パラノイアだけが生き残る の商品レビュー
本来なら平時と有事の二つがあるはずですが、テクノロジーの進化やら何やらで、世の中ますます平時が少なくなってる感じです。著者の言う10Xの変化の要因となる候補が次々と現れてきます。それがシグナルなのかノイズなのか見極め正しい方向に経営の舵を取る、経営者に必要な心構えを本書は教えてく...
本来なら平時と有事の二つがあるはずですが、テクノロジーの進化やら何やらで、世の中ますます平時が少なくなってる感じです。著者の言う10Xの変化の要因となる候補が次々と現れてきます。それがシグナルなのかノイズなのか見極め正しい方向に経営の舵を取る、経営者に必要な心構えを本書は教えてくれます
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起業のこころ インテルがメモリー事業からの撤退を決めた場面、1985 “ 「もし我々が追い出され、新しいCEOを任命したら、そいつはどんな策を取るだろう」 「メモリー事業からの撤退だろうな」 「だったら一旦ドアの外に出て戻ってこよう!そして、撤退を我々の手でやろうではない...
起業のこころ インテルがメモリー事業からの撤退を決めた場面、1985 “ 「もし我々が追い出され、新しいCEOを任命したら、そいつはどんな策を取るだろう」 「メモリー事業からの撤退だろうな」 「だったら一旦ドアの外に出て戻ってこよう!そして、撤退を我々の手でやろうではないか!」
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銀の弾丸、仮にピストルの弾がひとつしかなかったときにどの競争相手を仕留めるために取っておくか。 戦力の転換点を見分けるためにどうするか? ・主要なライバル企業の入れ替わりがありそうか? →銀の弾丸をとっておく相手が変わっていないか? ・今まで大切な補完企業とみないしていた相手が...
銀の弾丸、仮にピストルの弾がひとつしかなかったときにどの競争相手を仕留めるために取っておくか。 戦力の転換点を見分けるためにどうするか? ・主要なライバル企業の入れ替わりがありそうか? →銀の弾丸をとっておく相手が変わっていないか? ・今まで大切な補完企業とみないしていた相手が入れ替わろうとしていないか? →今まで大切だったが今はそうでもない、追い抜かれそうになっていないか?産業界の力関係に変化が起きている兆候かもしれない。 ・周囲にずれてきた人はいないか? 10Xの変化
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もし我々が追い出され、AmazonがCEOとなったら、そいつはどんな策をとるだろう。 →インテルがメモリー事業撤退をきめた意思決定。 もし別の人だったら、、と客観性を担保して考える。 全ての変化を予測する事業計画は不可能だが、 消防署の事業計画が必要。
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私が楽観的なために、オススメされた本。ちなみに、「パラノイア≒超心配性」(↔楽観的)です。端的に要旨をまとめると、超心配性だからこそ、自分に襲い掛かる脅威に敏感になれる→生き残れる、という話です。楽観的であることに関してはほとんど触れられていませんが、楽観的にもメリットはあるので...
私が楽観的なために、オススメされた本。ちなみに、「パラノイア≒超心配性」(↔楽観的)です。端的に要旨をまとめると、超心配性だからこそ、自分に襲い掛かる脅威に敏感になれる→生き残れる、という話です。楽観的であることに関してはほとんど触れられていませんが、楽観的にもメリットはあるので、双方をうまくコントロールできたらいいなと思います。
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インテルの元CEO アンドリュー・グローブ氏の著作 競争を根底から覆す転換点をどう乗り越えるか? 20年以上前に書かれたとは思えない臨場感。 素晴らしい出会いに感謝です。
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戦略転換点をどう見極め,どう乗り換えたのかについて著者の体験を元にまとめられている. 本質をまとめているので身の回りの人と認識を合わせる際に紹介したい.実際に行うには難しく悩ましいが.
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20年前の書だが、全然色あせることない。20年前、この本が書かれた頃は、Appleの社長はスカリー。Windowsは95、『イノベーションのジレンマ』はまだ書かれていないかなあ。"Intel inside"より前。ポーターの5フォースにひとつ項目を加えて見たり...
20年前の書だが、全然色あせることない。20年前、この本が書かれた頃は、Appleの社長はスカリー。Windowsは95、『イノベーションのジレンマ』はまだ書かれていないかなあ。"Intel inside"より前。ポーターの5フォースにひとつ項目を加えて見たりしているが、メモリー企業だったインテルがマイクロプロセッサ〜企業になる決断が「戦略変換点」であったと説く。ハードからソフトまで一企業が支配する縦型から、ハードはハード企業、ソフトはソフト企業と横型になるという考え方は、他の業界でもあることかと。この本にはこれから数年後におこるiTuneやiPhoneの原型も提示されていたりする。ジョブスもこの本を読んで着想したのではないかと思う。いま読んでも良書。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
アンディ・グローブはインテルの会長を長く務めた方で、インテルは日本でもよく知られているため、彼の名前もラリー・ボシディよりも広く知られているように思う。そのアンディ・グローブが自分のインテルでの経験から学んだことを語った本がこの「パライノアだけが生き残る」だ。確か学生の時に、体裁が変わる前の版を手に取りすっかりファンになってしまったのだが、今回体裁も新たに再度出版されたので、久しぶりに紙の本で購入をした。 本書の考え方で有名となったのは何と言っても「戦略転換点」という考え方で、簡単に言ってしまえば自社の戦略を大きく変更せざるを得ない瞬間(といっても相当に長い期間ではある)のことだ。そしてこの戦略転換点を引き起こすのが「10X」の力である。企業や組織というのは、常に外的環境の変化に対して対応をし続ける必要があるが、通常の変化と比較にならない大きな変化が引き起こす外的要因の変化を「10X」であるとしている。筆者が作り上げたインテルにとって最も大きな10Xな変化は、猛烈な勢いでマーケットを席巻した日系企業であり、その競争によって追い込まれたインテルは主力のメモリー事業から撤退することになる。 本書はその10Xの変化を見分けるためにはどのような観点に注目すれば良いのか、そして戦略転換点における企業はどのようにその危機を乗り越えればよいのかということについて、ほぼ全てのページを割いている。 出版当時もその考え方は非常に参考になるということで本書は多くの著名経営者に賞賛されたのだが、20年たって新たに読み返して見ると、むしろその未来を見通す先見の明に驚かされる。例えば、「インターネットによりエンターテイメントの形が変わり、デジタル配信が行われるようになる」というのは、2018年まさしくNetflixやAmazon videoが実現をしていることだし、「デジタル情報は新聞や雑誌の地位を変えているか」ということも、4マス広告の一貫した下落でまさしく実現している。インターネットバンキングは日本ではまだまだ米国ほど普及してはいないものの、ネット専業の銀行や証券会社は複数社存在している。 一方で、ウォルマートに対してカテゴリーキラーとして生き残る戦略をとった小売、あるいは店舗体験を提供して価値を提供するといった戦略をとって再生したと本書で言われているバーンズ&ノーブルは、本書の段階では「驚異を生み出す存在」として描かれているウォルマートとあわせて根こそぎAmazonの驚異に晒されている。本書が執筆された段階ではウォルマートという「巨大ロジスティクス網」を生み出した小売が新たな存在として描写されていたわけだが、それから20年の間に小売の世界でも、10Xの変化である「インターネット」が巨大な影響を与えるようになったということだ。
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事業環境を取り巻く6つの力のうち1つが急激な変化を迎え、企業が戦略転換点、10xの変化に直面するとき、どのようにその変化に立ち向かうか・どう乗り切ったか・その際の精神状態はどのようなものだったか、という点について記載がなされた書籍
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