明治維新という名の洗脳 新装版 の商品レビュー
明治維新を支えた金策: 100万両の謎 毛利家の家宝 萩藩の裏会計 幕末の画期的なファイナンス 特別会計と撫有資金 勝てば官軍 イギリス外交: イギリスの陰謀 パークス対西郷隆盛 長州ファイブ 日本の統治法 外国商社: フリーメイソン疑惑 利用された・裏切られたグラバー グラバー...
明治維新を支えた金策: 100万両の謎 毛利家の家宝 萩藩の裏会計 幕末の画期的なファイナンス 特別会計と撫有資金 勝てば官軍 イギリス外交: イギリスの陰謀 パークス対西郷隆盛 長州ファイブ 日本の統治法 外国商社: フリーメイソン疑惑 利用された・裏切られたグラバー グラバーの倒産 日本番外地 イギリス全方位外交 銀行: ロツジルト: 日本の紙幣と貨幣を作ったイギリス人 銀行と戦争 ロスチャイルド家 通貨発行権と戦争 明治維新から150年: 岩倉使節団の謎 グラバーを裏切った龍馬 司馬史観 萩藩の血脈 金儲けと戦争
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読了。 とにかく胡散臭い苫米地英人だがw、明治維新の本質が国際金融資本の経済闘争であったと看破している点に於いて、一読の価値はあるかもしれない。幕府も薩長も、その他諸々の志士たちも、結局は諸外国の経済論理に基づいて踊らされていた、という視座は、その全てではないにせよ、ある意味幕末...
読了。 とにかく胡散臭い苫米地英人だがw、明治維新の本質が国際金融資本の経済闘争であったと看破している点に於いて、一読の価値はあるかもしれない。幕府も薩長も、その他諸々の志士たちも、結局は諸外国の経済論理に基づいて踊らされていた、という視座は、その全てではないにせよ、ある意味幕末のカオスを理解する一助になる。あと、長州藩がお家芸?としていた二重会計が連綿と継承され、それが現代の一般会計と特別会計に繋がっている、という主張は、それがホントに長州のせいなのかどうか知らないがw、今尚壮大なマヤカシである事は間違いない。
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・明治維新はイギリスが薩長、フランスが幕府を支援していたことが通説だが、実際はイギリスは薩長と幕府とも支援をしていた。戦争の両国をどちらも支援する戦争ビジネスである。薩長を支援した武器商人グラバーは武器の転売屋であり、その下に坂本龍馬がいた。明治新政府はイギリスの息のかかった者た...
・明治維新はイギリスが薩長、フランスが幕府を支援していたことが通説だが、実際はイギリスは薩長と幕府とも支援をしていた。戦争の両国をどちらも支援する戦争ビジネスである。薩長を支援した武器商人グラバーは武器の転売屋であり、その下に坂本龍馬がいた。明治新政府はイギリスの息のかかった者たちで構成されている。当時の資料からロスチャイルド家の関与があったことも明らかとなっている。
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真実を自分なりに調査し知見を深めるのはとても重要だと感じた。広い視野、広い角度で物事を捉える事がだいじである。 現在の政治家は過去から続く藩閥・世襲であることをしっかりと理解、解析しておくこと。
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昨年(令和3年)10月下旬に読み終わった本ですが、年末の部屋の大掃除で発掘された本です。日本の歴史には多くの事件がありますが、有名な割には実際に何が起きたのか私には理解できていないものが数多くあります。 その中の一つが明治維新です、あれは完全なクーデターで、現在の法律でも最も厳...
