私たちは子どもに何ができるのか の商品レビュー
最近よく言われてる、子供の環境、関わる大人の話だけど根拠がはっきりしていて、だから必要というのに説得力があった。 翻訳だけどスラスラ読める。 多くの人に読んでもらって、幸せな子どもが増えてほしいと思ったし、社会がもっと教育に対していい意味で関心をもってほしいと思った。 昨今の教...
最近よく言われてる、子供の環境、関わる大人の話だけど根拠がはっきりしていて、だから必要というのに説得力があった。 翻訳だけどスラスラ読める。 多くの人に読んでもらって、幸せな子どもが増えてほしいと思ったし、社会がもっと教育に対していい意味で関心をもってほしいと思った。 昨今の教育現場批判だけではなく、社会政策としてもっと注目してもらいたい話。(だけど教育にお金、人をかけられない日本では夢のような話なのかな…)
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子育てに当たり気に留めて置きたいことメモっとこう ・子供にとって読み書きや計算練習よりも、親や周囲の人とのコミュニケーションが知能や将来の幸福度、年収に影響する。 ・親が冷たいと問題行動が増える。 ・親へのカウンセリングを行い、子供との関係について気を楽にさせると、親子関係が良好...
子育てに当たり気に留めて置きたいことメモっとこう ・子供にとって読み書きや計算練習よりも、親や周囲の人とのコミュニケーションが知能や将来の幸福度、年収に影響する。 ・親が冷たいと問題行動が増える。 ・親へのカウンセリングを行い、子供との関係について気を楽にさせると、親子関係が良好になる。 (親が既に行なっている良い行動に目を向けるだけで改善する。) ・発達の流れを考慮すると、学習面の遅れはストレス管理等の心のケアから改善すると最良。 ・好きなことに対して報酬を与えない。創造力と好奇心を大切にする。 ・学校、グループなどへの帰属意識を持たせることが大事。参加型の教育。 ・フィードバック時に少しの期待を添えるだけで積極的になり、成績が向上する。 ・日本の数学教育は質が高い。アメリカでは先生が解法を教え、実践を繰り返す反復学習に割く時間が96%、日本はまず答えを考えさせる時間が44%、反復は41%ほどである。
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お金がない、時間がない、自信がない。言い訳ばかりで一歩踏み出せない。そんな人多いですよね。 親ガチャで子供は生まれる環境を選べないけれども、なんとか学ぶ楽しさをわかってほしい。大人のちょっとした働きかけで、世の中もっとよくなっていくのだろうと思う♡
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- 非能力に重要なのは、自立性、有能感、関係性の3つ。 - そしてこの3つを下支えするのは、アタッチメント。 - 本人が自分で進めていることが大事で、そのための選択肢を与え、十分な時間を与えて、小さな失敗と成功を繰り返させることで、レジリエンスを身につけ、グリットを用いて様々な事...
- 非能力に重要なのは、自立性、有能感、関係性の3つ。 - そしてこの3つを下支えするのは、アタッチメント。 - 本人が自分で進めていることが大事で、そのための選択肢を与え、十分な時間を与えて、小さな失敗と成功を繰り返させることで、レジリエンスを身につけ、グリットを用いて様々な事に取り組んでいくことを促すこと。
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最近よく出てくるキーワードである「非認知能力」に関する本。非認知能力を高めるには、特に就学前の環境が大切、ということが、豊富な実験・調査結果とともに示されている(日本では平等の名の下にこういった実験は行っていないのではと推測)。それはよく分かったが、「『それで、結局どうすればいい...
最近よく出てくるキーワードである「非認知能力」に関する本。非認知能力を高めるには、特に就学前の環境が大切、ということが、豊富な実験・調査結果とともに示されている(日本では平等の名の下にこういった実験は行っていないのではと推測)。それはよく分かったが、「『それで、結局どうすればいいのですか?』という質問に答えようとするひとつの試み」と書いてあるわりには、具体的に何をすればよいのかが今ひとつぼんやりしていて、惜しいなと感じた。
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子供に有能感・達成感を味わって欲しいため、ギリギリ乗り越えられるくらいの課題をクリアする環境を用意しよう。 最初から答えを与えるのではなく、間違いつつも自分の考え・意見を持てるようサポートしたい。 些細な声掛けや行動で子供の人生が変わる。
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自身が親になって強く思うようになったこと。その内の一つに「子にいい教育を受けさせてあげたい」というもの。親の収入や意識による格差によって、将来の宝である子どもが教育の質に差がでてはいけない。子どもの教育を中心に貧困対策も考えていければいいのだけれど、それは実際難しいようだ。という...
自身が親になって強く思うようになったこと。その内の一つに「子にいい教育を受けさせてあげたい」というもの。親の収入や意識による格差によって、将来の宝である子どもが教育の質に差がでてはいけない。子どもの教育を中心に貧困対策も考えていければいいのだけれど、それは実際難しいようだ。というか政治家がどこまで本気で自分たちに投票してくれる有権者だけでなく未来への展望を描いて、検討してくれているか甚だ怪しい。かといって、一部の企業や富裕者による教育への投資だけでは全方位を取り囲むことはできない。特に幼少期に親や大人(教師含む)から受けた影響によって大きく左右されるのなら、もっと社会全体として教育に注目し、取り組んでいけたらな、と読んでいてい思った。
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出典明示度高い本。よく聞くGRIDやレジリエンスなどの非認知能力について、成長過程での影響が纏っていて勉強になった。やれることは環境を整えてあげること。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
親として子供とどう関わるかの道筋を示してくれる良書。 最後の方は市民として国の在り方も変ってくると訴えており教育参考書感覚で購入した自分にとっては求める内容ではなかったため★4つとした。 しかし、序盤の子供と関わる親の対応や、行動に求められる正解を実例(研究結果)を元に語ってくれているため参考になった。 実践として、毎日、夫婦お互いが子供と接する中で良かった行動・言動を客観的に評価し褒め合う習慣を作ることにした。 どうしても、お互いに反面教師の部分「ああなっちゃダメよ」と子供に教えてしまいそうになるが、そういった親の行動は百害あって一利なしだと読んでいて学ぶことができた。
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