緑の窓口 樹木トラブル解決します の商品レビュー

下村敦史(著者)

2017/11/11

登場人物も悪人はいないし、さわやかなお話だった。木の名前だけではなく話に登場した木の写真とかあると更に想像が膨らんでよかったなと思った。続編に期待

2017/10/15

下村敦史　著「緑の窓口」、２０１７．８発行です。ひこばえとは、樹木の本体が弱ったときに何とか子孫を残そうとして、根や切り株から生やす若芽のことだそうです。本体が弱ってるんですね！　樹木の予防・診断・治療の専門家である樹木医で樹木第一の柊紅葉（ひいらぎ　くれは）と区役所で緑の窓口（樹木トラブルの解決）担当だけど樹木には疎く人の気持ちには敏感な天野優樹の物語。二人を軸に様々なトラブルを解決します。短編連作6話。後味がとてもいい物語、シリーズにしていただきたいです。私も庭の樹木の声に耳を澄ませて聞かなくては！

2017/10/13

区役所職員の天野は、新しくできた部署「緑の窓口」へと異動となる。市民から樹木にまつわるトラブルの相談を持ちかけられ現場へと向かうと、“樹木医”の柊紅葉と出会う。彼女に惹かれる天野は、その後も手を借りトラブルを解決していく。
樹木に絡むトラブルを樹木医が解決するミステリーなのだが、下村さんにしてはちょっと期待はずれだった。

2017/10/03

【所在・貸出状況を見る】　https://sistlb.sist.ac.jp/opac/volume/207073

2017/09/25

こりゃ駄目だろ～。キャラ設定も話の展開も会話の緩さも、『警視庁いきもの係』そっくり。ただ動物と植物の違いだけ。今までの下村さんのストイックな作風とは全く違うし、この豹変は何なのだろう？
著者の意思なのか編集の要望なのか分からないが、チャレンジとして成功していると思えない。御自分が築いてきた物をもっと大切にしようよ。

2017/09/18

樹木にまつわる日常の謎ミステリ連作集。なるほど、「樹木医」という職業があるのですねえ。樹木についてはあまり興味がなかったのだけれど、興味深く読めました。でも花粉症の身としては、岩浪先輩にけっこう同調したくなってしまう部分も無きにしも非ず（笑）。
メインとなるのは樹木だけれど、そこに絡んでくるのはさまざまな人たちの想い。ハートウォーミングな読み心地でほっこりします。紅葉と母親の確執に関する謎もきちんと最後に解き明かされて、とても良い読後感でした。