昨年(令和3年)10月下旬に読み終わった本ですが、年末の部屋の大掃除で発掘された本です。日本の歴史には多くの事件がありますが、有名な割には実際に何が起きたのか私には理解できていないものが数多くあります。 その中の一つが明治維新です、あれは完全なクーデターで、現在の法律でも最も厳しい罪とされますが、あれはどのようにして成功したのか私なりには理解できていません。この保は、歴史以外にも多くの分野にわたって著作をされている、苫米地氏によるものです。歴史学者ではない反面、しがらみもなくご自身で調査されたことを憚らずに書くことができるのではないでしょうか。 以下は気になったポイントです。 ・萩班(長州藩)は外国船に向けて砲撃をしながら、その2日後には外国に留学生を送っている。また長州が攻撃したのはアメリカ、フランス、オランダだけで、イギリス船には攻撃を加えていない(p6) ・明治維新を勝ち抜いた長州は維新の戦争で大金を使っている、1865年から2年間で、ミニエー銃、ゲベール銃、木造蒸気船3隻、鉄製蒸気船1隻の資金として少なくとも15万両は出費している、武器弾薬の経費を含めると100ー150万両、これは現在価値で100兆円にも当たり、これは国家全体の予算規模に匹敵し、一藩で賄う金額ではない。また萩藩は、幕末藩主毛利敬親が当主についた1837年の時点で8万貫(銀700貫目が1万両として、114万両)の負債を抱えたまま維新に臨んでいる(p17) ・7代目藩主毛利重就は、宝暦検地を行い、石高を6万石もアップさせたが、表向きには2万石の石高増とし、残った4万石は密かに別会計とした(p24)倉庫業と金融業、密貿易の3つで稼ぎ出した金を使って、萩藩は維新のための戦費を稼ぎ出した(p27) ・平成27年度の特別会計の歳出総額は403兆円(一般会計:96兆円、会計間のやり取りなどを除いた歳出純計は、195兆円、大半は国債償還、社会保障、地方交付税、財政融資資金、それを除くと8.8兆円(p37) ・恫喝と搦手(からめて)アメとムチを巧みに使い分けながら幕府勢力と反政府勢力を共に操り、最終的に美味しいとことをいただくのが、イギリスの外交である。そのやり方は今でも続いている。日本の官僚をアメリカやイギリスへ留学させて、彼らの考え方を学ばさせると共に、その国の政治家、有力者とのパイプを作る。外国からすれば日本における楔となり(p73) ・新政府は徳川幕府から領地を受け継いでおらず、戦争に買ったとはいえ、全くお金がなかった。新政府が旧幕府時代の債務を全部肩代わりしたとはいえ、支払う能力はなかった(p88) ・有名な江戸城無血開城にしても、勝海舟の知恵と西郷隆盛の英断があったとされているが、本当のところはハリーパークスから戦争を長引かせるなという指示が西郷の元に伝えられていた(p91) ・戦争が起こった国に外資系の銀行があればそれでいい、答えは、戦争が起きた瞬間、当事国の通貨が暴落するから。それは現在でも同じである、例えば中国と日本が戦争になった瞬間に、円と元は国際決済で信用されなくなる、中東で起きれば、現地通貨や米ドルにも影響する。その通貨の仕組みは1863年でも同じであり、日本でも起きた。この年の出来事で大事なのは、萩藩が外国船に向けて無差別テロをおこなったことでも、薩摩とイギリスが戦争したことでもない、これによって日本の通貨「両」およびイギリスのポンドが事実上消えたこと、国際決済で使えなくなったことこそが特筆すべき出来事である(p116)両が使えなくなったので、外資系銀行が貸し出す、国際流通通貨を使用する以外に道はない、当時でいえば、メキシコ・ドルであった。欧州もドルを使っている理由は、この時期欧米諸国はずっと戦争をしていたので自国通貨は国際決済に使えない(p117) ・戦争がしたい志士たち、戦争が起きて欲しい国際金融家たち、それがどのタイミングかわからないが、かなり早い段階でコンタクトを取り、幕末は演出されていった(p129) ・奇兵隊の強さの秘密は、銃の威力だけでなく火力の使い方が巧みであった、銃の運用の仕方が抜群にうまかった、行動単位は5−6人の少数で絶対に敵の前に無防備には飛び込まない、常に物陰に隠れながら移動し、できる限り敵の後ろに回って安全なところから攻撃して敵を殲滅していった、これは完全なゲリラ戦で、傭兵が得意としていた戦法であった、だから幕府軍は負けた(p131) 2022年3月27日作成
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『#明治維新という名の洗脳』 ほぼ日書評 Day547 著者お得意の「洗脳」シリーズだ。 何を大袈裟に、と思われる節もあるかも知れないが、逆に言えば、この言葉に違和感を覚えるほど、「洗脳」が進んでいる可能性を疑ってみる必要はあるかも知れない。 本書の主旨をひとことで言えば、...
