縮小ニッポンの衝撃 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
人口減少に特効薬はなく、社会保険保険支出の増加、公共サービスの見直しは避けられない課題。取り組み方には様々あるも、何か動かなければ皆損をする負のスパイラルが待っている。合理化は必須なのだと思うが、色々な考え方があるのでそう簡単にはいかないのだろう。このあたりが公務員の辛いところなのだと思った。
Posted by
リアル本にて。 地元の本屋で見かけたので、タイトルにひかれて購入。東京・豊島区、北海道・夕張市、島根県・雲南市という3つのケースに対し、それぞれの現状を紹介している。 東京・豊島区は、地方で仕事が見つからない労働者の流入によって人口が見かけ上増えているが、結婚・子育てする余力のな...
リアル本にて。 地元の本屋で見かけたので、タイトルにひかれて購入。東京・豊島区、北海道・夕張市、島根県・雲南市という3つのケースに対し、それぞれの現状を紹介している。 東京・豊島区は、地方で仕事が見つからない労働者の流入によって人口が見かけ上増えているが、結婚・子育てする余力のない方が多く、自然増加が見込めない、かつ税収が現象する、という課題を有する。北海道・夕張市は、言わずと知れた財政破綻の影響で、最高の負担で最低の公共サービスという不名誉なレッテルを貼られ、結果として人の流出が止まらない。島根県・雲南市は、過疎の先駆けとして、人口減少ともっとも長く向き合ってきた市区町村として、今注力している住民組織という取り組みの紹介。 いずれにせよ、国として人口が減ることは避けられない以上、他の市区町村から人を呼び込んだとて、その煽りをうけて減少する市区町村は出てくる。つまり、市区町村の統廃合は加速していく前提で、国が保証する公共サービスの最低ラインを決め、何ができなくなったら統廃合を行うのか、明確な基準が必要であるということがよくわかった。 惜しむらくは、この本の出版が2017年であり、少し情報が古いことか。是非続編を出してほしい。
Posted by
人口減少社会となった日本で何が起きているのかに迫った本。 本書に書かれてることは一部地域だけの話ではありません。近い将来、自分が住んでいる地域でも起こる話です。 問題を先送りした結果、どうにもならないという事態に陥らないよう、人口減少問題にどう取り組むかを考えなければいけませ...
人口減少社会となった日本で何が起きているのかに迫った本。 本書に書かれてることは一部地域だけの話ではありません。近い将来、自分が住んでいる地域でも起こる話です。 問題を先送りした結果、どうにもならないという事態に陥らないよう、人口減少問題にどう取り組むかを考えなければいけません。 これは国民全員で考えなければならない社会問題なのです。
Posted by
NHKで放送された番組を書籍化したものなので、テレビを観ているように読みやすい。本書を読む前は税収減に併せて人口も減るため行政サービスもコンパクトにならないのか?と思っていたが、そんなに単純ではないようだ。生産年齢人口、年少人口が多ければまだなんとかなりそうだが。夕張市で自らを...
NHKで放送された番組を書籍化したものなので、テレビを観ているように読みやすい。本書を読む前は税収減に併せて人口も減るため行政サービスもコンパクトにならないのか?と思っていたが、そんなに単純ではないようだ。生産年齢人口、年少人口が多ければまだなんとかなりそうだが。夕張市で自らを犠牲にして働く人々、劣悪な行政サービスでも住み続けなければならない市民。たった1人のためだけに年間450万円の支出は確かに非効率と思うが、かと言って簡単に都市部に移住できるわけでもない。読み進めるにつれ、そら恐ろしくなる。
Posted by
真面目な呑気さを感じる。理性的な日本人像を理想と考えているのかな。 アベノミクスは健全なのか、違うだろう。そのつもりだったのかもしれないが、結果が今の日本なのだから。 革新でもなかったからか、不健全を増長させた事の方が大きい。揺り戻しとしての健全さが今、そこかしこで現出してきて...
真面目な呑気さを感じる。理性的な日本人像を理想と考えているのかな。 アベノミクスは健全なのか、違うだろう。そのつもりだったのかもしれないが、結果が今の日本なのだから。 革新でもなかったからか、不健全を増長させた事の方が大きい。揺り戻しとしての健全さが今、そこかしこで現出してきている。 犯罪もあるが、健全な社会と、犯罪が目立たない不健全社会、どちらを日本人は、求めるのだろうか。 パイを広げる事は、成功した。つまり、緩さは担保された。ただの時間稼ぎにしかならなかったようだけど。 幕末の金の改鋳(含有量を減らした)のに似ている。 生産性に繋がらないから、江戸末期の渡世人や無宿人が増えたように闇バイトといわれる強盗も流行るんだろうな。 それに幕末と同じで平成に入ってから、日本人の身長が、縮んだとニュースで聞いた。戦国時代は、そこそこあったのと似ているな。活気があると違うな。
Posted by
内田樹の「撤退論」を読んで以来、人口減の日本の在り方を考えているので、積読していたこの本も読んでみた。 東京オリンピック前の本ではあるが、人口減少の具体的な都市の実例が出ていて、今読んでも衝撃は同じ。 いや、出生率がこの時よりも下がったので、さらに悪化していると考えた方がよさそ...
