サービスデザインの教科書 の商品レビュー
色々な本を読み 点と点がつながりつつある際に読んだ本。 何周かしないと定着まで辿り着けないが 教科書という表現は適切な一冊。 バイブルとして行き詰まったら読み返したい。 これらの本に共通するのは、カタカナ英語が多いこと。 日本語としての適切な単語のチョイスと、 英字表現の辞...
色々な本を読み 点と点がつながりつつある際に読んだ本。 何周かしないと定着まで辿り着けないが 教科書という表現は適切な一冊。 バイブルとして行き詰まったら読み返したい。 これらの本に共通するのは、カタカナ英語が多いこと。 日本語としての適切な単語のチョイスと、 英字表現の辞書のような補足もあると、双方の定着につながるからなお良いと思った。
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サービスデザインについて、サービスとデザインがそれぞれ何かから、サービスデザインがどのような考えのもと進められるかよく纏まっている本。一方で、事例や具体的なプロセスの記載は少なめ。
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■デザイナーマインドとは ①不確実性や曖昧さを受け入れる ②ユーザーに共感を寄せる ③五感を駆使する ④遊び心を持って取り組む ⑤複雑性から新たな意味を創りだす ■サービスデザインの6つの特徴 ①文脈 ②期待成果 ③共創戦略 ④利用体験 ⑤舞台裏 ⑥生態系
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サービスやデザインという言葉の意味を再定義するところから始まった。 生活に不自由がなくなった現代では、企業が顧客に対して価値を提供するというサービスから、企業と顧客が共に価値を創造する(共創)サービスへと進化。 共創までの道のりをデザインする作業はとてもクリエイティブだ。本書には...
サービスやデザインという言葉の意味を再定義するところから始まった。 生活に不自由がなくなった現代では、企業が顧客に対して価値を提供するというサービスから、企業と顧客が共に価値を創造する(共創)サービスへと進化。 共創までの道のりをデザインする作業はとてもクリエイティブだ。本書にはサービスデザインの手法もいくつか紹介されており、目指したいサービスや段階等に応じて使い分けられるようになっている。 これからどのようなサービスにも必要な概念になることは間違いないので、しっかり学び実践したい。
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「DX」や「IoT」などのデジタル化に関する言葉とともによく聞くようになった「サービスデザイン」という言葉。わかるようでわからない、サービスデザインについて背景から今後の展望までがわかる教科書のような一冊。 「サービス」と「デザイン」に分けて紹介されたのちに、海外での事例を取り...
「DX」や「IoT」などのデジタル化に関する言葉とともによく聞くようになった「サービスデザイン」という言葉。わかるようでわからない、サービスデザインについて背景から今後の展望までがわかる教科書のような一冊。 「サービス」と「デザイン」に分けて紹介されたのちに、海外での事例を取り上げながらどういう流れで成り立っているのか詳しく書かれている。基本的な流れとしては、「①観察やインタビューを通じて課題を発見→②そのサービスや組織として目指したいビジョンを定義→③②を実現するアイデアを展開→④実現するためのプロトタイプ作り、そして実行」というステップは、今までの商品開発の流れともそこまで変わらなそうだけれども、特に①と④に重きを置かれている点が特徴的。サービスデザインという概念がイタリアが発祥なだけあって、ヨーロッパの事例がすごく多かった。 印象的だったのは、今までは完成したモノに対して対価を払う仕組みだったのに対して、サービスを使用する側が実現したい体験、未来に対して、作り手と一緒に創造していくという概念であること。今まで技術の革新で成り立っていたビジネス構造からの視点の違いが大きい。だからこそ結果がすぐ現れなくて評価しづらかったり、今までの組織の中で風当たりにも遭いやすいのかと思った。 今までの取り組み方とは違うからこそ、デザイナー以外の人も考え方、取り組み方の変化を受け入れる姿勢が必要だと思う。日本は道のりが遠そう…。
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## サービス - - 価値提供のモデルは、グッズドミナントロジックからサービス・ドミナント・ロジックになった。 - 個人や組織が、その能力を他の個人や組織の便益のために用いること=サービス - 単なる機能価値の提供から、感情価値・社会価値の提供とより高次な価値の提供へ広がった。...
