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怪談 の商品レビュー

3.2

19件のお客様レビュー

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2024/04/16

この世とあの世の境を彷徨う霊魂と登場人物たちとの不思議な関わりを描いた短編集。怪談と聞いて即座にイメージする恨みつらみ系の話とは異なり、謂わば超常現象的な内容が中心なので、背筋が凍るようなものを期待するとかなり肩透かしを食う。先日読んだモダンホラー要素の強い「夜ごとの闇の奥底で」...

この世とあの世の境を彷徨う霊魂と登場人物たちとの不思議な関わりを描いた短編集。怪談と聞いて即座にイメージする恨みつらみ系の話とは異なり、謂わば超常現象的な内容が中心なので、背筋が凍るようなものを期待するとかなり肩透かしを食う。先日読んだモダンホラー要素の強い「夜ごとの闇の奥底で」よりも本作のほうが小池真理子らしさは味わえた

Posted byブクログ

2023/09/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

正体不明の不思議な現象の話でした。短編で読みやすかったですが人によっては最後モヤモヤが残るかもしれません。モヤモヤを楽しみたい方向け。カーディガンの話が特に面白かったです。

Posted byブクログ

2023/05/16

文章がしっとりしている。「闇に惹かれる」というのがぴったり、そんな雰囲気を味わえる。読んでると死にたくなっちゃう本だ。

Posted byブクログ

2022/10/22

毎晩寝る前に一話ずつ読んで、ゾワゾワ。 それぞれの短編にオチがなくて、逆に気になって読んでしまいました。

Posted byブクログ

2022/06/28

七つの作品を収録した短編集。 怪談とは言うものの、恐ろしさはない。 異界から来た人に懐かしささえ覚える。

Posted byブクログ

2022/06/18

背後から私の肩をトンと叩かれた気がする!この部屋には私一人っきり・・・・の筈だ 何故?が判らずもやもやしたままで七編読み終えた 「あとがきにかえて」でなぜ が解けた 著者のホンギョウハ恐山のイタコだったのだ

Posted byブクログ

2022/04/11

短編小説 面白いが、ん?って思う短編もあり 中には飛ばして読んでしまったのもあり、 星を一つ下げました。 個人の感想です。

Posted byブクログ

2022/01/17

とにかくホラー系が読みたいと思い、「怪談」というシンプルなタイトルに加え、小池真理子さんというネームバリューを信じて購入。 ぜんぜんダメだった。まったく怖くない。 こんな小説をかいて何が楽しんだろうと思いながら作者の「あとがき」を読んでいたら、以下のようなことがかかれていた。 ...

とにかくホラー系が読みたいと思い、「怪談」というシンプルなタイトルに加え、小池真理子さんというネームバリューを信じて購入。 ぜんぜんダメだった。まったく怖くない。 こんな小説をかいて何が楽しんだろうと思いながら作者の「あとがき」を読んでいたら、以下のようなことがかかれていた。 ※あとがき抜粋 『私はこれまで、ほとんど趣味のようにして幻想怪奇小説と呼ばれるジャンルの作品を幾つも書き続けてきた~(略) しかし、怖くておもしろい物語が読みたいと思って、私の作品を手にとった読者の中には、失望した人も少なからずいたことだろう。怖くておもしろい物語は必ず、この世の条理に従って書かれている。わかりやすい理屈が見え隠れてしているから、安心して読める。』 はい、失望しました! というか今作は「幻想怪奇小説」と呼ばれるジャンルらしい。でも小説のタイトルは「怪談」なわけで、幻想怪奇小説とただの怪談とでいったい何が違うのかよく分からないわけだけど、作者さんのあとがきを見るかぎり今作は端的に言ってしまえば「わかりやすい理屈がない、怖い話」ということになるっぽい。 なるほど、だからか。 今作を読んで僕がいちばん納得いかなかったのはこの「わかりやすい理屈」とやらがなかった点。 例えば映画「呪怨」だったら悪霊の正体は「夫に虐殺された妻」のように「結果」に対しての「原因」、つまり霊障に対してのバックグラウンドがちゃんと表現されている。 しかし、もう一度繰り返すけれど今作にはそれらがまったくない。あえて説明せずに余白を残すというテクニックもあると思うけど、ほぼ何も書かれていないのはどうかとおもう。 長々と情景描写が続き、なんかよくわからんけど不思議な現象がおきて、「あれはいったい何だったのだろう」的に終わってしまう小説を読んで「面白い」と感じる人が果たしているのだろうか。 幻想怪奇小説なんてかっこいい言葉でかたずけているだけで、けっきょく作者がかきにくいことをごまかしているだけじゃないの?と思ってしまった。 というわけで☆1つ。 最高に最低だった。

Posted byブクログ

2021/12/06

全ての物語の主人公に人生が感じられるのがいい。怖さは控えめだけど物語の味わいを十分に楽しめた。それでも『座敷』は怖かった。

Posted byブクログ

2021/08/21

「怪談」っていっても、最初からおどろおどろしいとか、ぞわぞわするとかではありませんでした。 普通の小説のようにはじまり、気が付くとこの世のものではないものとの関わっているという感じでした。でも、やっぱり、心に何か残るお話ばかりでした。

Posted byブクログ