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影裏 の商品レビュー

2.8

97件のお客様レビュー

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  4. 2つ

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2024/02/26

先に綾野剛と松田龍平で映画化された物を見た。 映画を見て理解できない部分があったので、原作を読んでみた。が、原作を読んでもイマイチ理解できなかった。

Posted byブクログ

2023/09/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

芥川賞受賞作。 謎が多い本です。 主人公は、男性ですよね? 2年前、東京の会社から転勤になり、岩手に移住。 2年前、東京で、付き合っていたのが、和哉。ん? 同性愛なのか…和哉が女性系なのか…。 岩手に移住してから、日浅という会社の同僚と仲良くなる。釣りに行ったり、酒を飲んだりした。 突然、日浅が退職し、連絡の手段が無くなる。半年ほどして?日浅が、会社に現れ、また、釣りに行くようになった。 日浅は、営業の仕事をしていて、一度、結婚式の会員になるのを頼まれ、申し込んだ。 その後、東日本大震災が起こった。 主人公の住んでいるところは、内陸部だったので、震災の被害はさほどなかった。 しかし、ある日、日浅が亡くなった可能性が高いと、パートの女性から知らされる。 パートの女性は、日浅に頼まれ、保険なども家族分入ったり、35万円貸したりしていた。震災後、返金して欲しく連絡したが、つながらず、会社に尋ねると、津波に飲み込まれたようで行方不明。 主人公も、日浅の行方を探すが、手掛かりはなく、実家を訪ねた。実家の父は、日浅とは縁を切ったと。 日浅は、親をだまして、大学の4年間、仕送りさせて、卒業証書を偽造していた。 父に言わせると、日浅は生きていて、そのうち、震災のごたごたのまぎれて、窃盗などの犯罪を犯すに違いないと。 最期に、震災後間もない頃、釜石市内の銀行ATMをバールで壊して捕まった男がいた。 わたしは日浅がその男の同胞であるのを頼もしく感じた。 これは、日浅が捕まったわけではないですよね? 謎だ。 映画化されているのですね。 https://eiri-movie.com/ 全く興味が無いのですが、和哉が中村倫也なのが気になる…。予告動画を見ると、女装してました。 あと、自然がキレイそう。 ブクログ内で、小説読了207冊。

Posted byブクログ

2023/01/05

なんだろうか、終始 重苦しく不穏な話でした。100ページもいかない話でしたが、時系列もズレ、難しい漢字も多く、何を語りたいのか考える話でした。しかし、このモヤモヤ感が記憶には残る。

Posted byブクログ

2022/08/07

ごめんなさい、なんか読みにくかった。 芥川賞ってどれもこんな書き方の作品ばかりなのか? 私の肌には合わなかったです。。。

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2022/01/15

時間の流れが掴みにくく、戸惑った。 とても面白い部分と、とてもつまらない部分が織り混ざっていた。 釣りや川辺の状況については、描写が細かく生き生きと感じたが、その他の部分では意味のわからない描写も多かった。 芥川賞受賞作品であるが、文章の向こう側にあるモノを自分が上手く捉えられな...

時間の流れが掴みにくく、戸惑った。 とても面白い部分と、とてもつまらない部分が織り混ざっていた。 釣りや川辺の状況については、描写が細かく生き生きと感じたが、その他の部分では意味のわからない描写も多かった。 芥川賞受賞作品であるが、文章の向こう側にあるモノを自分が上手く捉えられないのか、未消化部分が残った。

Posted byブクログ

2021/09/29

芥川賞作品って自分とは合わないと思っているから読まないんだけれども、岩手が舞台と聞いて読んでみた(^^)思ったほど読むのが辛くはなかったけれど、やっぱり合わないな~(--;)でも二戸が出てきた時は嬉しかった♪

Posted byブクログ

2021/09/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 沼田真佑「影裏(えいり)」、2017.7発行。初読み作家です。タイトルの意味が不明で手に取りました。全94頁ですが、20頁付近で失速しました。意味不明でした。部分部分の表現はいいなとは思いますが、面白くないと読み進めることはできませんね。

Posted byブクログ

2021/07/17

影裏 著作者:沼田真佑 発行者:文藝春秋 タイムライン http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698 大きな崩壊を前に、目に映るものは何か交差する追憶と現実

Posted byブクログ

2021/05/17

ざっと読んでしまってからやっとこれは一文一文噛み砕いて読まなきゃいけない系の文章だと気づく...。全体としてはそんなに長くないが、婉曲に語られる部分など、「含み」をもたせた文章に敏感であったらもっと楽しめたんだろうなぁと。自分の読み方を反省しました。

Posted byブクログ

2021/02/15

不思議なくらい、なかなか読後頭から離れることがなかったストーリーでした。 表現がやや難解で、今野と日浅の関係性が直截的に語られず随所に散りばめられた比喩表現のみだったところが、なんだか高尚な文学の雰囲気を醸し出していて、普通に読みたかった読者をとてつもなく困惑させてしまう原因にな...

不思議なくらい、なかなか読後頭から離れることがなかったストーリーでした。 表現がやや難解で、今野と日浅の関係性が直截的に語られず随所に散りばめられた比喩表現のみだったところが、なんだか高尚な文学の雰囲気を醸し出していて、普通に読みたかった読者をとてつもなく困惑させてしまう原因になっている気がしました。 匂わせがわかる人だけにわかる仕掛けが、評価の分かれどころかも。 普通にわかりやすく書いたら、今野は陰キャで日浅はだらしなくて不実なオトコ的な話。それをここまで昇華させて美しい文章で仕上げていてすごいです。 今野の日浅への想いや印象が、美しかったり雄々しかったり時には残酷だったりする盛岡の自然描写で表現されているところが一番良かったです。 今野は一途に日浅に憧れていいところばかり見ていたけれど、美しい風景にも災害があるように、日浅にも裏の顔があったという残酷さを容赦なく突きつけられて、お気の毒としか言いようがなかったです… アバエクの極みだったのでは。 日浅のことを理解しようと努力していた今野ですが、やはりいいところしか見てなかった、自分の都合のいい理想像でしかなかった、というのが痛いところで、わりと恋愛ではありがちな心理だったのが共感ポイントでした。面白かったです。

Posted byブクログ