筺底のエルピス(5) の商品レビュー
前巻までの怒涛の展開から一転、ヒロインにとっても、そして読者にとっても仕切り直しの巻となった。瀕死の精神状態から次巻以降に備えて再生を測る時なのだ。その過程で、新たなる謎と不穏な予感が見え隠れする見せ方も非常にうまい。前巻でああこういう話ね、とたかを括っていたら、まだまだ奥が深か...
前巻までの怒涛の展開から一転、ヒロインにとっても、そして読者にとっても仕切り直しの巻となった。瀕死の精神状態から次巻以降に備えて再生を測る時なのだ。その過程で、新たなる謎と不穏な予感が見え隠れする見せ方も非常にうまい。前巻でああこういう話ね、とたかを括っていたら、まだまだ奥が深かった。このシリーズの底知れなさを実感する巻でもあった。前巻までの緊迫と絶望に比べると、間の抜けたキャラクターや微笑ましいノリに少し心を穏やかにできた。(少々デフォルメされたキャラは気になるが)
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インターバル取らないと読む気にならない 恐怖のデスゲームなラノベ、第5弾。 パラドックスすら物語の一部。 え? え? 今まで読んできた物語は 人類滅亡しちゃった並行世界? いや、こちらがまだ未決定の世界か。 なんか把握しきれてないけど 大雑把に物語につきあうことにしよう。 今...
インターバル取らないと読む気にならない 恐怖のデスゲームなラノベ、第5弾。 パラドックスすら物語の一部。 え? え? 今まで読んできた物語は 人類滅亡しちゃった並行世界? いや、こちらがまだ未決定の世界か。 なんか把握しきれてないけど 大雑把に物語につきあうことにしよう。 今回は意外とデスゲームじゃなくて (前回がひどかったからな) 組織を立て直していく話でした。 その中で、これまでと同じやりかたでは 新しい未来は創れないと決意を新たにしていく。 ちょいちょい青春少女漫画的な 癒しのページもはさみつつ。 それにしても前巻読んだのが 去年の5月って、開きすぎだろう(汗) 近いうちに6巻も読んだ方がいいな。
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- ネタバレ
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#日本SF読者クラブ 表紙を眺めては、ページを開くのを躊躇していた。中を見るのが怖かった。前巻の結末が、あまりにも... 叶とカナエ。同一人物であるが、2歳の差。カナエは人類が絶滅していくなか、鬼とよばれても生き延びてきた。埋めようもない壮絶な体験の差。そんな二人(とくにカナエ)をどう扱ったらよいのか周囲もわからない。もちろん本人も。今月第6巻が出版されるが、すんなりページを開けるだろうか。
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前巻はそこまでやるのかという驚きの内容だったが 今巻はあそこまでやっておいてこうなるのかと別方向の驚きだった 黍ちゃんも絶句だね 作者が好きなように書き過ぎでまとまりわるい気がすごくするが ここまで奔放に振れればどこまでいくか見てみたい期待の方が上なので良い
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20:若人たちがんばって……頑張って……ほんとに……( ;∀;) そして、一年かけて執筆されたものを一晩で読破してしまう罪深さよ……。
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捨環戦アフター。選ばれなかった未来を生きた彼女と選ばれた今でこれから戦う主人公たちの新たな決意が描かれる。絶望的な前巻を経た彼女は勿論ながら、彼女自身を受け入れる周りの登場人物もそれぞれに覚悟を決める。特に白鬼に憑かれた結とリーゼント冬九郎がとても好き(理屈云々より感情でぶっ飛ば...
捨環戦アフター。選ばれなかった未来を生きた彼女と選ばれた今でこれから戦う主人公たちの新たな決意が描かれる。絶望的な前巻を経た彼女は勿論ながら、彼女自身を受け入れる周りの登場人物もそれぞれに覚悟を決める。特に白鬼に憑かれた結とリーゼント冬九郎がとても好き(理屈云々より感情でぶっ飛ばせるキャラが好み) 物語は次のステージに進み、鬼、門部そして世界そのものの謎、確信へ。とりあえず次巻はよ!
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