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女系図でみる驚きの日本史 の商品レビュー

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15件のお客様レビュー

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2018/01/03

は〜、そうなのか〜!という驚きの連続。 なるほど男系図だけでは見えなかったことが、女系図によって見えてくる。 愛憎も見えてくるようだ。

Posted byブクログ

2018/01/01

読みかけとなっていた本です、最後まで読みたいと思っておりますが、現在このような本に部屋が占領されてきており、苦渋の決断ながら処分することに至りました。近い将来、この本を読破できる機会が来ることを願っています。 2018.1.1作成 途中までしか読んでいませんが、以下が気になっ...

読みかけとなっていた本です、最後まで読みたいと思っておりますが、現在このような本に部屋が占領されてきており、苦渋の決断ながら処分することに至りました。近い将来、この本を読破できる機会が来ることを願っています。 2018.1.1作成 途中までしか読んでいませんが、以下が気になったポイントです。 ・平時信の娘の夫が平清盛であるが、その末裔が90代亀山天皇、93代後伏見天皇を経て、今の天皇家に繋がっている(p18,19) ・平氏というと、清盛の一門だけでなく、清盛の妻時子も平氏で、伊勢平氏の清盛の家系より家格の高い、堂上平氏と呼ばれる一族(p20) ・男側の系図で見るから滅びたりする一族がいる、一転視点を女の側に向けると、栄えているのは滅びたはずの一族だったりする。(p23) ・天皇は姓を授ける側であって、名乗る側ではないので、天皇には姓が無い。同じころ、臣・連といった姓(かばね)ができて、蘇我の「臣」、大伴の「連」などと、氏について朝廷内での序列を表した。姓は身分を表す爵位のようなものである(p25,26) ・名字は氏姓制度が崩壊したのちに、平安時代に生まれた通称、名字は北条や梶原であっても、氏=本姓は「平」という具合である(p26) ・天皇の妻は上から、皇后→妃→夫人→嬪という序列があり、正妻である皇后は別格である(p27) ・古代の王族にとっては、父方の親族は王位を争ういわばライバル同士、それに対して母方の親族こそがわが身内という指摘もある(p58) ・実名忌避の俗信とは、名前と人間は一体であるという考え方から、実名を知られると呪いをかけるのに利用されたり、災いを受けるなど危険であるとして実名を秘したり、別名で呼ぶ習慣のこと(p71) ・義経は源義朝の子で、頼朝の異母弟である(p174) ・江戸時代の将軍の母親は側室である場合が多い、正室は3人のみ(p197) 2018年1月1日作成

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2017/12/27

戦略的にやってるんだろうけど、この人の露悪的な言い方がどうも鼻について…と思っていた。 が、やはり面白い。 古代の天皇制についてはほとんど知識がないので、藤原光明子があと少しで天皇になるところだという話にびっくり。 しかもそうすれば、天皇家が姓を持つ事態になっていたかもしれない...

戦略的にやってるんだろうけど、この人の露悪的な言い方がどうも鼻について…と思っていた。 が、やはり面白い。 古代の天皇制についてはほとんど知識がないので、藤原光明子があと少しで天皇になるところだという話にびっくり。 しかもそうすれば、天皇家が姓を持つ事態になっていたかもしれないと聞けば、刺激的だ。 (今年出た本なので、女性天皇ことも考えさせられる。) 頼朝の母、常盤御前は、「雑仕女」とされ、地位の低い人と思われているが、当時義朝の唯一の正妻として、社会的に重んじられていた、とあるのも初耳。 武運を上げるために醜女を娶ったり、秀でた学者は特異な容貌をしているという文化的伝統も、興味深い。 これは『美男の立身、ブ男の逆襲』などに書かれているそうなので、機会があれば読んでみたい。

Posted byブクログ

2017/09/28

<目次> 第1章  平家は本当に滅亡したのか 第2章  天皇にはなぜ姓がないのか 第3章  なぜ京都が都になったのか 第4章  紫式部の名前はなぜ分からないのか 第5章  光源氏はなぜ天皇になれなかったのか 第6章  平安貴族はなぜ「兄弟」「姉妹」だらけなのか 第7章  「高貴な...

<目次> 第1章  平家は本当に滅亡したのか 第2章  天皇にはなぜ姓がないのか 第3章  なぜ京都が都になったのか 第4章  紫式部の名前はなぜ分からないのか 第5章  光源氏はなぜ天皇になれなかったのか 第6章  平安貴族はなぜ「兄弟」「姉妹」だらけなのか 第7章  「高貴な処女」伊勢斎宮の密通は、なぜ事件化したのか 第8章  貴族はなぜ近親姦だらけなのか 第9章  頼朝はなぜ、義経を殺さねばならなかったのか 第10章  徳川将軍家はなぜ女系図が作れないのか <内容> 平安時代を中心に、「女系図」(女性中心の系図)を作ることで、歴史を違う視点から見るお話。「新潮45」に連載した記事に書きおろしを加えたもの。古典の解釈で斬新な解釈を提示する著者らしい内容である(徳川家は「女系図」を作れない。理由もわかる)。若干、使っている論文が弱い気もするが、読み物としてはとても面白い話である。

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2017/09/17

女系図でみる驚きの日本史 大塚ひかり 新潮新書 発売日 2017年09月 ISBN9784106107351 http://www.shinchosha.co.jp/book/610735/

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