キャプテンサンダーボルト(上) の商品レビュー
読むスピードに興が乗ってくるまで、時間がかかった。多分、かわりばんごに原稿を書いているのだろうし、最後の辺りは文体も統一している雰囲気はあるけど、それでもテンポか違ってなんかダメだったのである。 相葉は伊坂が担当して、井ノ原は(この作家のことは知らないけど)阿部さんが担当してい...
読むスピードに興が乗ってくるまで、時間がかかった。多分、かわりばんごに原稿を書いているのだろうし、最後の辺りは文体も統一している雰囲気はあるけど、それでもテンポか違ってなんかダメだったのである。 相葉は伊坂が担当して、井ノ原は(この作家のことは知らないけど)阿部さんが担当している節がある。それでも上巻最後の辺りはテンポよくなったのだから、これから期待できる。と言ったところで、まだ下巻は買っていないことに気がついた。この行き当たりばったり、相葉みたいだな。 2018年1月17日読了
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二人の作家による合作。 新しいですね。 非常に大変だろうけど。 阿部さんの作品は未読。 伊坂さんはほぼ読んでる。 話の展開はスピード感があり、 どんどん引き込まれるので一気に読める。 読み終わったあと、 途中のキャラクタらがどうなったのか、気になるところはあるけれど...
二人の作家による合作。 新しいですね。 非常に大変だろうけど。 阿部さんの作品は未読。 伊坂さんはほぼ読んでる。 話の展開はスピード感があり、 どんどん引き込まれるので一気に読める。 読み終わったあと、 途中のキャラクタらがどうなったのか、気になるところはあるけれど。 フツー(っぽい)二人が、 ものすごく大きなトラブルに巻き込まれ、 敵を倒す。 ただそれだけを、ただ楽しめばいい。
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単行本出版当時、話題になった共作の作品。 でも、僕は阿部和重氏の作品を読んだことがないからいまいちピンと来なかった。 それでも期待していた文庫化。 なのにどういう訳かなかなか読み進められない。 伊坂作品はそれこそ読むのを止められなくて数日で読み終わってしまうのに、まさか上下巻で...
単行本出版当時、話題になった共作の作品。 でも、僕は阿部和重氏の作品を読んだことがないからいまいちピンと来なかった。 それでも期待していた文庫化。 なのにどういう訳かなかなか読み進められない。 伊坂作品はそれこそ読むのを止められなくて数日で読み終わってしまうのに、まさか上下巻で丸二ヶ月かかるとは。 凄く面白いのに、何でだろう? ワクワクするし読み進めるほど奥深くてはまっていくのに、なかなか進まない。 その解答は #佐々木敦 さんの解説にあった。 これまで何作か共作の小説を読んだけれど、今回は全然感覚が違う。 『いわばこれは「阿部和重」でも「伊坂幸太郎」でもない、第三の、名前を持たない新人作家のデビュー作でもあるのである』 この言葉がすべて。 居心地の良い違和感。 まったく初めて読む作家さんの作品なのだから。 阿部和重氏の作品を読んでみようと思う。 読んでみた後にもう一度この作品を読んだら、また違う印象になるかも。 きっとなる。 表紙のデザイン、並べるといいなぁ。 稲妻だ。 まさか上下巻とは思わず、平置きされていたから下巻だけ買って帰っちゃっけれど。 解説は、とにかく素晴らしいくらいにこの作品について語っている。 帯は…上巻は無いなぁ。 言いたいことはわかるけれど、安易と言うか薄っぺらいと言うか。 下巻の言葉選びは秀逸! 『俺とおまえで世界を救いに行こうぜ』 よくぞこの台詞を選んでくれた! この言葉がこの冒険活劇のすべてを表現していると思う。
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びっくりしたのが、劇場版が公開中止になった設定年が1990年代だっていうこと…! 「昔のこと」を掘り出しすと言えば、もっと「昔の」ことをイメージする。私には1996年はそんなに昔ではない、と思ったところで計算してみると既に20年も前…? あぁそれは「昔」だわ。。 馴染みのメンバー。今は連絡もとっていない。地元だから風の噂は聞こえてくるけど。 ゴールデンスランバー。大学と高校じゃちょっと違うと思うけど。私は地元を離れてしまって久しいし、全くそんな噂は聞こえてこない。 この、流れているニュースがおかしなこと言ってる感、警察までもが信用できないかもしれない怖さ。大人になったから、皆で1人の人間を封じ込めようとすることの恐ろしさがわかるようになった。何かでも思ったけれど、部外者にはわからないだけで真実ではない報道も、本当にあったりしてとか思っちゃう。報道する人が黙っていたら、見てる方はなにも気づかないで終わる。 そうやって、操作ができる。。 でもその辺の話って嘘くさくなりがちなのでこの先が楽しみ! イエローサブマリンの支配人はよかった! あとインテリジェントピルが具体的に話に出て来たの初めてなのでなんか良くないイメージついちゃったww
