白に染まる の商品レビュー
余一の名前に込められた思いがあきらかになり、お糸との夫婦の絆もより深くなる。 ささやかな幸福を手に入れた余一に、よかったねえ、しっかり味わってね、という気持ちに。 赤ちゃんが生まれたら、義父とともに、デレデレになって甘やかしてあげてね、と。 おみつのでしゃばりぶりが、現実にいたら...
余一の名前に込められた思いがあきらかになり、お糸との夫婦の絆もより深くなる。 ささやかな幸福を手に入れた余一に、よかったねえ、しっかり味わってね、という気持ちに。 赤ちゃんが生まれたら、義父とともに、デレデレになって甘やかしてあげてね、と。 おみつのでしゃばりぶりが、現実にいたら勘弁してほしいけれど、小説の中なら許されて楽しく読める。井筒屋との因縁もなんとか。 次巻も楽しみ。
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着物始末暦 シリーズ9 晴れて夫婦となった、余一とお糸夫婦に、子供が授かった。 大隅屋は、西海天女とよばれている唐橋花魁が、花魁道中で着る最後の打掛を作り、大評判となった。 その一方で、唐橋に恨みを持つ札差の澤田屋や、京の老舗呉服問屋・井筒屋江戸店の店主、愁介の動きが怪しい...
着物始末暦 シリーズ9 晴れて夫婦となった、余一とお糸夫婦に、子供が授かった。 大隅屋は、西海天女とよばれている唐橋花魁が、花魁道中で着る最後の打掛を作り、大評判となった。 その一方で、唐橋に恨みを持つ札差の澤田屋や、京の老舗呉服問屋・井筒屋江戸店の店主、愁介の動きが怪しい。 次回、最終話。 どんな風に落ち着くのか、楽しみ。
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202104~5/全10巻まとめて。着物始末職人と彼をとりまく人々との物語。良く言えば人間らしいんだけど、性格の嫌な部分が目につきすぎて登場人物達があまり好きになれなかったのと、恋愛話ターンにあまり魅力を感じずハマるまではいかなかった。奉公人おみつが一番苦手。六助の特殊能力設定も...
202104~5/全10巻まとめて。着物始末職人と彼をとりまく人々との物語。良く言えば人間らしいんだけど、性格の嫌な部分が目につきすぎて登場人物達があまり好きになれなかったのと、恋愛話ターンにあまり魅力を感じずハマるまではいかなかった。奉公人おみつが一番苦手。六助の特殊能力設定も必要に思えなかった。話によってメインになる登場人物が変わるタイプの短編なので、別話・別視点だけど同じエピソードが再三出てきたり、時系列でみるとわかりにくい時も。とはいえ、巻を重ねるごとにキャラ達への多少の愛着もわき笑、若旦那綾太郎達の成長もみてとれ、全巻面白く読めた。巻末に着物柄説明が入っている趣向も良い。
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やっと夫婦になった余一と、おいとだが、店が忙しくすれ違いの生活が続き互いに思いやるあまり、甘えることができない。胸に思うことを伝えなければと、父親からも言われる。 子宝祈願の山王神社で出会った尼僧のことを思い出していると、本人がダルマ屋に訪ねてくる。 新しい展開が。 唐橋の...
やっと夫婦になった余一と、おいとだが、店が忙しくすれ違いの生活が続き互いに思いやるあまり、甘えることができない。胸に思うことを伝えなければと、父親からも言われる。 子宝祈願の山王神社で出会った尼僧のことを思い出していると、本人がダルマ屋に訪ねてくる。 新しい展開が。 唐橋の打ち掛けで邪魔をした六助を恨んで襲わせた井筒屋。とっさに助けて刺された千吉。 ここでも、新しい縁が始まる。 人と人の感情が交差し、睦み合い思い合う人々。 情愛深い登場人物に感動する9巻。
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余一の生い立ちの秘密も明かされ、 井筒屋の脅威もひとまずなりを潜めて、漸く次は最終巻です。 おみつの鼻っ柱の強さだけは、まだ慣れることができません。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
シリーズ9巻も面白かったです。 余一、お糸おめでとう!と思いました。余一がでれでれな父親になるなんて想像できませんが、始めの頃に比べるとかなり丸くなったなぁ。 唐橋の花魁道中も良かったです。幸せにおなり。 「人は白に染まる」という余一の言葉が印象でした。 愁介やられたなぁ…で、井筒屋が撤退!?となりましたが、彼のことだからここで終わりそうにないです。 最終巻も楽しみです。
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着物始末歴 九 師走の風 白に染まる 道中の行方 寿の袖 付録 主な着物柄 知り合いに貰った本なんだけど 八が抜けていたと ここを登録しようとして気づいた。 特に八を読んでないとわからないことはない。 何も支障がない。
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晴れて夫婦になった着物始末屋の余一と、一膳飯屋の看板娘・お糸の物語。シリーズ№9「白に染まる」、2017.8発行です。師走の嵐、白に染まる、道中の行方、寿(ことはぎ)の袖の4話。余一の名前を「余った一」と思ってた余一ですが、余(よ)は、貴い身分の者が自分を指す言葉で、我ひとりとい...
晴れて夫婦になった着物始末屋の余一と、一膳飯屋の看板娘・お糸の物語。シリーズ№9「白に染まる」、2017.8発行です。師走の嵐、白に染まる、道中の行方、寿(ことはぎ)の袖の4話。余一の名前を「余った一」と思ってた余一ですが、余(よ)は、貴い身分の者が自分を指す言葉で、我ひとりという意味、ひとりでも生きていけるようにとの母親の気持ちから名付けられたことがわかりました。
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お糸の妊娠に、余一の出生、唐橋の花魁道中に、おみつと千吉まで…次々と事が起こり、花魁道中に着た打掛の始末はどうなるのかと期待も持たせて終わっていますが、何処に焦点を当てて読んだらいいものだかわからなくなってきました。
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