「管理会計の基本」がすべてわかる本 第2版 の商品レビュー
これは、管理会計の初学者にもわかりやすい本だと思います。 ただ、管理会計自体が(財務)会計の基礎がないと難しい部分もあるため、そこは注意が必要かと思います。 自分も管理会計を勉強してから時間が経ったため、内容を思い出すために読みましたが、かなり読みやすく勉強になりました。
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著書の金子先生の授業を受けて、管理会計に温度感が生まれた。不確実な中でどのように判断していくか。意思決定をしようとしている人の背中を押すのが管理会計の役割だと思った。
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実務はしたことがなく、今後管理会計システムの開発に携わるので入門書を色々読んでいます。 この本は、堅苦しい表示と未経験者には取っつきづらいページ数ですが、中身は一つのテーマにたいして2-3ページずつの章立てで、新人とベテランの対話形式で進むので大変分かりやすいです。 ただし、以...
実務はしたことがなく、今後管理会計システムの開発に携わるので入門書を色々読んでいます。 この本は、堅苦しい表示と未経験者には取っつきづらいページ数ですが、中身は一つのテーマにたいして2-3ページずつの章立てで、新人とベテランの対話形式で進むので大変分かりやすいです。 ただし、以下の点がたまに気になります。 誤字がある。 新人が間違え、ベテランが正す形式が多いが、間違え方が会計の考え方以前の間違え(会計の考え方が間違っている+曲解)があり、正しい考え方を聞いても、その新人の間違いを完全に正したことになっておらず混乱する事がある。 例、100円の商品を10%値下げし利益額を保持するのに必要な個数は、と言う問いに対し、元の1個あたりの利益が30円だから値下げで27円(利益から10%引いている)なので利益額÷27円で新人が個数を求めた。ベテランはそんな単純ではない固定費を考えろという対話で、式は100円×個数×90%-(変動費×個数+固定費)=利益額 新人は固定費を変動費的に考えていることが間違えで固定費をちゃんと考えれば新人の導いた個数より少ない個数で利益は維持できる。しかし新人が最初に導いた個数はそうならない。なぜなら新人がそもそも値下げは売価に対してで有り、利益から10%引く行為がおかしい。この点は指摘されずにこの章は終わる。
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初心者向けで分かりやすい。全体感を掴むには良いが、実務面での入門書としては、ウェイトが実務寄りではなかった
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書評 管理会計についての本。基本と言いつつも内容は非常に充実している。見る側(≠作る側)の視点としてはこの本だけでほとんどの判断は可能になりそう。新米・ベテランコンサルの対話形式で進んでいく。平易な内容ばかりではなく、多少難しい部分も分かりやすく書かれている。 各章ごとのトピ...
書評 管理会計についての本。基本と言いつつも内容は非常に充実している。見る側(≠作る側)の視点としてはこの本だけでほとんどの判断は可能になりそう。新米・ベテランコンサルの対話形式で進んでいく。平易な内容ばかりではなく、多少難しい部分も分かりやすく書かれている。 各章ごとのトピックや目を留めたポイントは下記の通り。 ■意思決定 ・埋没コストと機会コスト ・固定費→内外製判断 ・限利→原価割れでの受注是非判断 ■CVP分析 ・損益分岐点は製造量と販売量が釣り合う前提(→在庫を考慮すると損益分岐点が上がる) ・売上の不確実性に対し、安全余裕率を意識した予算編成が有効 ■固変分解 ・費目別精査法(←費用の実態がある程度把握できているときに効果的) ・最小自乗法(←コスト構造が安定しているときに効果的) ■投資の経済性 ・タックスシールド、加重平均資本コスト(WACC) ・評価手法: 回収期間法、投下資本利益率法(ROI法)、正味現在価値法(NPV法)、内部利益率法(IRR法) ■コストマネジメント ・原価企画(直接原価は企画・設計段階で作り込む) ・活動基準原価計算(ABC、Activity Based Costing、間接費をまとめず個々に適切な基準で配賦) ・負担金方式(間接部門を利益目標で管理できる) ・コストを管理可能か不能かに切り分ける ■業績評価 ・人は採点基準通りに行動する ・部門別損益で管理不能固定費配賦後の利益で業績評価するのはNG。あくまで目標値の設定として ■BSC ・財務→顧客→業務プロセス→学習と成長の視点 ・ビジョンと戦略をベースにKPIを統合する ・パフォーマンス・ドライバ(行動を促す事前的指標)と成果尺度(結果を測る事後的指標) ・KGIやOKRもKPIと同じ ・戦略マップ
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