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若草物語 の商品レビュー

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13件のお客様レビュー

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2024/02/15

ファンタジーかよ!っていうね 日本語で言うところの幻想小説かよ!っていうね 四姉妹が良い子すぎてもうファンタジーですわ それに比べてうちの三姉妹ときたら! いや、待て待て うーん、でもそうかー 父親わいやもんなー そりゃあマーチ家の四姉妹のようにはならんわなー よし!今か...

ファンタジーかよ!っていうね 日本語で言うところの幻想小説かよ!っていうね 四姉妹が良い子すぎてもうファンタジーですわ それに比べてうちの三姉妹ときたら! いや、待て待て うーん、でもそうかー 父親わいやもんなー そりゃあマーチ家の四姉妹のようにはならんわなー よし!今からでも遅くない、わい牧師になるわ(マーチ家のパパは従軍牧師) あれな、トヨタのミニバンな(それはヴォクシー) はい!というわけで『若草物語』ですよ 1868年の作品、今から150年くらい前ですよ 相変わらずビビりますね 150年前でこんな面白いか えーと、先日書評家の斎藤美奈子さんの本を2冊読んでどちらもすごい面白かったんですが、面白かったー言うだけで紹介されていた小説を一冊も読まないのは美奈子さんに対して失礼やんと思って手に取ったのが本作『若草物語』でした 話の筋はなんとなく分かってましたが、あらためてすんばらしい少女小説でしたね そして新訳がすんばらしく読みやすかったです さすが光文社!やるぅー お話しの中身については散々語り尽くされているのでまぁいいとして(出た)自分としては素直に受け取ろうよ!って思います そして『若草物語』は四部作!続きも読みたいけど古典新訳文庫にないんだよなー できることならこのまま麻生九美さん訳で読みたい!頼んだよ光文社!

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2023/09/08

中高年男性はお呼びでないと思うので、私の評価は参考にならないと思います。 序盤の200ページくらいまでは「人生の残り少ない読書時間をこれに費やすべきなのか」と思って読むのやめようか迷った。 同居人に激励(?)されたり、『細雪』の10年前と思えばよいのではないかと自己暗示したりして...

中高年男性はお呼びでないと思うので、私の評価は参考にならないと思います。 序盤の200ページくらいまでは「人生の残り少ない読書時間をこれに費やすべきなのか」と思って読むのやめようか迷った。 同居人に激励(?)されたり、『細雪』の10年前と思えばよいのではないかと自己暗示したりして読み進めたら、途中からは快調に読めた。 というわけでそれなりに面白かった。でも続編は読まないと思う。ネタバレを聞いてしまったので、怖くてとても読めない。

Posted byブクログ

2023/02/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

Kindleで読んだ。 メグ、ジョー、ベス、エイミー。感性豊かで個性的な四姉妹と、南北戦争に従軍する父親に代わり、家を守る堅実な母親との1年間の物語。隣家のローレンス氏や少年ローリーらとの交流を通し、少女たちは大人に近づいていく――。 小学生ぶりに読んだけど、内容は全然覚えてなかった…。 19世紀(1800年代)後半のアメリカが舞台で、作者の自叙伝的な作品だそう。 個性的な4姉妹の中では次女のジョーが好き。 “「あたしはいつだっておかしなことを見つけて、元気になれるんだ。さあ、愚痴をこぼすのは止めて、陽気な顔で家に帰ってくるのよ、ね!」” お母さんも素敵なのよ…。子供たちに体験させて導くところは見習わなきゃなど思う。 好きなエピソードは、庭に花を植えるところ。 庭を4分割するんだけど、それぞれ全然違う花を植えて個性が出てて素敵だった。 従軍牧師として戦地にいた父が病状急変との電報がきて、母は父の元へ。 少しして三女のベスも病気になり、、母親不在のなか頑張る皆がかっこよかった。 そしてクリスマスに父が帰ってきた…! 泣けた~!! 1年前のクリスマスから始まった物語が素敵に終わって良かった。 続編も読もうかな。

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2022/05/19

懐しいお話でした。 昔、といっても子供の頃のことですが。子供の頃とは、読み方が違ってきますね。 まだ第1部のみなので、続きを読みます!

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2022/04/18

4人の姉妹と母という女だらけのほのぼのした日常がなんとも微笑ましい。女だらけの家の母親なら普通、「娘たちをいい生まれの男に嫁がせて貧乏生活から脱却」するために動くはずだが、マーチ夫人は素晴らしい人間で、娘たちの幸せを願う人徳者である。よって社交界と関わるようなドロドロした展開には...

