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海賊の世界史 の商品レビュー

3.5

11件のお客様レビュー

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2024/10/19

王権神授説やホッブズの自然状態から権力を委ねる思想により、国家主権は強まる方向のなか、その補助的役割として海賊もいた。もちろんそうでない海賊もいた。やがて各国の条約により、海賊は必要なくなり、海賊が海賊を取り締まるようになる。

Posted byブクログ

2024/08/30

#2024年に読んだ本 44冊目 #8月に読んだ本 7冊目 海賊がどういう時代背景に 活躍したものか よくわかってなかったので 読んでみた けっこう読みやすかったです

Posted byブクログ

2022/03/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

海賊という側面からの海洋史。 引用できそうな箇所が多く、ためになった本。 古代ギリシア海賊王、ポリュクラテス 「友人に感謝されるには何も奪わずにいるよりも、奪ってから返してやるほうがいいのだ」 ーま、そりゃそうかもしれんが、、、 ゲルマン民族大移動の中のバンダル族、長い旅路の上にカルタゴに定住し海賊国家(?)となる。その略奪の悪だつさからVandalizeの語源となる。 アッバース朝時代のアブ・ハスクはクレタ島を占拠し多才にわたってきた船を焼き払い、いぶかる部下に「何が不満なのだ、私は乳と蜜が流れる血にお前たちを運んできたのだ。休息しお前たちの不毛な土地のことは忘れてしまえ」(強引すぎる) レパントの海戦後のセルバンデス。下級貴族で生活の厳しかったセルバンデスはレパントの海戦に参加することでのちの官職を得るためレパント海戦の総司令官やナポリ総督の推薦状を得てスペインに帰国。しかし帰国途中で海賊にとらわれ、上記推薦状から高貴な貴族と思われ法外な身代金を要求される。払える親族もないことから10年ぶりに帰国することに。帰国後も十分な職なく税金の徴税代理人。 徴税したお金をあづけていた銀行が破産したことから国から訴えられる運命に、、、(悲惨すぎる、、、) その他諸々、エピソード満載。

Posted byブクログ

2022/02/07

大学の授業の課題がきっかけで読んだが、海賊という側面からみる世界史は非常に興味深かった。 この一冊で海賊についての外観をまるっと理解できる良冊。 特に海賊黄金期の大航海時代がワクワクさせる。 丁度パイレーツオブカリビアンをも観ていたため、海賊の面白さにハマってしまった。

Posted byブクログ

2021/03/26

歴史上では海賊=悪だけではなく、様々な形で海賊というものは存在した。 海賊という切り口で地中海周辺の世界史全体を振り返ることができる本。 古代が好き。

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2018/08/07

世界史を概観しながらその中で海賊がどういう風に位置付けられるか、どのように歴史の流れに影響を与えたかといった分析。 古代ギリシャの力があることは聖なることだという英雄視から古代ローマのキケロの人類の敵論という認識の違いがある。強国か生まれて海洋秩序が整うと海賊は衰え、強国の衰亡と...

世界史を概観しながらその中で海賊がどういう風に位置付けられるか、どのように歴史の流れに影響を与えたかといった分析。 古代ギリシャの力があることは聖なることだという英雄視から古代ローマのキケロの人類の敵論という認識の違いがある。強国か生まれて海洋秩序が整うと海賊は衰え、強国の衰亡と海洋秩序の乱れから海賊が跋扈するという歴史の繰り返し。イスラームやノルマン人、オスマントルコ、英国など、海賊行為と国家の結びつきも。西洋と北アフリカ諸領の関係と海賊の終焉は知らなかった。

Posted byブクログ

2018/05/30

自由で気ままな荒くれ者か、それとも「人類共通の敵」か? ヴァイキング、カリブの海賊、バルバリア海賊など、二千年にわたる通史

Posted byブクログ

2018/02/28

海賊と聞くとならず者たちというイメージがあるけど、 パイレーツオブカリビアンやワンピースなどによって 愉快で楽しいイメージも付いてきた。 そんな海賊たちは実際にはどんなものだったのだろうと 思って読んでみたら、世界の歴史と深く関わっていて 侮れない連中だとわかった。 黒ひげエドワ...

海賊と聞くとならず者たちというイメージがあるけど、 パイレーツオブカリビアンやワンピースなどによって 愉快で楽しいイメージも付いてきた。 そんな海賊たちは実際にはどんなものだったのだろうと 思って読んでみたら、世界の歴史と深く関わっていて 侮れない連中だとわかった。 黒ひげエドワードティーチ、ハイルディン、ドレーク、 スレイマン、ウルージ、ボニーなど、 ワンピースのキャラクターの元ネタの名前が出てくると ワクワクしてどんどん読めた。 世界史の勉強にもオススメ。

Posted byブクログ

2018/01/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

海賊というテーマで世界史を概観。最初の海賊から、ソマリアの海賊まで。面白い部分は、やはり、カリブの海賊たち。赤ひげや黒ひげなど、大航海時代と相まって、自由気まま、非道な部分も含めて海賊らしい海賊たち。 海賊が歴史に果たした役割が決して小さなものではないことが理解できた。

Posted byブクログ

2018/01/03

海賊の歴史について書かれてある。 ワンピースでお馴染みの名前がたくさん出てくるが、教科書的にサラっと記載されてるので頭になかなか入ってこない。。 アウトラインを知るには良いですが、もっと具体的に知りたい場合は他の本も読んでみるべきでしょう。

Posted byブクログ