内田樹の「撤退論」を読んで以来、人口減の日本の在り方を考えているので、積読していたこの本も読んでみた。 東京オリンピック前の本ではあるが、人口減少の具体的な都市の実例が出ていて、今読んでも衝撃は同じ。 いや、出生率がこの時よりも下がったので、さらに悪化していると考えた方がよさそう。 東京の豊島区は池袋のある若者の街、と言うイメージだったが、低所得の若者が仕事を求めて流入することで人口を保っているだけで、実のところは、数十年後は彼らが単身高齢者となり、区の財政を圧迫するであろうということ。 東京ですら! また、限界集落で暮らす高齢者のためのインフラ整備に莫大なコストがかかり、自分が暮らしたい地域で暮らす事が今後不可能になってくること。 「雪国の場合、市町村道1キロの維持に年間90万円かかっています。例えば、メインの道路から5キロ入ったところに高齢者が一人で暮らしている場合、その人のためだけに年間450万円の支出が行われていることになる。ゴミ収集や水道管のメンテナンスの費用もかかります」 夕張市の場合、老朽化した住宅、入居者のほとんどいない団地の水道管や浄水槽のメンテナンス、除雪や道路修理の今後40年維持するインフラコスト場合488億円。財政破綻した時の借金を上回る。 地域医療は、身寄りのない老人の居場所も考えなくてはならなくなる。 今後解決困難な問題が一気に顕在化する。 「プラン75」の映画の世界が現実味を帯びてきそう。 少子化を食い止めるのも、少子化を飲み込み撤退していくのもどちらにしても、道は険しい。 どうする? どう心構えする?
Posted by
夕張の市長、今の北海道の知事やね。これ見てると、誰もが安泰ではないってことがわかります。ちなみ地方交付税の便器にもなります。
Posted by
読みやすいです。 人口減少、超高齢化が進行する日本の行く末について、非常に不安に駆られる内容でした。 この本を読み終わり、ふと顔を上げてみると、そんな危機に瀕しているとは全く思えない日常があり、あっという間にそんな不安は忘れてしまいそうです。 だからこそ怖いのかもしれません。 考...
読みやすいです。 人口減少、超高齢化が進行する日本の行く末について、非常に不安に駆られる内容でした。 この本を読み終わり、ふと顔を上げてみると、そんな危機に瀕しているとは全く思えない日常があり、あっという間にそんな不安は忘れてしまいそうです。 だからこそ怖いのかもしれません。 考え続けなければならないと感じました。
Posted by
現在東京で起こっている人口集中は、高度経済成長期やバブル期のような多くの仕事を得るためのポジティブな移住ではなく、「地方から逃げ出す」というネガティブなものである。 さらに、今では若者よりも30-40代の転入が多い。 身寄りのない単身高齢者は、入院を断られる可能性が高い。退院し...
現在東京で起こっている人口集中は、高度経済成長期やバブル期のような多くの仕事を得るためのポジティブな移住ではなく、「地方から逃げ出す」というネガティブなものである。 さらに、今では若者よりも30-40代の転入が多い。 身寄りのない単身高齢者は、入院を断られる可能性が高い。退院したあとに自宅での一人暮らしを続けることが難しく、東京では介護施設を見つけるのが難しいため、入院し続け病院の負担が大きくなるから。 財政破綻した夕張市では、行政の撤退戦が行われており、以下に周辺部に人を住まわせず、縮小に繋げていくか、が取り組まれている。行政が空家を誘導する「政策空家」もその一つ。 夕張市に起こったことは、将来他の過疎地域でも起こりうる。人口の偏在が自治体の税収に格差を生み、過疎化した地方が都心部に交付税交付金で依存する仕組みは、いつまでも続かない。 公共サービス、医療無料化、税負担の格差が生じ、豊かなところに人がどんどん移り住んでいる。 昔の人口減少は「移住による社会減」であったが、近年では死亡者数>出生数の「自然減」が社会減を上回るようになり、どれだけ人口流出対策をしても、それ以上の人がなくなるという新たなステージが到来している。 「地域のことは地域住民で」という、住民との「協働」の仕組みを作る「地域運営組織」を始める自治体がある。「こんな地域で暮らしたい」という住民の声を組み上げ、自分の暮らす地域の理想図を自分たちの価値観で描いている。 一方で、過疎地域での行政サービスを切り捨て、住民に丸投げしているだけという批判もある。 余力があるうちに「集団移転」を行う地区もある。そのときは、縁もゆかりもない場所ではなく、なるべく近隣の便利な場所に集団移転を行う。 「集落を全部守る」という過疎対策は行き詰まりに陥るため、撤退を含めた戦略を立てるのも重要。 郊外に住み、都心部に通うライフスタイルを反映する「ドーナツ化現象」に変化が生まれ、かつては結婚して郊外に移っていた20.30代が、未婚化の影響で都市部に住み続け、かつ郊外に移った昔の世代が高齢化し、周辺部の平均年齢が上がるという二重苦が郊外で起こっている。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
人口動態に関する予測は確実性が高く、現在の少子高齢化は八十年前予測されていたし、大東亜戦争はむしろ戦後のベビーブームにより人口増要因であった。ヤンキー指向+性善説教育による倫理荒廃は21世紀「子を産めない」窮迫をもたらした/長命化は止められない。老人が金融資産の大部分を所有する大勢では、“貧困の連鎖”解消の施策も限られるが、核家族化が嵩じて家庭の強制収容所化となった“虐待の連鎖”だけは貴重な未来の世代でもあり退治したい/子どもが元気でないと老人は安心して死ねない、呆けて子孫に関心が無くなるまでには死にたい
Posted by
