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こうやって、考える。 の商品レビュー

3.6

66件のお客様レビュー

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2018/07/22

内容紹介】専門の英文学のみならず、思考、日本語論など、さまざまな分野で創造的な仕事を続けてきたことから「知の巨人」とも称される著者のこれまでの著作群から「無意識を使いこなす」「着想を古典化する」など、発想力を鍛えるためのヒントを集めた初の箴言集。 「知の生産性」を高める150の言...

内容紹介】専門の英文学のみならず、思考、日本語論など、さまざまな分野で創造的な仕事を続けてきたことから「知の巨人」とも称される著者のこれまでの著作群から「無意識を使いこなす」「着想を古典化する」など、発想力を鍛えるためのヒントを集めた初の箴言集。 「知の生産性」を高める150の言葉。 (「はじめに」より)私自身、広い意味で、エッセイと言ってよい文章を数多く書いてきた。なるべく短く、と心がけて書いたものの、冗長に流れることが少なくなかった。もっと短く、味わいのあるエッセイが書きたいと願いながら、年をとってしまった。 いまさら、どうすることもできない。そう思っていたところへ、「発想力や思考力を磨くヒントになるような箴言集を、これまでの著作から抜粋して作らせてほしい」と申し出てきたのがPHP研究所の出版部であった。(中略)本書の短いことばたちが、少しでも読者の役に立てば幸いである。

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2018/05/04

ずっと本屋で平積みされていて、気になっていた本。 外山さんの本は「思考の整理学」から何冊か読んでいて、買ったものも図書館で借りたものもある。 ぱらっと立ち読みしたときは、今までの本の中からエッセンス的に拾って再構成したものだと思ったので、なんとなく読むのを先延ばしにしていた。 ふ...

ずっと本屋で平積みされていて、気になっていた本。 外山さんの本は「思考の整理学」から何冊か読んでいて、買ったものも図書館で借りたものもある。 ぱらっと立ち読みしたときは、今までの本の中からエッセンス的に拾って再構成したものだと思ったので、なんとなく読むのを先延ばしにしていた。 ふと図書館で見つけてしまったので(セレンディピティだったと思う)借りて帰って、一時間足らずで読んでしまった。 というのも、やはり今までの本から抽出したものを再構成し読みやすくしているからだと思う。 今まで読んだ本の中で、そういえばこんなこと書いてあったなと思い出しながら読む。 そしていろんな著書の中から似たものを整理しているので、外山さんの言葉や思考を横断というか斜め読みできる本だった。 外山さんの語り方は基本的に好きだ。 「ですます」ではなく「だである」で書かれている言葉はもっと好き。おじいちゃんと話をしている気分になるからだろうか…(失礼?) 今回読んだ中で、もっと深く読みたいなとか、こんな本あったんだと思ったものはまたセレンディピティに任せて読んでみたいと思う。

Posted byブクログ

2018/04/21
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久しぶりで箴言集を読んだ。ものすごく懐かしかった。我ながら知的生産性のない人間だったし、これからもそうだろうなあと深く納得した。

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2018/03/21

「知の巨人」と言われている著者だが、平易で簡潔にまとめられており、エッセイ集のようで読みやすい。また、「考える」ために、読書の方法、生活スタイルなど、著者の実体験に即しており、取り入れるポイントが多いと思う。

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2018/02/20

多くの著書を書かれた外山滋比古さんが、その思考法、読書法、知性を磨く方法などについて、著書の中からエッセンスをピックアプしたもの。「発想の面白さは、化合の面白さ」「書く衝動を逃さない」「そよ風の如く読む」「分析は破壊であり、元に戻す(=元の認識のままでいる)ことはできない」など、...

多くの著書を書かれた外山滋比古さんが、その思考法、読書法、知性を磨く方法などについて、著書の中からエッセンスをピックアプしたもの。「発想の面白さは、化合の面白さ」「書く衝動を逃さない」「そよ風の如く読む」「分析は破壊であり、元に戻す(=元の認識のままでいる)ことはできない」など、なるほどと思わせる箴言が150個。参考になることが多いが、批判的に読んでいくと矛盾する主張もあり、自分のアタマで考える良いトレーニングにもなる。

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2018/01/29

飽きやすい人にオススメ。1ページずつに分けてあるので、好きなところから読めるし、出典が書いてあるため振り返って原作を探すこともカンタン。

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2018/01/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

