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強欲の銀行カードローン の商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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2024/07/16

身近に聞くカードローン。芸能人がカードローンのCMに出ていてそこまで重くは考えてはいなかった。 消費者金融とは違い銀行は安心というイメージが強かったが裏切られた。 実際に利子が高過ぎて元本は減らない。 カードローンは 目的を問わない のが大前提。ギャンブルだろうが借金の返済だろ...

身近に聞くカードローン。芸能人がカードローンのCMに出ていてそこまで重くは考えてはいなかった。 消費者金融とは違い銀行は安心というイメージが強かったが裏切られた。 実際に利子が高過ぎて元本は減らない。 カードローンは 目的を問わない のが大前提。ギャンブルだろうが借金の返済だろうが何にお金を使っても自由、ただし金利は高く自己責任がともなう。銀行にとっては大商売。 甘い罠、カードローンの実態について詳しく知れてよかった。

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2021/06/28

テーマはよい。 文章もこなれている。 しかし、テーマに対する向き合い方に共感できない。 評価軸があまりに感情的で理知的さに乏しい。 貸金業法のいわゆる「年収3分の1規制」が何をたらしたかを冷静に分析することなく、銀行をあげつらっている。 新聞記者は「思想」がこりかたまっていないと...

テーマはよい。 文章もこなれている。 しかし、テーマに対する向き合い方に共感できない。 評価軸があまりに感情的で理知的さに乏しい。 貸金業法のいわゆる「年収3分の1規制」が何をたらしたかを冷静に分析することなく、銀行をあげつらっている。 新聞記者は「思想」がこりかたまっていないとできないのかなあと不安になる一冊。 世の中にはこういう見方だけで生きている人結構多いよね、という反面教師にできる。

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2021/03/08

カードローンの闇を様々な取材を基に論じた本。 貸付額は年収の3分の1以内という貸金業法上の規制が銀行に生じないことをいいことに、100万円単位の額を収入証明書なしで貸し付けている銀行カードローンの闇がよくわかった。 低金利時代における新たな利鞘に目がくらみ、「銀行ならではの緻密...

カードローンの闇を様々な取材を基に論じた本。 貸付額は年収の3分の1以内という貸金業法上の規制が銀行に生じないことをいいことに、100万円単位の額を収入証明書なしで貸し付けている銀行カードローンの闇がよくわかった。 低金利時代における新たな利鞘に目がくらみ、「銀行ならではの緻密な与信管理をしているので貸倒率も低い」と理由をつけつつも実際は一見客にも貸し付け、破綻者が増えているのが実情。 理屈と実態があってない言い訳というかこじつけは金融機関らしいなーと辟易してしまった。 主張はほぼこれ一本で展開に幅がなかったのが残念だった。

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2019/05/28

 消費者金融に代わって拡大する銀行のカードローンをめぐる問題をゼロから取材・調査した書。著者は週刊誌畑が長く、専門性は皆無で、ところどころ焦点がずれているところも散見されたが、その分、生活者の「常識」をもって銀行側の主張(カードローンには顧客の「利便性」があるから貸出規制はできな...

 消費者金融に代わって拡大する銀行のカードローンをめぐる問題をゼロから取材・調査した書。著者は週刊誌畑が長く、専門性は皆無で、ところどころ焦点がずれているところも散見されたが、その分、生活者の「常識」をもって銀行側の主張(カードローンには顧客の「利便性」があるから貸出規制はできない)のまやかしを崩すことには成功している。実際に著者がカードローンを利用して、あまりの「お手軽さ」を借り手の感覚として「体験」するあたりは、経済専門の記者にはない「体当たり」感があって興味深かった。今後は最も深刻と思われる地方の信用金庫の実情にさらに踏み込むことと、カードローンの急成長と「アベノミクス」との構造的関係性について追究する必要があろう。

Posted byブクログ

2018/08/16

強欲の銀行カードローン。藤田和也先生の著書。日本人は銀行を特別に信用し、信頼している。だから、まさか銀行のカードローンが消費者にとってとても不利な条件で強欲なものだなんて思いもしないまま使ってしまう人も多いはず。銀行が利益を求めるのは仕方がないことかもしれないけれど、強欲でなく節...