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突然外国人テロリストに狙われることになった相葉は逃げ込んだ映画館で旧友の井ノ原と再会し一緒に逃げることに。 蔵王の御釜に隠された秘密は何なのか? 仙台に住んでいたことがあるだけに土地勘もあることでリアリティを感じられスピード感がありエンターテイメント作品として楽しめる内容だった。
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主人公に全然懐かない預かった犬がちょこっと登場するのだが、話に全く絡んでこない犬を作者がわざわざ出すとは思えないので、きっと重要な役割があるのだろうと気に留めながら読むも、なかなかその時が来ないので悶々。だが、段々と役に立ちそうな気配が見えてきたところで下巻へ。
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前半、日本版「ミッションインポッシブル」 後半、日本版「ボーンアイデンティティ」 *あまりあてにしないでください。笑
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阿部和重と伊坂幸太郎のキャプテンサンダーボルトを読みました。 仙台と山形が舞台の物語でした。 小学校の時の少年野球のチームメイト相葉と井ノ原の二人はひょんなことから国際テロリストと関わり合いを持ってしまいます。 二人とも個人的に金銭的なトラブルを抱えており、この機を逃さず一発逆...
阿部和重と伊坂幸太郎のキャプテンサンダーボルトを読みました。 仙台と山形が舞台の物語でした。 小学校の時の少年野球のチームメイト相葉と井ノ原の二人はひょんなことから国際テロリストと関わり合いを持ってしまいます。 二人とも個人的に金銭的なトラブルを抱えており、この機を逃さず一発逆転の賭けに出ます。 宮城と山形の県境にある蔵王の火口湖お釜に隠された秘密とは何なのか、国際テロリストの目的は何なのか、謎が明らかにならないまま物語は展開していきます。 語り口がよいので面白く読みましたが、全体にストーリーが粗く感じたのは残念でした。
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久々の伊坂幸太郎の仙台もの+昔雑誌連載で『シンセミア』を少し読んだ阿部和重(実質上初読)の山形と仙台を舞台にした冒険サスペンス。どちらかに行ったことがあれば、情景が浮かんでくる面白さ。リアルと架空の歴史が混じり合うのも楽しい。
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(上下巻合わせての感想です) 私もかつて野球と戦隊モノが好きな男の子だったので、これぞど真ん中のエンタメ!っていう感じで、読んでいて楽しかったです。ハリウッド映画を観ているような感覚で読めるので、何だか伊坂さんの代表作『ゴールデンスランバー』を別口から切り抜いた作品のようにも思...
(上下巻合わせての感想です) 私もかつて野球と戦隊モノが好きな男の子だったので、これぞど真ん中のエンタメ!っていう感じで、読んでいて楽しかったです。ハリウッド映画を観ているような感覚で読めるので、何だか伊坂さんの代表作『ゴールデンスランバー』を別口から切り抜いた作品のようにも思えました。ただあの作品ほど重たくはないですね。死人も結構出るのですが、乾いた筆致であまり後に引きずらない。このあたりは阿部さんの処理の上手さでしょうか。 マイナス点は犬があまりにも活躍しすぎることと、村上病のあの設定にはさすがにリアリティがないと感じたのが理由です。ただまあ、こういうスケールの大きなタイプの作品にはちょっとぐらい強引な筋立てにしたほうが勢いがつくっていう面もあるでしょうし、ここは好みの問題ですかね。あと、井ノ原はともかく、相葉の苗字は絶対中居にしたほうがよかったと思うんだけどなあ。
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