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メタ倫理学入門 の商品レビュー

4.6

10件のお客様レビュー

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2024/04/27

・1回通読。入門と言えども、ボリュームも理解難度も高めで、読破には骨が折れる。とても難解なテーマをここまで分かりやすく丁寧にまとめ上げた著者の技量と労力に感嘆する ・何度か再読して理解を深めていきたい。重要度や難解度からみて、錯誤理論、自然主義的誤謬、理由の実在論、ヒューム主義、...

・1回通読。入門と言えども、ボリュームも理解難度も高めで、読破には骨が折れる。とても難解なテーマをここまで分かりやすく丁寧にまとめ上げた著者の技量と労力に感嘆する ・何度か再読して理解を深めていきたい。重要度や難解度からみて、錯誤理論、自然主義的誤謬、理由の実在論、ヒューム主義、見方の倫理、あたりは特に繰り返し読んでおきたい ・自分の考え方はこれ!と断言できないが、多面的な道徳理論において、共感度合いが比較的強かったのは、総合的還元主義、コーネルリアリズム、指令主義、反ヒューム主義、科学主義、道具的価値に基づく理由、あたり。一貫性が怪しいので、ここら辺も再読を重ねて、自身の考えや価値観を整理したい

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2023/11/09

文章の構成が上手い。ある説を出して尤もらしく魅せているが、その説の問題点を次に提出する。そして、その問題点を解消する説を出してくる。 メタ倫理学は一歩うしろに下がって眺めるとあって、どの文化の人にも成り立つ学問かと思う。ウクライナとロシア、ハマスとイスラエルでも共有できるもので...

文章の構成が上手い。ある説を出して尤もらしく魅せているが、その説の問題点を次に提出する。そして、その問題点を解消する説を出してくる。 メタ倫理学は一歩うしろに下がって眺めるとあって、どの文化の人にも成り立つ学問かと思う。ウクライナとロシア、ハマスとイスラエルでも共有できるものではないか。自分の拠点を見定めるときにもこの学問は役立つと思う。

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2022/09/07

https://kinoden.kinokuniya.co.jp/shizuoka_university/bookdetail/p/KP00019507/

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2021/05/21

難解になりがちな倫理というテーマですが、語り方も分かりやすく、良かったのですが、またまた、私にはそこまで余裕がなく、今回も途中で断念させて頂きました。

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2022/01/12

上司と話していて、彼の言う正しさ、特にその背後にある価値観が全く理解できないということがありました。 その時は「他人の価値観を変えてみようもないし、仕方がない」ぐらいで済ませたのですが、それからも時々そういうことがあるので心に引っかかっていました。 本書を読んでからは、「上司は...

上司と話していて、彼の言う正しさ、特にその背後にある価値観が全く理解できないということがありました。 その時は「他人の価値観を変えてみようもないし、仕方がない」ぐらいで済ませたのですが、それからも時々そういうことがあるので心に引っかかっていました。 本書を読んでからは、「上司は客観主義的、私は主観主義的な考え方だな」というふうに理解できるようになりました。 だからといって上司と分かりあえたわけでもないのですが、メタ倫理学的には自分の考え方にも批判されるべきところがあると知ることができたのは収穫でした。

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2020/06/12

理屈をこねくり回しているだけで前に進まず、同じような議論を繰り返している、哲学は部外者である私からはそんな風に見えるけど、研究者は難しい問題=答えがない問題ではなく、答えがある(いずれ答えにたどり着くことができる)と考えていて、そこに向かって研究しているって下りがなんか感動させら...

理屈をこねくり回しているだけで前に進まず、同じような議論を繰り返している、哲学は部外者である私からはそんな風に見えるけど、研究者は難しい問題=答えがない問題ではなく、答えがある(いずれ答えにたどり着くことができる)と考えていて、そこに向かって研究しているって下りがなんか感動させられた。日々スピード(のみ)重視で生きてると本当に大事なことは見逃しているのかもしれない。 内容的には、論理の積み上げが地道で飛躍がなくて、たどっていくだけで楽しめた

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2018/10/13

いただきもの。包括的なメタ倫理学の入門書。通史的なものではなく、存在論の議論が先にあり、あとで認知主義・非認知主義などの話がなされている。大変勉強になる。

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2018/08/13

要再読。面白かった。見通しが良く、各立場のメリットとデメリットについてバランスよく触れている。自分の直観とその弱みとか、嫌いな立場とその弱点を知れることは有効、という読み方をとりあえず考えている。

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2018/07/11

良いこと、悪いこと。するべき、するべきじゃない。不正。最低。読み終わってからは、そんな言葉に思わず反応してしまう。この発言者の道徳のイメージってどんなだろう?という風に。 この本では多様な「そもそも道徳とは」感を知ることが出来ました。

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2021/01/05

ものすごい手際がよくまたていねいなメタ倫理学概説で、事典的にも使えると思う。専門が近い学生・関係者必携。

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