凍る空、砂鉱の国(01) の商品レビュー
風景を閉じ込めてしまう結晶「フラグメント」の存在が特徴的なファンタジー物語の第一巻である。 ここでの物語は、フラグメントを細工している細工職に見習の少女・セッカと、そんな彼女を危機から救ったティトの出会いの物語である。 フラグメントとなってしまった故郷の村を追い求め、違法な...
風景を閉じ込めてしまう結晶「フラグメント」の存在が特徴的なファンタジー物語の第一巻である。 ここでの物語は、フラグメントを細工している細工職に見習の少女・セッカと、そんな彼女を危機から救ったティトの出会いの物語である。 フラグメントとなってしまった故郷の村を追い求め、違法なフラグメントを取り扱う商人たちを捜索する物語であるが、ここで少し気になるのは描写の淡泊さだ。 淡泊というと正確ではないかもしれないが、物語が重要性の軽重やシーンの速度感に関わらず、一定のペースで展開している。 端的に言えば、バトルシーンと日常風景の物語方が同様なのだ。複雑な世界設定と合わせて、一読では読み込み切れない部分があった。 その辺も加味しつつ、独特の設定に感じる魅力なども鑑みて星四つ半相当と評価している。 ナンバリングは01となかなか野心的であるし、これからの物語展開には期待したい。
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『百年結晶目録』が素敵だったので注目している漫画家さん。他の作品でも感じた、その世界観の繊細で儚げな所は健在。登場人物の表情がどのカットを見ても一緒に見えるので、感情が見えず、熱量に乏しい印象から儚げに思えるのか。自分の故郷が人も村も消え去ったというのに飄々としてるチョッと違和感...
『百年結晶目録』が素敵だったので注目している漫画家さん。他の作品でも感じた、その世界観の繊細で儚げな所は健在。登場人物の表情がどのカットを見ても一緒に見えるので、感情が見えず、熱量に乏しい印象から儚げに思えるのか。自分の故郷が人も村も消え去ったというのに飄々としてるチョッと違和感。とはいえ、ティトの正体など先行きが気になります。(ティトが連れてる立方体は正解するカドっぽいw)
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