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漫画 君たちはどう生きるか の商品レビュー

3.9

725件のお客様レビュー

  1. 5つ

    196

  2. 4つ

    247

  3. 3つ

    193

  4. 2つ

    33

  5. 1つ

    9

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2024/04/23
  • ネタバレ

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1章 変な経験 ビルから、自分含め人間が分子のように見えた。これは天動説のように自分中心でなく、地動説のように広い世間を中心にした考えの元となる。それができている人は大人でも少ない。 2、3章 勇ましき友 芸術が素人に分からないように、人生についてもまた経験してみないとわからない。だから自分が感じたことや感動したことから出発するのがいい。 4章 ニュートンの林檎と牛乳 コペル君は牛乳から生産関係を思いついたが、これはすでに広く知られていることだった。このように、1人の人生では発見は限界はあるが、先人が集積してくれたものが学問である。このことから学問の重要性がわかる。 5章 貧しき友 貧しいとどうしても惨めな思いをすることも多いが、誇りを持って生きるべきだ。生産者は消費者より偉いのだ。そういう人のしている仕事は世の中になくてはならないものだ。また貧しくないものは、自由に勉強など力を伸ばしていけるのだから、生かさない手はない。 6章 ナポレオンと4人の少年 ナポレオンが英雄である理由として、行動力が挙げられるが、それ以上に大きな歴史の流れの中で封建制度の打ち倒しや学問の奨励といった爪痕を残して、自分の非凡さを人のために使ったことが挙げられる。 7、8章 雪の中の出来事 自分が王でないことを嘆くのは国王のみであるように、もともと持っているはずのものがない時に人は辛さを感じる。だから、人が惨めさを感じるのは、本来惨めでない存在のはずだからだ。このような辛さの中で最も大きいのは自分の過ちを認める時だ。しかし、そう思うということは正しく行動する能力があるからだ。自分で決定し、立ち直るべきだ。

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2024/04/20
  • ネタバレ

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いいことが沢山書いてあって普段同じ内容の本を2回読むことは滅多にないけれど立て続けに2回読んでしまった。 自分の汚い心に刺さる内容が多かったと感じた。 いろいろな発見ができるコペル君は天才だと思った。 自分を中心として物事を見ることがほとんどなので、全体像から入ると気づくことがあって面白いのかなと思った。 自分の体験を誤魔化すことなく考察するのは大事だけど難しそうだと思った。自分が感動したことや体験したことを忘れないようにしたい。 あたりまえのことを深く考えてみることで新しい気づきがある。 変えられないことを何度も考えてしまってやるべきことが何もできないことがあるので意識的に変えられないことは考えないようにしていきたい。 自分勝手な欲望や虚栄心を抱くことで苦しんだことが何度もある。恐らく自分中心であったり視野が狭かったりが原因だと思う。治せるものなのかわからないけれどこういう欲望や虚栄心から解放されたい。

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2024/04/10

漫画と小説を合わせ読みやすく、この年になっても気付かなかった事に改めて気付かされた一冊です。 当たり前の事が当たり前に出来ず背中を押してくれます。

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2024/04/08

失敗した時、誤ったことをした時、そこからどう動くのか。母親の寄り添い方も素敵だと思いました。 「僕たちは自分で自分を決定する力を持っている」 普遍的な内容で読みやすかったです。

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2024/04/08

一冊の本とは思えないほどパンチラインが多すぎる。パンチラインのみで形成された本。足から根っこを生やすみたいに僕は地面を踏みしめた。表現として何も突飛なことはしてない。なのにこれほどまでに迫ってきて、そして頼もしい言葉があるのかな。素晴らしかった

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2024/04/03

人間として立派に,"よりよく生きる"ためには,どのように考え,行動していくべきなのか。 登場人物たちの生き様,特に主人公であるコペル君とおじさんによるやりとり(言葉と心による交流)を通して,普遍的な倫理哲学における問いかけを登場人物に対してだけではなく,読み手...

人間として立派に,"よりよく生きる"ためには,どのように考え,行動していくべきなのか。 登場人物たちの生き様,特に主人公であるコペル君とおじさんによるやりとり(言葉と心による交流)を通して,普遍的な倫理哲学における問いかけを登場人物に対してだけではなく,読み手側へも同時に突きつけてくる物語。 まず90年近くも前に書かれた物語が,今なお現在を生きる私たちの心へ強く訴えかけ,揺り動かしてくる熱情を保ち続けていることに驚嘆を覚える。 いや,むしろそれどころか,科学技術や交通網の発展,インターネットの普及といった,グローバリゼーションによる多様な価値観が人々の中に浸透し,その代償としてアイデンティティとか自身の軸とでもいうべきものを見失いやすい,そんな"今の時代だからこそ",深く突き刺さるような示唆に富んだ作品なのではないかと思う。 個人的には,コペル君が友人との約束を裏切る過ちをおかした時に,お母さんがコペル君を優しく諭すように言い聞かせた,お母さん自身の学生時代に経験した些細な過ち・苦い経験を,大人になった今ではどのように捉え,考え,人生に活かしているのかという部分の話が好きだった。 この作品が好きならば,雨瀬シオリの『ここは今から倫理です。』も是非読んでみて欲しい。

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2024/03/26
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ネタバレ娘の断捨離本をビニールひもで縛っていたら目についた。えっ?この本捨てるの?オレ、読んでいないよ!ということで手に取る。人間は失敗の繰り返し。小さい頃はその原因・理由をあまり考えず、なので失敗を繰り返すが、大人に守られている。大人になったらそうはいかない。自己責任だ!自分で考える必要がある。自分で自分を決定する力を自然と養ってきた。しかし大人だからって1人ではない。一番大切なのは子どもの時の失敗を忘れてはいけない。その反省と謙虚さによって、周りの人たちに支えられ、何度も何度も背中を押されているはずだから。④

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2024/03/23

読み終わった後には自然に涙が流れるほど良著だった。何度も何度も読み返したい、おじさんの言葉。 人生まだまだ先がある。足に根っこが生えたように、一歩一歩踏み締めて、生きていこう。

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2024/03/18
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半分漫画、半分小説という感じ。 哲学的な内容だった。 大切なことがたくさん書かれていると感じた反面、正論だなぁ…と、私の汚れた心が顔を出してしまい、読んでて疲れてしまった。 ちょっと私には合わなかった……

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2024/03/03

普遍的で、難解ではなくて、誰にも大なり小なり心当たりのあることばかりで、だからこそ心にずっしりと来て苦しくなる言葉もありました。サクサク読めるけど、自分と向き合いながら読ませられる力があるゆえに、結局サクサク読むなんて無理で呻きながら読みました。映画きっかけに読みましたが、出会え...

普遍的で、難解ではなくて、誰にも大なり小なり心当たりのあることばかりで、だからこそ心にずっしりと来て苦しくなる言葉もありました。サクサク読めるけど、自分と向き合いながら読ませられる力があるゆえに、結局サクサク読むなんて無理で呻きながら読みました。映画きっかけに読みましたが、出会えて良かった名著。

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