アクセンチュア流生産性を高める「働き方改革」 の商品レビュー

江川昌史(著者)

2019/11/13

「選ばれる企業」を目指して、「働き方の未来」を実現する。
「徹夜しないなんて、週末に仕事を持ち帰らないなんて、コンサルじゃない！」と言われるコンサルティング業界。
アクセンチュアは、利益をだしながら、どう自社を「働き方改革」していったのか？
量から質へ、一律から多様へ、働き方改革の本質に迫るノウハウのすべてが、ここに書かれています。

2019/01/21

周りの人を動かしたいなら具体的な施策whatを考える前に何のためにwhyを考えて、そのwhyを世に問うにあたって譲れない一線howを明確にすべき。シネック

2018/01/08

要約ダイジェスト

マネジメントとして必要なのはルールだ。18時以降の会議設定を禁止とするなど、仕組み化が必要。また、会議の時間も開始と終了をかなり強烈に意識する必要があろう。

働き方改革で何よりきついのはマネジメントとだ。マネージャーが考え方を浸透させないと形式だけのルールは全てマネージャーに跳ね返ってくるようになっている。

私はまだこの課題を解決できていない。

できることは自動化せねばなるまいが、どうすれば楽になるか。例えば勤務管理システムはある程度のハックで自動処理できるのか。Windowsのデフォルト機能だけでどこまで自動化ができるのかは取り組んでみる価値があろう。

物事の締め切りはオムニフォーカスを自費で使い、ある程度仕組み化できた。仕事のほか、家事、育児、トレーニングなどを全てリストアップすると項目は毎日ゆうに20を超える。

この数になると臨機応変にとても動けないので、管理する数をそもそも減らそうと、今持ち物を減らすことに躍起になっている。何事もすぐに探せるようにしておかなくてはね。

もはや価値の低い仕事は積極的に後回ししないと回らないし、そうして生産性を上げるのが働き方改革なのだから、そのようにしていかなくてはならない。

テクノロジーを駆使せねばこれは実現できない。便利なツールたくさんあるんだけど、社内ITは必ずセキュリティとの戦いになるからな…。

2017/12/13

「アクセンチュアさん、採用関係では、ものすごく評判悪いですよ」
ある人材会社から言われた一言で問題意識に目覚め、トップ自らが旗を振り実現した働き方改革。

鍵だと思ったのは、やはりカルチャー改革はトップダウンで強力に推進していく必要がある事、もう一つはコンサルティングファームらしく、戦略を「問題解決のフレームワーク」やロードマップに載せることで、緻密に穴なく計画実行していくこと。
特に、口だけで一向に改革が進まず頓挫してしまうパターンは後者が圧倒的に不足しているなあと。ビジョナリー・カンパニーで述べられている「一貫性」、「細部へのこだわり」といったことが、さすが改革屋だけあり、フレームワークをうまく活用しながらMECEに進められていて、非常に勉強になった。

2017/10/15

働き方改革は、経営者が本気で取り組まなければ、社員も本気にならないし、カルチャーを作れない。時間もかかるし、成果が生まれないかも知れない。

ガイドラインの作成の具体的な内容や、単なる早帰り運動との誤解の解消(新人や若手は特に)、忙しいのにこんなの無理でしょという現場の声など、直面する問題が書かれており、頷く内容も多かった。

2017/10/03

10/3
大きな組織を変えることの難しさ。ソフト・ハード✕トップダウン・ボトムアップの改革のフレームワーク。本音という一次情報。

2017/09/26

コンサル会社が自ら進めた働き方改革に関する書。
コンサル会社らしくとても合理的かつ効果的に改革が進められてきたさまがよくわかり、参考になった。

2017/09/16

「働き方改革」とよく言われていて、はやり言葉のように「生産性」「時短」と叫ばれる。だが、みんなどうしていいかわからないのだと思う。実際にアクセンチュアで行われた方法（フレークワーク）と、社長みずからの言葉でリーダーシップを語る。『生産性』の本で、理論はわかるが、それを実践する方法がよくわかる。

2017/09/07

退社してから17年の経年劣化？と、それに立ち向かう社長のリーダーシップ、現場の巻き込み、取り組み、手応えを感じるまでが、社長の言葉で書かれている。社長名での出版に、その思い入れが感じられる。最後のコンサルビューでの解説も違った意味で読み応えがありました。