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十三階の女 の商品レビュー

3.7

30件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

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2023/02/19
  • ネタバレ

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公安の刑事である黒江律子。女の武器を最大限に使い捜査する姿が読んでいて複雑な思いでした。 同僚や上司に情事を見られてるのも異様な雰囲気でした。 公安なので、テロリスト相手の心理戦な部分もあり、律子の頭の良さが凄まじかったです。

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2022/02/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

女性にしか書けない物語 テロリストを愛してしまった主人公の公安で働く女、テロリストの妻との最終章でのやりとりは女ならではの、女にしか分からない屈辱感が如実に感じられた。 ドラマ化されたら観てみたいけれど、かなり簡略化と内容変更がありそうな過激な描写や物語の背景だからないのかなぁ。 私はとても好きな物語でした。

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2021/07/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

警視庁公安秘密組織 「十三階」。 そんな所があるのか?どうか??? 主人公の刑事 黒江律子。 任務に忠実に動けば、女の武器を晒さなくては、いけない。 律子をこの組織の中で、育てた古池は、恋心もありながら、そんな彼女をどう見ているのか? パンプスを履いた時に父親も、そして姉夫婦も亡くした。 そんなジンクスを持つので、スニーカーを愛用し、殆ど、スニーカーを買い占めるほどになっている律子。 次から次へと、テロ事件に関する事件調査で、律子は、スパイ的行為も、、、そして、恋焦がれたり、裏を書かれたり・・・・誰を信用して良いのか? しかし、読んでいて、どの登場人物も好きになれない感が、膨らんでくる。 律子も、任務にのめり込んでいるのだが、自分の母親の事も考えた事があるのか? そして、愛に翻弄されているが、自分の唯一の愛すべき人は、誰なのか? 幸せな生活をするという平凡な毎日を過ごすには、何と難しい職業なのだろう・・・と、感じてしまった小説であった。

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2020/06/17

なんとか最後まで読んだけど、初めての作家さん。誰かが褒め称えておられたので読んでみたけど私的には少し合わないような(笑)また違う作品で印象 変わると良いけどね。

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2020/05/17

ゴツゴツとした生生しさに惹き込まれる。事件のスペクタクルと、「仕事と私情に引きちぎられる」という誰もが濃淡あれど感じる痛みに、読む手がどんどん引っ張られた。

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2019/12/01

筆力はあり読み進む。 どこかのレビューに書いてあったと記憶しているが、官能小説一歩手前、というのに同感。 私が男性だからなのか、女性はこういう思考を取ることもあるのか...!? という視点を得たことが収穫か!? ラストのほうについては突き抜き切れてない感をたっぷりと持ちました...

筆力はあり読み進む。 どこかのレビューに書いてあったと記憶しているが、官能小説一歩手前、というのに同感。 私が男性だからなのか、女性はこういう思考を取ることもあるのか...!? という視点を得たことが収穫か!? ラストのほうについては突き抜き切れてない感をたっぷりと持ちましたorz 払ってもいい金額:300円

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2019/04/03

律子の性格がもどかしい。こういう女性がほんとに警察内部にいるのかな。何が本音でどこからが仕事なのか、神経きっとまいってしまいそう。

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2019/01/18

公安、通称「十三階」の女は 女を武器にする。 『レイプされそうになってる現場を盗撮カメラでじっと監視する同僚』とか 『律子のセックスを生々しくあざ笑うテロリストをガラス越しに観察する上司』とか これが、外国映画のCIAやなんかの女スパイ物をイメージしてみれば 例えば、ブロンドの...

公安、通称「十三階」の女は 女を武器にする。 『レイプされそうになってる現場を盗撮カメラでじっと監視する同僚』とか 『律子のセックスを生々しくあざ笑うテロリストをガラス越しに観察する上司』とか これが、外国映画のCIAやなんかの女スパイ物をイメージしてみれば 例えば、ブロンドの美女スパイが「あなたのセックス、まぁまぁだったわ」 てなこと言いながら銃を構えるのはイメージできるが 日本人だとまったくイメージができない。 それは多分、人が身近過ぎてイメージできないんだろうね。 本当の自分がどこにいるのかわからなくなる・・・壊れてるわぁ。 辛すぎるけれど、目が離せない。 面白いというよりは目が離せない、そういう感じ。 続編もあるそうです。 読んでみようかと思います。 女が自分を犠牲にするのは子どもに対してなので 国家の母であれと育てるらしいです。 怖いわぁ。 あなた、仕事でセックスできますか?ってかんじです。 もちろん、そればっかりじゃないですが。 怖っていうのがすべての感想です。

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2019/01/24
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続編より先に読んでいたので、レビュー。テロと戦う公安の女刑事が主人公。読んでいて救いがないないような。あんたらただの使い捨ての「駒」じゃないの。

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2018/08/13

何だかんだと吉川作品を読んでる。 単発物だと発売当時はスルーしていたが、第2弾が出るので、読んでみた。 今回の舞台は公安。しかも、公安の中のエリートだけが選ばれる「チヨダ」の後任組織「13階」に配属された公安では珍しい女性刑事・律子が主人公。 「投入」に失敗し、北陸新幹線開通日に...

何だかんだと吉川作品を読んでる。 単発物だと発売当時はスルーしていたが、第2弾が出るので、読んでみた。 今回の舞台は公安。しかも、公安の中のエリートだけが選ばれる「チヨダ」の後任組織「13階」に配属された公安では珍しい女性刑事・律子が主人公。 「投入」に失敗し、北陸新幹線開通日に金沢駅で76人も死者を出すテロを防げなかったところから、話は始まる。 テログループは「スノーホワイト」と名乗るが、なかなか手がかりが掴めない中、律子は現場を離れ、資料室の配属になっていた。そんな時、姉と義兄が飲酒運転の車に追突され、即死する。その事件をきっかけに「13階」に復帰する律子。 公安の主人公は初めてだけど、原麻希シリーズに公安はがっつり登場するし、最新刊では同じように中東のテロ組織の話を書いているので、あんまり新鮮味がない。 いつものような軽い感じではないけど、相変わらず、恋愛要素多目なのも、マイナス要素。 スニーカーに異様に拘る設定とか面白いのに、男にすぐにのめり込んでたら、そりゃあ、潜入捜査は失敗するって。 それでも律子を使い続ける「13階」の危機意識もないから、続編も出るのだろうけど…で、また読んでしまう私もどうなんだか…

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