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いくさの底 の商品レビュー

3.5

26件のお客様レビュー

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  3. 3つ

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2018/08/14

プロローグが謎の犯人の自白から始まる戦争ミステリ。戦時中のビルマの村で発生した殺人事件は、舞台が戦時中というだけではなく、日中緬が絡み合う特殊な場所、特殊な人間関係ゆえ発生する。 登場人物は少ないのだが犯人を当てることは難しい。

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2018/07/24

戦時中ミステリー。 人を殺すことが仕事のような戦争の最中に起きた殺人事件。 命が軽い時代だからって、命が大事ではないわけではないのだ。

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2018/07/14
  • ネタバレ

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第二次世界大戦下のビルマの村を舞台としたミステリー。 作者初読みです。 ミステリーとしては、犯人の想定まではできると思いますが、動機となる真相はさすがにわからないでしょう。 その点からはミステリー的戦争小説といえるかもしれません。 戦時の不条理が人を変えて理不尽な行動に駆り立てるという問題提起をしていると思いました。

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2018/06/13

戦時下のビルマの山奥で起こった小隊長殺害をめぐる物語。戦争物でありながらも、ミステリータッチな部分もあり興味深い。登場人物たちの細かな心の動きと、些細な行動の裏にある感情の推測がおもしろい。

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2018/01/27

第二次大戦中のビルマを舞台としたミステリ。ちょっと硬い雰囲気で読みづらく感じましたが。それでもこの時代の空気が充分に味わえる作品でした。 ある村で起こった連続殺人。誰が犯人か、というよりは、どうして起こったのか、という部分が主体かも。この動機についてはこういう状況下でこそのものな...

第二次大戦中のビルマを舞台としたミステリ。ちょっと硬い雰囲気で読みづらく感じましたが。それでもこの時代の空気が充分に味わえる作品でした。 ある村で起こった連続殺人。誰が犯人か、というよりは、どうして起こったのか、という部分が主体かも。この動機についてはこういう状況下でこそのものなのだけれど、現代でも理解できないではなく。戦争の悲劇とは、実際の激しい戦闘だけではなく、こういう事態が起こってしまうことにもあるのかもしれないと思えました。

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2018/01/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

このミス5位。不勉強なため、歴史的背景がよくわからず、その説明もほとんどないため、のめり込むことができなかった。

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2018/01/10

このミス5位。ミステリーというよりは戦争小説だけど、紛れもない傑作。最後の真相が分かる場面の緊迫感は凄かった。

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2018/01/08

次の書評にある通りの、ミステリです。 「謎解きの構成が、戦争小説としてのテーマと完璧に結びついている点といい、抑えた筆致が醸し出す不穏な緊張感といい、ほれぼれするほど完成度の高いミステリである。」 犯人も以外、動機も意外。 最後に全ての伏線が収束されていきます。 犯人が分かり...

次の書評にある通りの、ミステリです。 「謎解きの構成が、戦争小説としてのテーマと完璧に結びついている点といい、抑えた筆致が醸し出す不穏な緊張感といい、ほれぼれするほど完成度の高いミステリである。」 犯人も以外、動機も意外。 最後に全ての伏線が収束されていきます。 犯人が分かり、動機が判明するまでの部分が、圧巻です。 一気読みしてしまいました。

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2018/01/08

このミス2018で5位 重慶軍との戦いにおいて、ビルマの村に駐屯していた部隊の指揮官である青年将校が殺害される。翌々日には村長も同様の方法で殺される。犯人は中国軍か、村人か、はたまた日本軍か… 広大な中国戦線の辺境ではあるが、最前線の緊張感を持ちつつ、戦争に巻き込まれたビルマと当...

このミス2018で5位 重慶軍との戦いにおいて、ビルマの村に駐屯していた部隊の指揮官である青年将校が殺害される。翌々日には村長も同様の方法で殺される。犯人は中国軍か、村人か、はたまた日本軍か… 広大な中国戦線の辺境ではあるが、最前線の緊張感を持ちつつ、戦争に巻き込まれたビルマと当事者で日中の人間。彼ら意識の違いが、成程こんな感じなのだろうと感じ取れるところが面白い。 ミステリというか、軍隊というものは、どの国でもこの様な性質を持つものなのだという事を、著者は伝えているのではないだろうかと思った。

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2018/01/07

ビルマのある村で少尉が殺された。誰が、なぜか、戦場ミステリ。正直読みづらかったです。軍隊のことのせいか、それともオオマサ・コマサとか、どうもしっくりこなかったし。より戦争小説の色合いで書かれていたらよかったかな。淡々とした風ですが、日本軍、村人、華僑そして支那の複雑な関係、口を閉...

ビルマのある村で少尉が殺された。誰が、なぜか、戦場ミステリ。正直読みづらかったです。軍隊のことのせいか、それともオオマサ・コマサとか、どうもしっくりこなかったし。より戦争小説の色合いで書かれていたらよかったかな。淡々とした風ですが、日本軍、村人、華僑そして支那の複雑な関係、口を閉ざす人々の空気、最後の独白のところはよくかけていたかな。

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