『#明治維新という名の洗脳』 ほぼ日書評 Day547 著者お得意の「洗脳」シリーズだ。 何を大袈裟に、と思われる節もあるかも知れないが、逆に言えば、この言葉に違和感を覚えるほど、「洗脳」が進んでいる可能性を疑ってみる必要はあるかも知れない。 本書の主旨をひとことで言えば、明治維新とは欧米諸国(政府)に対する開国ではなく、国家を隠れ蓑に暗躍する銀行ロスチャイルド家による乗っ取り。 第二次大戦の敗北を経ても、その支配の構図は基本的には変わっていない。安倍氏や麻生氏の系譜を見れば一目瞭然。 と、ここまで要約すると、「とんでも本」のようにも聞こえるかも知れぬが、全部が全部でないにせよ、思い当たるところも少なからずある。 素人の寄せ集めであるはずの奇兵隊(騎兵隊ではない: 長州の非正規軍をこう呼ぶ)の信じられない強さの秘密は、ロスチャイルド家の精鋭傭兵部隊に由来する。前線には出なかったにせよ、彼らからの技術移転の効果は絶大。火器の量ではなく使い方が、勝負を分けた。 明治の立ち上げ期に派遣された「岩倉使節団」は総勢107名、それだけの人数が約2年外遊した金の出所。トップエリートの選りすぐり、今日の感覚でいえば最低でも年収1000万円、そこに渡航費を加味すれば2年間で4千万×100、ざっと40億円の金が掛かる。確かに立ち上げ期の政府が、物見遊山で支出できる金額ではない。 長州という藩はなかった。正式には萩潘、通称は長潘、だれも長州潘という呼称は用いていなかった。英仏が、薩長と幕府に分かれてバックについたというのは、幻想に過ぎない。 土佐脱藩浪人に過ぎない坂本龍馬を、日本一の英雄に祭り上げた「司馬史観」は、大河ドラマで広められ定着させられた。司馬の真の意図は明らかではないが、明治を美化したい大いなる意図に忖度した某局。大河の原作は、司馬がダントツ1位なのだとか。 https://amzn.to/3HQ5DKX
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明治維新に必要だった資金が何処からきたのか?当時の世界情勢と、世界から遅れていた日本金融システムの問題点を著者独自の視点から鋭く解明しようとしている。坂本龍馬やグラバーについて語っている点は、非常に興味深い。龍馬暗殺の著者なりの推理は、是非読んでもらいたい。
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尊皇攘夷と倒幕がどうもしっくりいかないのは、外国と外国勢力をキチンと区別していないところから来るようだ。確かに攘夷を実行している直後に海外に大勢で訪問したり、英国大使館を焼討ちしたメンバーが留学するのも変だ。 歴史とは勝者の物語であり、勝者にとって都合の悪いことは遺されない。...
尊皇攘夷と倒幕がどうもしっくりいかないのは、外国と外国勢力をキチンと区別していないところから来るようだ。確かに攘夷を実行している直後に海外に大勢で訪問したり、英国大使館を焼討ちしたメンバーが留学するのも変だ。 歴史とは勝者の物語であり、勝者にとって都合の悪いことは遺されない。外国が倒幕に加担するはずないのであり、討幕を裏で操っていた国際金融資本があるというのは頷ける。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ふつうに明治天皇が不憫でならない。公家から武家に変わった経緯がよく理解できた。なぜ政治家は山口県出身者が多いのか?ずっと疑問に感じていたことが理解できて納得する。 ビジネスが支配の武器であり、その原型は欧米の奪うという仕組みにあるというのも驚きだった。よく考えれば当たり前なんだけど、改めてビジネスについて考える機会がなかったので、私の中のどこかでいい刺激になっている。政治はすこぶる変な方向に進んでいっているように感じるけれど、新しいビジネス感覚では「奪う」ってのはないので、良い方向に進んでいると信じたい。でもGoogleはタックスヘイブンのイギリス領を使っているしなんだか複雑な心境に。 国力をつけるという意味では、中国はある意味、今が富国強兵なのだろうか。国を挙げてビジネスを向上させている。 日本の天皇一族はそもそも祭司が主な仕事というのも、いい目覚めとなった。
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幕末・明治維新について知りたくなって読みました。 やはりこの辺りの話になると幕末志士に注目してしまうけど、裏でこんなにも外国勢、国際金融資本家たちの陰があったとは、、、 麻生さんのルーツを辿ると大久保利通、鳩山さんのルーツを辿ると木戸孝允、未だにこの日本は薩長の手元にあるって...
幕末・明治維新について知りたくなって読みました。 やはりこの辺りの話になると幕末志士に注目してしまうけど、裏でこんなにも外国勢、国際金融資本家たちの陰があったとは、、、 麻生さんのルーツを辿ると大久保利通、鳩山さんのルーツを辿ると木戸孝允、未だにこの日本は薩長の手元にあるってところが個人的に一番ゾッとして面白かった。 これから鹿児島とか山口出身の人と出会ったらゾクゾクしそう(笑)
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