## サービス - - 価値提供のモデルは、グッズドミナントロジックからサービス・ドミナント・ロジックになった。 - 個人や組織が、その能力を他の個人や組織の便益のために用いること=サービス - 単なる機能価値の提供から、感情価値・社会価値の提供とより高次な価値の提供へ広がった。 - その結果、ただ奉仕する(サーブする)ではなく、共に価値を創る(共創)構造が生まれた。一緒にミッションに向かって共犯者になってもらい、巻き込む。ex. Apple信者、IKEAの組み立ては自分で。 ## デザイン - 厄介な問題を解決するのがデザイン。厄介な問題は10の特性がある。これらの問題の特性を踏まえて、だからこそどうする、という対策が必要。※これは問題の持つ要素なので、この要素を踏まえて対応することが必要(直接解決しに行くものでもない) 1. 問題を定式化できない 2. 解決を判定する規則がない 3. 解決策に問えるのは、真偽ではなく、良いか悪いかだ 4. 解決策の効果を確実に評価できるタイミングはない 5. 解決は常に一度限りのもの 6. すべての解決策を書き尽くせず、許容範囲も確定できない 7. すべての問題は本質的にユニークである 8. すべての問題は別の問題の兆候とみなせる 9. 問題をどう捉えるかは、様々な方法で説明できる 10. 解決者は間違うことが許されない ## サービスデザイン - SDロジックを踏まえると、サービズデザインは6つの要素で整理できる。この要素を各サービスに対して整理することで、サービスのカタチが理解出来、新しいことを考えられるようになる。 - 文脈 - 期待成果 - 競争戦略:基本的にサービスの与える価値は、活動の負担軽減(relieving)or新しい活動の機会付与(enabling)のいずれか。 - 利用体験 - 舞台裏 - 生態系 - 組織の状態に合わせて、サービスデザインを何から始めたら良いかは異なる。図のように、サービスデザイン
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近年のマーケティング論では、企業が提供するものの有形無形の違いを問わず、あらゆる事業の目的は、顧客の成果を顧客とともに生み出すことと考える。 Appleの店舗は、使用価値を想像するリハーサル空間 ・G-Dロジック:有形の財中心のマーケティング、企業が価値を生み、それを消費者に...
近年のマーケティング論では、企業が提供するものの有形無形の違いを問わず、あらゆる事業の目的は、顧客の成果を顧客とともに生み出すことと考える。 Appleの店舗は、使用価値を想像するリハーサル空間 ・G-Dロジック:有形の財中心のマーケティング、企業が価値を生み、それを消費者に与えるという考え方 ・S-Dロジック:消費者が財を使用することによって生み出される価値に焦点がある 価値提供と価値共創の違い ■価値共創とはどういうことか。 ある共通の目標の達成のために、プロバイダーとユーザーの双方からの強い関与が引き出される ■4つの強み ・成果志向:利用を通じて生み出される価値や結果を求めている ・持続的な接点:購買後も使用価値を高め、生み続ける様々な支援を行うことで、企業は顧客の価値創造の文脈やプロセスに深く関与し、インタラクションが持続する ・多様な文脈への関与:顧客の財の使用に積極的に介入すると、様々な顧客の財の異なる使い方や場面の違いに出会う。多様な文脈への参入が市場拡大と協業機会を生み出す ・顧客の能力の活用:顧客の知識や技能そのものがビジネスにとって極めて有効なリソースになる
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ここ数ヶ月ウンウンと悩みながら考えていたことを人に話してたら、紹介してもらった本。悩んでたことを言葉にするなら「サービスデザイン」という体系の一部だったんだ、と読み終わって自覚的になりました。 これ早く読んでおけば良かったなぁ、もっと人に伝えられたのに。
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サービスデザインに関して、その背景や歴史から周辺領域まで含めて広範囲に解説されている良書です。 ハウツーではないので、初心者向けではなく、多少とも実務に関わる人が改めて深く学習したり、全体像を掴むのに適しているのではないでしょうか。
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2017.09.21 サービスデザインの本の中ではかなりわかりやすい部類。事例等は少ないが、考え方は良く分かる。サービスとは、デザインとは、そしてサービスデザインとは、事例(少なめ)、これからのサービスデザインという流れ。わかりやすかった。
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