強欲の銀行カードローン。藤田和也先生の著書。日本人は銀行を特別に信用し、信頼している。だから、まさか銀行のカードローンが消費者にとってとても不利な条件で強欲なものだなんて思いもしないまま使ってしまう人も多いはず。銀行が利益を求めるのは仕方がないことかもしれないけれど、強欲でなく節度を持ってほしい。

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2017/11/23

この本では、自己破産申し立てが13年ぶりに増えたという一報をきっかけに、銀行カードローンの実態についての取材を深めていく過程を書き起こしながら、この問題を検証する。何も知らなかった記者が、カードローンの仕組みを調べ、矛盾にぶつかりながら、お金を借りるとはどういうことなのか、カード...

この本では、自己破産申し立てが13年ぶりに増えたという一報をきっかけに、銀行カードローンの実態についての取材を深めていく過程を書き起こしながら、この問題を検証する。何も知らなかった記者が、カードローンの仕組みを調べ、矛盾にぶつかりながら、お金を借りるとはどういうことなのか、カードローンの何が問題なのかを考え、特定していく作業だ。自己破産に至った人たちの体験台に耳を傾け、銀行業界のトップらに疑問をぶつけ、曖昧な点は詰めて追求を重ねる。その軌跡を読者にもたどっていただくことで、カードローンが抱える問題をともに考えて理解を深めてもらう試みだ。

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2017/11/17

著者の書き方が悪いのか、終始、退屈な文章が続くなぁ…と思ってしまいました。著者は朝日新聞の記者か? ともかくまあ、素人が頑張って取材を重ねて書いている感じがしますねぇ…。 素人目線で見るカードローン…みたいな角度が読めばいいのかもしれませんけれども、個人的にはもうちょっと専門家...

著者の書き方が悪いのか、終始、退屈な文章が続くなぁ…と思ってしまいました。著者は朝日新聞の記者か? ともかくまあ、素人が頑張って取材を重ねて書いている感じがしますねぇ…。 素人目線で見るカードローン…みたいな角度が読めばいいのかもしれませんけれども、個人的にはもうちょっと専門家っぽい方に書いていただきたかったかも…。 ヽ(・ω・)/ズコー まあ、それでも、近年残高が増えつつあって、さらには社会問題と化している「銀行カードローン」については一通り学べると思いますよ! 総量規制を食らった消費者金融の代わりに現代人は銀行カードローンによって借金を膨らませているんですねぇ…。 もうちょっとアレですね、債務者の日常について知りたかったかも…なら、(多重債務とか特集している)週刊誌とか読めよ! って話ですけれども…。 さようなら…。 ヽ(・ω・)/ズコー

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2017/09/29

2000年代初めに消費者金融を起因とした自己破産増加が社会問題化し、2010年に漸く総量規制と貸付金利規制が導入された。2016年、その自己破産が13年ぶりに増加したことはなかなか衝撃的である。かつその原因が銀行にあるとは重ねて驚きである。 そうした問題点を指摘し世に問うという...

2000年代初めに消費者金融を起因とした自己破産増加が社会問題化し、2010年に漸く総量規制と貸付金利規制が導入された。2016年、その自己破産が13年ぶりに増加したことはなかなか衝撃的である。かつその原因が銀行にあるとは重ねて驚きである。 そうした問題点を指摘し世に問うという観点では意義があるものの、著者の私見が多く視点もやや偏りがちなのが気になる。特にコールセンターで督促業務をしていたという男性の話、虚偽の可能性がある話を載せる必要があったのか疑問が残るし論調操作の印象さえ受ける。 昨今、銀行カードローンはメディアを賑わせておりようやく金融庁も重い腰を上げた。看過できないテーマを早くから取材しデータ分析における問題提起も優れているだけに、感じる偏向感は多少残念な感じはあった。

Posted byブクログ