角の生えた帽子 の商品レビュー
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読メでどなたかのレビューで面白そうだったので図書館へ。 ホラーというほどホラーではなく、世にも奇妙な物語的なテイスト感かなあ。 スゲえ面白い感じではないがジワジワ面白い感じである。 最初はそうでもなかったんだけどね。 だんだんとハマっていく自分がいた。 しょっちゅう読みたい感じでもないんだけど時々読みたい感じ。 忘れた頃にまた別のこの作者の作品を読んでみよう。
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怪談ながらも色々な手法で とても楽しめる短編集です どれか一つは好みの怖さが 見つかると思います。 私は「城山界奇譚」」が よかったかな。ふんわり系です。 あとは ちゃんと復讐がかなった 「みどりの吐息」もすかっとします
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9編からなるホラー短編集。 じくじくした暗さの暴力的な話は苦手なため、最初の作品が生理的に受け入れにくく、こんな調子の作品が続くとつらいなと思っていたところ、他は別の角度からの怖さだった。 全体を通して、心の奥底に嫌な足跡を残すような湿り気を帯びたものが多い。 初めての作家だ...
9編からなるホラー短編集。 じくじくした暗さの暴力的な話は苦手なため、最初の作品が生理的に受け入れにくく、こんな調子の作品が続くとつらいなと思っていたところ、他は別の角度からの怖さだった。 全体を通して、心の奥底に嫌な足跡を残すような湿り気を帯びたものが多い。 初めての作家だと思っていたところ、たまたま見た過去の読書記録に『るんびにの子供』が記してあった。詳細は記憶にないが、女性作家特有の怖さがあったことが何となくよみがえってきた。
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「愚者の毒」の宇佐美さんだから期待して読んだのだけど、短編だからか、読み応えという点で肩透かしをくらったかのよう。 9つの短編はすべて、奇譚と呼ぶに相応しい物語。 どこかひんやりした感覚で読んでいると、ラストでゾッとする感じ。不思議で、怖くて、少し哀しい。 帯にあったあらすじを読んで、「悪魔の帽子」は相当期待したのだけど、それほど・・・ 宇佐美さんには人間の本質的な心の暗い部分を掘り下げて、もっと読後感の悪い作品を期待します。
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粒ぞろいの短編集。ホラーだけれど怖いと言うより悲しい話がほとんど。どれもすごみがある。さすが宇佐美作品・・・とため息がでました
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