パラノイアだけが生き残る の商品レビュー
働いていく中でとても役に立つヒントが散りばめられた内容。タイトルにある「転換点」つまり「潮目が変わった」ことをいかに見逃さないようにするか、そのためには「パラノイア」的素養が重要だよ。転換点を乗り越えるために「死の谷を超える」という話が印象に残った。
Posted by
20年前に書かれた本と途中で知りびっくり。 今でも色褪せないどころか、変化が激しい今の時代こそますます重要と思われるようなメッセージがたくさん込められていた。
Posted by
原著発刊が1997年で、同時期にクレイトン・クリステンセン氏が「イノベーションのジレンマ」という概念を提唱している。戦略転換点を担う新CEOは前任者より優秀か否かではなくしがらみがないことに優位性があるとは、両者とも全く同じことを主張している。 グローブ氏の語る「戦略転換点」は...
原著発刊が1997年で、同時期にクレイトン・クリステンセン氏が「イノベーションのジレンマ」という概念を提唱している。戦略転換点を担う新CEOは前任者より優秀か否かではなくしがらみがないことに優位性があるとは、両者とも全く同じことを主張している。 グローブ氏の語る「戦略転換点」はひっそりと忍び寄り、振り返ったときの景色は一変している。そうした事業環境をどう乗り切るか、実際にインテルのかじ取りでチップバグの経営危機とCPUへ戦略転換した経験を持つグロープ氏の発言は重みがある。「1103という時刻を見るたびに当時が蘇る」という一文はそれだけ修羅場の意思決定であることを示唆している。大企業の経営者は「イノベーション促進」と気軽に謳っているが、戦略転換点に対峙する痛みを現経営者が英断するか新経営者が刷新するか、本書を読んで血肉にすべきであろう。米国半導体産業が日本メーカーに浸食されていく様が描かれているが、2000年代には全く同じことが日本と韓国で起こった。大袈裟ではなく経営に命をかけられるかどうかが戦略転換点が味方になるか敵になるかの重要ファクターなのであろう。
Posted by
経営者として書かれている本ですが、個人のキャリアの話としても読めると思う。 10xという急激な変化は気づかぬうちにくるので、それを乗り越えるために、普段から兆候を見つけるための情報収集を欠かさないこと、変化への対応をシミュレーションしてみること、目標を立ててコミットしたら、邁進す...
経営者として書かれている本ですが、個人のキャリアの話としても読めると思う。 10xという急激な変化は気づかぬうちにくるので、それを乗り越えるために、普段から兆候を見つけるための情報収集を欠かさないこと、変化への対応をシミュレーションしてみること、目標を立ててコミットしたら、邁進すること。などが大事なのかなと理解した。 90年代当初のインターネットの変化の話も書かれていて興味深い。
Posted by
5F+1の環境が大きく変化した転換点をどう乗り切るかを、経験にも続き展開。9章のインターネットに関しては本当に20年前に書かれたものかと思うぐらい正確な話です。
Posted by
1996年に刊行された本。でも、古さをあまり感じさせなかった。周囲の意見に耳を傾けながら、小さな懸念事項を一つずつ検討していくのは、文章で読むとさらっとしてるけど、実際はとても大変で疲れることだと思う。だからこそ、健康管理や睡眠が重視される(のかも)。 個人的には9、10章が面...
1996年に刊行された本。でも、古さをあまり感じさせなかった。周囲の意見に耳を傾けながら、小さな懸念事項を一つずつ検討していくのは、文章で読むとさらっとしてるけど、実際はとても大変で疲れることだと思う。だからこそ、健康管理や睡眠が重視される(のかも)。 個人的には9、10章が面白かった。 9章はインターネットに対する筆者の見解がまとまっている。 90年代に出てきた「インターネット」という技術に対する見解も見事だったけど、クラウドやポータブルなパソコンの登場(たぶんスマホではなくて、PDAやポケットサイズのPCだと思う)まで見ていて、すごい人は本当にすごいと思った。 10章は、個人のキャリアを「自分という会社のCEO」という視点でみよう、というお話。副業とまではっきり言ってないけど、20年前からいろんなことをやってみることを勧める人はいたのだと思った。 20年近く経っても、全く色あせない本だった。
Posted by
- 1
- 2