃん。 滋賀県で病院職員として働いてきた。 定年退職を前に、ひと月の休暇を取って東京へ。 周りには、友達と旅行に行くと言ったけれど、実は、10年前に失踪した夫を探すため。 音沙汰なかった夫から、この夏に葉書が届き、消印が本郷だったのだ。 上京早々、財布をなくした彼女は、拾ってくれた鈴木安江が管理人をつとめる、滋賀県公認宿泊施設、「東京近江寮」に滞在して、賄いをしながら夫の手がかりを追う。 主張し過ぎない(ここ大事)人情が心にしみる。 妙子と安江のおばちゃん同士が友情を育んでいく過程もいいし、寮の滞在客もそれぞれの人生がある。 夫の失踪を後ろめたく感じて周囲に壁を作っていた妙子もしだいに変わっていくのだ。 がんと戦うパートナーを支える池花さんたちから命の意味を学び、安江の姑(まだらボケ)ヨシ子さんから食べることの大切さを学んだ。 飲食店を何軒も経営する、嵐皮(あらしかわ)社長からは、夫との関係を振り返るヒントをもらう。 妙子と夫の秀一は、夫婦で近江の郷土料理の店「江州(ごうしゅう)」を営んでいたが、大きな赤字を出してたたんでしまう。 そこに夫婦が抱えた思いは別のものだったことを、妙子はやがて気づく。 秀一も気づいただろうか。 10年が意味のあるものに変わる事を願う。 ちょっと重いエピソードを明るくしてくれる安江さんのキャラクターが貴重。

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2017/12/08

初読の作家さん。表紙のおにぎりが美味しそうで手に取りました。優しくて、おいしくて、せつない、いいおはなしでした。旦那さんの10年も作品にならないかなぁ。

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2017/11/05

いつも行く本屋でずっと平積みになっていたので なんとなく買ってみた 人情2時間ドラマっぽい感じかな キャストを考えると楽しいし、いいドラマになりそう

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2017/10/21

10年前に消息を絶った夫を探しに東京へやってきた定年間近の妙子。ひょんな事から谷中の宿泊施設で食事を作り始め、その料理が周りの人達へ影響を与え、そして妙子自身にも大きく影響する事になった。食事を通した人と人との繋がり、温かさがとても印象に残った。

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