昔『思考の整理学』を断念した経験あり。が、一度は外山さんの本を完読したいなと思っていたので、これはピッタリ! 「発想力を鍛えるヒント」「思考のプロセス」「思考力を高める方法」「知性を磨く生活」「思考につながる読書」「発想が豊かになる“おしゃべり”」「未来を創るヒント」の7章で構成。 気になった部分に付箋を貼っていったら、結構な量になった。 以下、覚書。 ===== 思考にとって役立つ知識は、善玉忘却をくぐってきたものである。 ===== 風を入れることが洗練化の必須の条件であるとするならば、当然、多考がもっと行われてしかるべき ===== 極端なことを言えば、知識の量に反比例して思考力は低下する、と言ってもよい ===== いい考えが得られたら、めったなことでは口にしてはいけない。ひとりであたためて、寝させておいて、純化をまつのが賢明である。 ===== 書くことはおっくうであるが、頭脳をよくするもっともよい方法は書くことだ。 ===== なるべく少なく、少なく、と心掛けてノートをとるのがノートの知恵である。 ===== 想像力のある、発見のできる頭をつくるには、でたらめの読書が役に立つ。 ===== これはと思った本は、一度読んだだけで満足してはいけない。風を入れて適当に忘れたころ、もう一度読む。ここで味が変わったら本ものでなない。 =====

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2018/01/10

https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-83615-7

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2018/01/05

外山滋比古氏の知に関するエッセイをまとめたもの。思考をどのような形で行うか、そのエッセンスが詰まっている。 idea 三上という言葉がある。枕上、鞍上、厠上という思考とは違う目的を思っている時に、アイデアが生まれる。セレンディピティという単語も使って説明されているが、要すれば、ア...

外山滋比古氏の知に関するエッセイをまとめたもの。思考をどのような形で行うか、そのエッセンスが詰まっている。 idea 三上という言葉がある。枕上、鞍上、厠上という思考とは違う目的を思っている時に、アイデアが生まれる。セレンディピティという単語も使って説明されているが、要すれば、アイデアは根詰めて考えても出てこないものだ。 process 何か思いついたら、寝かせる。時間を置いて、熟成させ、勝ち抜いて来たアイデアは本物だ。焦ってすぐ使わない。 think 考え事は朝する、童心になってみて、常に問い、疑う。本を読んだら、感想を書いてみる。こんな風にして、思考力を上げていく。 life 知性を磨く生活とは。汗を流し、体で考える。これはその通りだと思う。ランニングしていると、ふと思いつく。汗と一緒に不純物が流れ出てピュアなアイデアが出てくるから。1日の生き方に現れてくる。図書館を利用する、本を借りるのではなく書斎として使うとはかどる、これも同意。昔、六本木ライブラリーを利用していた。思いの強い人達の中で、自分も勉強していると、自然と高揚感もあり、集中する。この感覚を持つには、家ではなく、非日常の中で水のような気持ちを持って思考を整理していくことが必要なんだろう。週に一度は家族と離れて、空白の時間を持つ。これはその通りだが、逆に大切な人がいたら、そのひとにこそ持ってもらうようにすることが大事だ。 read 本の引力に従う。この言葉は面白い。確かに、乱読したり、そよ風のようにふわっと、時には嫌いなら投げ出してもいい。ただ、自分が必要とし、必要とされる本がある。その引力は、出会った人しかわからない。無駄な読書に見えるけれど、その出会いのためにあると思えばいい。 こうやって考える。一つ一つは当たり前。特に真新しい思考法でもなんでもない。ただ、すっと腹に入る。

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2017/11/23

外山さんはアウトプットに優れた物書きだなと感じる。頭の良い人間はたくさんいるが、その頭の中をそうでない人の言語に噛み砕いて易しく教えてくれる。そんな人は少ない気がする。知っていたけど実践できていなかったこと、大切なのにないがしろにしていたことを優しくつきつけられて、人生を見直そう...

外山さんはアウトプットに優れた物書きだなと感じる。頭の良い人間はたくさんいるが、その頭の中をそうでない人の言語に噛み砕いて易しく教えてくれる。そんな人は少ない気がする。知っていたけど実践できていなかったこと、大切なのにないがしろにしていたことを優しくつきつけられて、人生を見直そうと思った。

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