物語ポーランドの歴史 の商品レビュー
物語 ポーランドの歴史 - 東欧の「大国」の苦難と再生。渡辺克義先生の著書。第二次世界大戦が始まったのはナチス・ドイツがポーランドに侵攻したことが直接のきっかけ。中世には隆盛を極めていて、歴史的にも重要なポーランド。でもポーランドの歴史について詳しく語れる日本人は多くないと思いま...
物語 ポーランドの歴史 - 東欧の「大国」の苦難と再生。渡辺克義先生の著書。第二次世界大戦が始まったのはナチス・ドイツがポーランドに侵攻したことが直接のきっかけ。中世には隆盛を極めていて、歴史的にも重要なポーランド。でもポーランドの歴史について詳しく語れる日本人は多くないと思います。ポーランドの歴史を一から学べる良書。
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中世に隆盛を誇るもやがて衰退し、隣接諸国による領土分割で国の独立を失ったポーランド人。列強の狭間で翻弄され続けた歴史を辿る。
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ベルギーに続いて、物語シリーズのポーランド。ベルギーもそうだがヨーロッパの歴史はむしろ小国から学ぶべきなのかもと思った。大国に翻弄され、綱渡りをし、時には国家としては滅亡し、また復活する。しかしその復活の際には領土は以前と違っている。感覚的にはそんなことあるの?という話が普通にあ...
ベルギーに続いて、物語シリーズのポーランド。ベルギーもそうだがヨーロッパの歴史はむしろ小国から学ぶべきなのかもと思った。大国に翻弄され、綱渡りをし、時には国家としては滅亡し、また復活する。しかしその復活の際には領土は以前と違っている。感覚的にはそんなことあるの?という話が普通にあり、「固有の領土」という概念は、現実世界には存在しないこと理解させられる。その教訓のなかでは色々な問題があるとしてもEUの成立は画期的だし、存続することは重要なのだ。西洋文化だけを賛美する必要ははないが、両大戦の重みを背負った上での文化がそこにはある。
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中公新書の『物語~の歴史』シリーズ。ポーランドにも前から興味があるので、久しぶりに読みました。 個人的には中世の話をもう少し読みたかったというのはあるのですが、近現代、とくに現代の話題はあまり知らなかったので楽しく読めました。 紙幅の都合はあると思うのですが、章によっては事実を...
中公新書の『物語~の歴史』シリーズ。ポーランドにも前から興味があるので、久しぶりに読みました。 個人的には中世の話をもう少し読みたかったというのはあるのですが、近現代、とくに現代の話題はあまり知らなかったので楽しく読めました。 紙幅の都合はあると思うのですが、章によっては事実を時系列に追うくらいにとどまっているところがあったので、もう少し深く知りたくなりました。
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王国の出現から現代に至るまでを網羅した、ポーランド歴史書です。 強国に挟まれた立地が続き、強国でありながら苦難が続いてきたポーランド。 やがて共産主義と全体主義の強国が生まれ、国境だけでなく民族的・主義的にも分断されてしまいます。 戦争の見え隠れする時代での講和は、ポーランドにと...
王国の出現から現代に至るまでを網羅した、ポーランド歴史書です。 強国に挟まれた立地が続き、強国でありながら苦難が続いてきたポーランド。 やがて共産主義と全体主義の強国が生まれ、国境だけでなく民族的・主義的にも分断されてしまいます。 戦争の見え隠れする時代での講和は、ポーランドにとっては嬉しいものではありませんでした。 第二次世界大戦後の世界で、彼らはやっと自分たちのために生きることを始められたように思えます。 情報量が多いですが、内容はとても難い一冊。
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手堅くまとまっている。ポーランドは理解の難しい国だ。まあ、理解の簡単な国などないが。読んでいて、また、読み終わって、暗澹たる気持ちになる。国家の発展の可能性は、ポーランドも日本もどこにあるのだろうか? 蛇足だが、コラムがどれも面白かった。
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