4人の姉妹と母という女だらけのほのぼのした日常がなんとも微笑ましい。女だらけの家の母親なら普通、「娘たちをいい生まれの男に嫁がせて貧乏生活から脱却」するために動くはずだが、マーチ夫人は素晴らしい人間で、娘たちの幸せを願う人徳者である。よって社交界と関わるようなドロドロした展開には全くならず、安心して読めました。 最も印象的なシーンはローレンス氏がベスのために大切なピアノを贈るシーン。ベスの善行が彼の心を動かしたのだが、こんなに美しい話はない。電車で読みながら泣きそうになりました。 それにしても天路歴程ごっこって(笑)。自分も天路歴程は好きなので好感が持てました。

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2022/02/05

米南北戦争の時代のホームドラマ。従軍し不在の家庭、四姉妹の成長とそれを支える母の敬虔な物語。個性溢れる姉妹と隣人たちのやがて思いやりの気持ちが固い絆となっていく。古い著作だが色褪せないところがあり読み継がれていくのだろう。2022.2.5

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2021/08/29

感性、個性豊かな4姉妹の一年の物語にして作者の自伝的小説。 中盤はやや中だるみ感があるが、第15章、電報あたりから一挙に緊迫し、その後のハッピーエンドまで一挙に読ませてくれる。 まず、四姉妹の性格や闊達さに惹かれる。そして家族は愛情に包まれ、読み手まで優しい気分にさせられる。父親...

感性、個性豊かな4姉妹の一年の物語にして作者の自伝的小説。 中盤はやや中だるみ感があるが、第15章、電報あたりから一挙に緊迫し、その後のハッピーエンドまで一挙に読ませてくれる。 まず、四姉妹の性格や闊達さに惹かれる。そして家族は愛情に包まれ、読み手まで優しい気分にさせられる。父親が不在の設定も、帰宅するハッピーなエピソード以外においても、母親の子供に注がれる愛情や毅然とした考え方を際立たせるうえでも功を奏していると感じた。いい人ばかりではなく、マーチ伯母のようなやや悪役キャラの存在も必要ですね。 帰った父親が四姉妹の成長を要約してくれるシーンは感動ですね。 150年前の超有名な小説なだけに時代背景にも興味が起きるが、開設でふんだんに記述されており、大変興味深く読んだ。 第4部まであるエピソードだが、この新約で読みたいと思う。 全くの余談だが、解説の中で日本語は他の言語に比べて変化のスピードが早いと書かれていた。この物語は明治維新に書かれたと言うが、例えば不思議の国のアリスの原文を読む機会があって今の言葉とそんなにも変わらないことに違和感を感じた。日本の文学は昭和初期でさえ文体がかなり今とは異なると感じるのは日本語特有なものなのだと得心した。

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2021/06/10

「過ちを改めさせるのに、わたしならそういう方法は取りません。でも、もっとおだやかな方法だったらあなたのためになったかしら。あなたはこのごろうぬぼれが強くなってきていますよ。直すのにちょうどいい機会です。あなたにはいろいろな才能もあるし、長所もたくさんあるけれど、それを見せびらかす...

「過ちを改めさせるのに、わたしならそういう方法は取りません。でも、もっとおだやかな方法だったらあなたのためになったかしら。あなたはこのごろうぬぼれが強くなってきていますよ。直すのにちょうどいい機会です。あなたにはいろいろな才能もあるし、長所もたくさんあるけれど、それを見せびらかす必要はないでしょう。うぬぼれたら、どんなにすぐれた才能も台無しになってしまいますから。本当の才能や美点は、遅かれ早かれ人の目に留まるものです。それに、たとえ見過ごされたとしても、自分にはそういうものがあるのだと自覚して、それを活用していると分かっていれば、その人は満足だろうし、なによりも謙虚であることほど人の心をひきつけるものはありませんからね」p 158 母 ピューリタン的な価値観なのかもしれないが、自分らが貧しくても他人を救うとする心構えはとても眩しい。 彼らは自分の得意で成功して幸せを掴もうするが、すでに彼らの日常が素晴らしいほど幸に満ち溢れているという対比構造もいい。 結婚することが既定路線であり幸せであるこの時代において、女性だらけの空間で彼女らが自らの手で生きていこうとする女性の強さも感じる。

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2021/03/19

一人っ子の自分としてはうらやましく、理想的な四姉妹の物語。朴訥で純真な四人の物語が瑞々しく書かれていて、今の時代だからこそ、こんなにも美しくて儚い女の子という存在に憧憬を抱かずにはいられません。生活は貧しくても心は豊かに。格差社会ともいえる今の時代にも響く教訓は、今一度、自分にと...

一人っ子の自分としてはうらやましく、理想的な四姉妹の物語。朴訥で純真な四人の物語が瑞々しく書かれていて、今の時代だからこそ、こんなにも美しくて儚い女の子という存在に憧憬を抱かずにはいられません。生活は貧しくても心は豊かに。格差社会ともいえる今の時代にも響く教訓は、今一度、自分にとっての幸せとはなにかと思いを巡らせてくれるものでした。慎ましくありたい、女性として確たるアイデンティティをもちたいと思う人には、共感できるところがたくさんあると思います。

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2020/07/21

映画に魅了され、読破。ワクワクしっぱなしだったし、お母さんの名言多しで、150年?たっても色褪せない宝物の一冊になった。もっと早く出会えてたらなあ。マーチ姉妹大好きだ。続編も読みたい様な、読みたくない様な…

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