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パタゴニア の商品レビュー

3.6

14件のお客様レビュー

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2023/11/26

この本を読むとパタゴニア地域についてさまざまな説明があるのがわかる。そして原住民のインディオをはじめ、ヨーロッパの様々な国から移民してきていることを説明している。ただし、本人がイギリス人なのでイギリスからの移民に詳しい。しかし、アジアからの移民の話はほとんど出てこない。本人の体験...

この本を読むとパタゴニア地域についてさまざまな説明があるのがわかる。そして原住民のインディオをはじめ、ヨーロッパの様々な国から移民してきていることを説明している。ただし、本人がイギリス人なのでイギリスからの移民に詳しい。しかし、アジアからの移民の話はほとんど出てこない。本人の体験記ではなく、自分の家にあったナマケモノの祖先の毛皮の話からパタゴニアを放浪した状態が書いてある。ただ、それよりも、パタゴニアに住んでいる老人から話を聞き書きしたものを書いているので、話が二転三転して、本人の体験記なのか現地の人の体験記なのかが区別がつきづらい。  南米でのマヤ・アステカ文明展の特集の宣伝としての朝日新聞での南米文学の紹介の1冊である。

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2023/03/01

次々に出てくる登場人物や突如過去にあった出来事の解説が挟まったりする点などが分かりにくく、脈略がない。アルゼンチンやパタゴニアに住む人を理解できたという点は良いが物語としちゃどうかなと思った。

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2023/01/09

パタゴニアと聞くと有名ブランドとともに雄大な自然をイメージしていたけど、結果、真逆。ほんと人の物語。場面転換が多いので話に入っていけなかった感。どこであろうと自然美なんてものはなく、人のドロっとした生活があるんだなと感じた。

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2022/07/18

祖母のプロントサウルスの獣皮と 一角獣の寓話から始まるエッセイ 難攻不落な構成は 波乱に満ちた作者の人生に似ている 南米最南端を形成した 喧喧囂囂なアウトローたちと その文明の衝突 どこかで誰かと 繋がっている様な… 懐かしい親和性を覚えた

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2021/05/16

はじめのうちは、削ぎ落とされた端正な文や、自分の持っていない常識(わからない言葉や地名など)に気後れしていたのですが、中盤、ブッチ・キャシディ話のあたりで衝撃的に面白くなり、読了まで最高でした。物事の結びつけ方が奔放で力強く、他人への視線が思慮深くあたたかい。この先何度も読むこと...

はじめのうちは、削ぎ落とされた端正な文や、自分の持っていない常識(わからない言葉や地名など)に気後れしていたのですが、中盤、ブッチ・キャシディ話のあたりで衝撃的に面白くなり、読了まで最高でした。物事の結びつけ方が奔放で力強く、他人への視線が思慮深くあたたかい。この先何度も読むことになりそうです。 読むのに少し知識を要求されるのですが、わからないところは別に読み飛ばしてもいいし、ブルース・チャトウィンも1940年生まれと今のおじいちゃんくらいの人なので、ちょっと調べれば普通にわかることが多いと思います。

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2021/03/13

嘘とも真ともつかぬエピソードが次から次へとくりだされる。なんと自由奔放なことか。池澤夏樹による解説もよい

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2020/06/15

旅行記というか随筆。著者の興味に沿って挿話がたくさん入る。パタゴニアに関わった何人かのアウトローたちの伝記を綴り合わせたような本。荒凉とした平原を移動、ふっと立ち上がる回想ドラマ、また荒凉とした平原…を繰り返して、最後の長い挿話は著者の大伯父の伝記、旅の目的を果たして帰路へつく、...

旅行記というか随筆。著者の興味に沿って挿話がたくさん入る。パタゴニアに関わった何人かのアウトローたちの伝記を綴り合わせたような本。荒凉とした平原を移動、ふっと立ち上がる回想ドラマ、また荒凉とした平原…を繰り返して、最後の長い挿話は著者の大伯父の伝記、旅の目的を果たして帰路へつく、という構成。 相互に関係の薄い脱線が全体としてパタゴニアという土地の雰囲気を表しているような、しかしこれは著者の頭の中だけのパタゴニアであるような。発表当時は旅行記としてかなり独特のスタイルだったのではと思う。 ちなみに挿話のそれぞれの語りは淡々としているものの、内容は波乱万丈で人間の運命を考えさせられるところがあり、面白かった。どれだけ「盛って」るか不明だけど。

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2020/02/01

2018/05/14 読み終わった。 ちょっと長い。その分、荒涼とした、パタゴニアの風景を感じられるかも。Googleマップを片手に読んだ。 いろんなルーツの人が出てくる。イギリス、ドイツ、北欧。アフリカ系や、中華圏もいたかな。新大陸だと実感する。 Googleマップでアルゼンチ...

2018/05/14 読み終わった。 ちょっと長い。その分、荒涼とした、パタゴニアの風景を感じられるかも。Googleマップを片手に読んだ。 いろんなルーツの人が出てくる。イギリス、ドイツ、北欧。アフリカ系や、中華圏もいたかな。新大陸だと実感する。 Googleマップでアルゼンチンの街並みを見ると、どこも綺麗な碁盤目になっていて、中にはほぼパーフェクトな街並みも見られる。シムシティみたいで面白い。

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2019/12/21

まるで物語のような紀行文。現地の人たちのたくさんの話をベースに、現実と空想の間をさまよいながら著者がパタゴニアの大地をあるき続けていく感じ

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2019/07/15

話が大分、広範囲に及んでいるので、ほんの一部しかついていけなかったのだが、大好きな映画の「明日に向かって撃て」のブッチとサンダンスの登場にはテンションが上がった。映画の中では大きな期待を持って向かった先がボリビアだった。(駅前は閑散としたど田舎だった) ボリビアからもう少し南下す...

話が大分、広範囲に及んでいるので、ほんの一部しかついていけなかったのだが、大好きな映画の「明日に向かって撃て」のブッチとサンダンスの登場にはテンションが上がった。映画の中では大きな期待を持って向かった先がボリビアだった。(駅前は閑散としたど田舎だった) ボリビアからもう少し南下すればそこはそこはパタゴニアだ。 いつかパタゴニア地方に行ってみたいな。

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