生命を支えるATPエネルギー の商品レビュー
高校生の頃、生物は割と好きな科目であったこともあり、ATPにはそれなりに馴染みがあった。始めの方には「クエン酸回路」などの懐かしいワードも登場。 興味深かったのは、ATP合成酵素の立体構造が説明されているところであり、今はここまで明らかになっているのか、という驚きがあった。この酵...
高校生の頃、生物は割と好きな科目であったこともあり、ATPにはそれなりに馴染みがあった。始めの方には「クエン酸回路」などの懐かしいワードも登場。 興味深かったのは、ATP合成酵素の立体構造が説明されているところであり、今はここまで明らかになっているのか、という驚きがあった。この酵素の高速回転を利用したナノマシンの可能性まで説明されている。 ただ、それ以降の部分は、理解しながら読むという感じにならず、やや流し読みっぽくなってしまった。 医療分野での応用についても、部分的には興味を惹かれたところがあり、改めて勉強してみたい気持ちもあるが、この本の積ん読期間でさえ6年くらいあったので、はてさて、いつになることか。
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https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000057454
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生命を維持するエネルギーの正体とは? そしてそれはどんなメカニズムで作られ、どのように使われるか、壮大なドラマとも言える過程を繙いていく1冊です。 そのドラマの主役は、高校生物でも登場する「ATP(アデノシン三リン酸)」。 本書前半では、ATPとそれを取り巻くしくみを詳しく解説し...
生命を維持するエネルギーの正体とは? そしてそれはどんなメカニズムで作られ、どのように使われるか、壮大なドラマとも言える過程を繙いていく1冊です。 そのドラマの主役は、高校生物でも登場する「ATP(アデノシン三リン酸)」。 本書前半では、ATPとそれを取り巻くしくみを詳しく解説します。後半では、メカニズムを知ることでわかる、病気の原因について解説します。 様々な難病、ガン、胃潰瘍、骨粗鬆症、アルツハイマー型認知症といった病気に、ATPやATPを合成する酵素が大きく関わっているのです。さらに、そのような病気の薬や、診断法などの医療への応用に役立てている研究について、これまでの科学者の足跡をたどりながら、今後の展望についても語ります。
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ATPの知見の詰まっている本。 ただ専門的な部分までは入り込まないように配慮されている。が,タンパク質名などがばしばし出てくるので,慣れていない人には頑張る必要があるかも。
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