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緑の窓口 樹木トラブル解決します の商品レビュー

3.5

16件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    3

  3. 3つ

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  4. 2つ

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2023/02/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

区役所の「緑の窓口」に異動させられた主人公が、わけありの樹木医と知り合い、街の色々な樹木に関する事件を解決していく物語だった。 樹木医という職業を初めて知った。また、木にも 育てる条件や環境が大切なこと、木を調べる道具があること、木にとっていい虫・悪い虫がいること、殺虫剤が木や人間に悪影響を及ぼすこともあるなど、木に関して とても勉強になった。 ドラマや続編にしてもいいくらいだなと思った。

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2022/05/11

 樹木についての話が面白かった。  登場人物、それにまつわる話はあまり共感できなかった。こじつけ、な感じがしてならなかった。

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2022/03/28

変わった視点で面白かった   植物好きの人が本当に植物想いだというのがよくわかる 人は弱った時に樹木に自分を当てはめた大切な人を当てはめたりするものなのだなぁ 男性はこういう自由奔放な感じの女性が好きですね

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2019/06/14

区役所に新設された樹木トラブル受付の「緑の窓口」。そこに配属された二人の職員とトラブル対処中に知り合った樹木医の女性を中心に、連作短編の形で話が進みます。樹木トラブルと言っても結局は樹木を間にした人間同士のトラブルなんですね。樹木を通して人間同士のいがみ合いを緩和していく、樹木の...

区役所に新設された樹木トラブル受付の「緑の窓口」。そこに配属された二人の職員とトラブル対処中に知り合った樹木医の女性を中心に、連作短編の形で話が進みます。樹木トラブルと言っても結局は樹木を間にした人間同士のトラブルなんですね。樹木を通して人間同士のいがみ合いを緩和していく、樹木の勉強にもなるとても優しい本でした。最終章から繋がるエピローグが、想像の範囲ではありましたがとても良かった。生還者のような下村作品を期待すると肩透かしですが、たまにはこんなのもいいかなと思います。

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2018/07/05

区役所に新設された緑の窓口。緑=植物に関する相談窓口。その係員である天野と先輩の岩浪。若い女性樹木医の柊のアドバイスで持ち込まれた緑に関する相談を解決していく。 コンセプトは面白いけど、内容としては陳腐でした。

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2018/05/21

家内が図書館で借りた本。「面白いから読んでみたら」と言われ手にしました。 市役所に設置された”緑の窓口”の係員と美人樹木医が樹木トラブルを解決して行く連作短編です。 最後にある後書きと言うか献辞のようなものに、樹木医さんが書いた樹木トリビアの本を読み、それを発想源に作った話だと書...

家内が図書館で借りた本。「面白いから読んでみたら」と言われ手にしました。 市役所に設置された”緑の窓口”の係員と美人樹木医が樹木トラブルを解決して行く連作短編です。 最後にある後書きと言うか献辞のようなものに、樹木医さんが書いた樹木トリビアの本を読み、それを発想源に作った話だと書かれてます。何か一つの面白い事象を元に、それをミステリーに仕立てたら・・・良くある手法なのでしょうが、それが余りに見え見えなのです。登場人物のキャラもいかにもラノベ風ですし、解決にあたり悪者役がコロリと善人に変わるのもわざとらしい。 そんな感じで、決して出来は良いとは言えないのですが、どこかホンワリと心地良く。最後の2編は一気読みしました。

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2018/03/28

人と関わるのが苦手な樹木医・柊さんとお役所に新設された「緑の窓口」勤務の天野君(時々プラス岩浪先輩)が樹木トラブルを解決していくミステリー。柊さんの樹木に対する愛が知識がとにかく凄い。とても生命力に溢れているなと思いきや繊細な一面ももつ樹木達。立派に育った樹木達にはそれぞれ誰かの...

人と関わるのが苦手な樹木医・柊さんとお役所に新設された「緑の窓口」勤務の天野君(時々プラス岩浪先輩)が樹木トラブルを解決していくミステリー。柊さんの樹木に対する愛が知識がとにかく凄い。とても生命力に溢れているなと思いきや繊細な一面ももつ樹木達。立派に育った樹木達にはそれぞれ誰かの想いが詰まっているのかなぁ。続編ありそうですね。

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2018/03/05

「家栽の人」(毛利甚八作・魚戸おさむ画)を 時折、読み返すことがある。 読んでいる(眺めている)間 あぁ、いいなぁ この雰囲気 という気分にさせてもらえる 刊行される次の「家栽の人」を わくわくしながら心待ちに していたころを思い出しました 何気なく、手に取った本作 下村敦史...

「家栽の人」(毛利甚八作・魚戸おさむ画)を 時折、読み返すことがある。 読んでいる(眺めている)間 あぁ、いいなぁ この雰囲気 という気分にさせてもらえる 刊行される次の「家栽の人」を わくわくしながら心待ちに していたころを思い出しました 何気なく、手に取った本作 下村敦史さんは初見の作家さんです 樹木医の柊紅葉さん 緑の窓口所員の天野優樹 そして同じく岩波先輩 本作に描かれる 登場人物たちも魅力的です 人は植物と一緒に 植物は人と一緒に 生きている そこに鮮やかなドラマが 絡んでくるのも また 楽しい ぜひ 続けて欲しいシリーズです

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2018/01/15

著者初読み。とても軽い。 とても軽いが故に、樹木に関するあれこれの印象が強く残る・・・これ狙ってるよね?樹木っていうテーマが好きだし、トリビアは実際に面白かったので★4つ。

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2017/12/23

樹木医はあまり知られていないので、仕事の様子など為になることが多かった。樹木医の女性は樹木を愛するがゆえ、周りが見えなくなることが多々有るが、樹木の診察などは医者が人を診察するのと同じように、患者の状態を聞き出し、察知し、診察していくことを木々にしている様子が感じられる。緑の窓口...

樹木医はあまり知られていないので、仕事の様子など為になることが多かった。樹木医の女性は樹木を愛するがゆえ、周りが見えなくなることが多々有るが、樹木の診察などは医者が人を診察するのと同じように、患者の状態を聞き出し、察知し、診察していくことを木々にしている様子が感じられる。緑の窓口の市役所職員の二人とはぎこちない関係だったが、住民の樹木に関するトラブルなどに駆けつけ、住民の声を聞き、仕事をしていくに連れ、関係も少しずつ打ち解けられて、妹を伐採したことで母との確執に落ち着いて対処し、丸く収めたのが良い。

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