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俳句と暮らす の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2021/03/21

俳句とは記憶の抽斗を開ける鍵のようなものだ。 食材には旬がある。だからほとんどの食材は季語である。なるほど。 あまり気負わず、普段の生活を詠めたらいいなと思った。

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2018/10/28

【由来】 ・図書館の新書アラート 【期待したもの】 ・小川軽舟ってどんな人? 【ノート】 ・母が俳句を趣味としており、著者の名前は聞かされていた。自分は俳句には全く興味がないのだが(と言いつつ歳時記は持ってるけど)どんな俳人なのかいなという興味で読み始めてみた。 ・「ほぼ日...

【由来】 ・図書館の新書アラート 【期待したもの】 ・小川軽舟ってどんな人? 【ノート】 ・母が俳句を趣味としており、著者の名前は聞かされていた。自分は俳句には全く興味がないのだが(と言いつつ歳時記は持ってるけど)どんな俳人なのかいなという興味で読み始めてみた。 ・「ほぼ日手帳」が提唱している「毎日が記念日」の俳句版ということでって、それは最初の2ページで分かります。そして、それ以降は、なぜ俳句なのか、ということが全編にわたって述べられているのだけど、著者が銀行に勤める単身赴任のサラリーマンであり、そんな生活の中での俳句との付き合い方が開陳されているので、すこぶる共感度は高い。「付き合い方」というのは、日常生活の中で季節感や自分の心の動きなどを俳句に凝縮していくということだが、(少なくとも)自分には全く馴染みのない様々な俳句を引用しながら、俳句なフィルタリングを解説してくれるのが新鮮だった。 ・散歩や料理の有用性を説くあたりは外山滋比古の主張と共通点が多く、自分も取り入れていかんとなぁと思った。また、「言葉を凝縮して整える」という行為についての著者の考察は、小林秀雄の「考えるヒント」の本居頼長についての言及と重なるところが多いのが興味深かった。 ・安直だけど、ちょっと古今和歌集を読んでみたくなった。 【目次】

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2021/01/05

なるほど。時間を取りあじわって記録することで記憶する。 生活エッセイというのはよいものなのだよな。句が入るとメリハリがあって締まる。分野としてエッセイマンガに押されている感じはあるけど、いろいろ読みたい。 「日本の随筆」みたいなアンソロジー、またどっかの出版社が編んで...

なるほど。時間を取りあじわって記録することで記憶する。 生活エッセイというのはよいものなのだよな。句が入るとメリハリがあって締まる。分野としてエッセイマンガに押されている感じはあるけど、いろいろ読みたい。 「日本の随筆」みたいなアンソロジー、またどっかの出版社が編んでほしい。

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2017/02/28

俳人である著者の、日々の暮らしと感じたことのエッセイと、俳句のアンソロジーです。個人的にはお喋りの部分をもう少し短くして下さるとありがたかったかなと思いました。 著者の俳句だけではなく、師事を受けた方や、その師匠。そして歴代の俳人の紹介もあり、楽しく読みました。。最終章はなはや...

俳人である著者の、日々の暮らしと感じたことのエッセイと、俳句のアンソロジーです。個人的にはお喋りの部分をもう少し短くして下さるとありがたかったかなと思いました。 著者の俳句だけではなく、師事を受けた方や、その師匠。そして歴代の俳人の紹介もあり、楽しく読みました。。最終章はなはや、松尾芭蕉で締めくくりですね。俳句は楽しい。しかし、奥が深い。細く長く続けて行きたいです。

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2018/10/19

同じように見えても、和歌短歌をベースとする人の場合は、古今の文学知識や自分の「芸術センス」をひけらけすペダンティックな印象を受けてしまう(ことが多いような気がする・・)。『折々の・・』とか。作歌という行いに、高みを目指したい、他からの良い評価を得たい、という臭みがつきやすいという...

同じように見えても、和歌短歌をベースとする人の場合は、古今の文学知識や自分の「芸術センス」をひけらけすペダンティックな印象を受けてしまう(ことが多いような気がする・・)。『折々の・・』とか。作歌という行いに、高みを目指したい、他からの良い評価を得たい、という臭みがつきやすいということかもしれない。 こちらの俳句のほうは、自分の人生を自らの胸に収めるために符号化する作業ともいえるし、あるいは同じような立場、シチュエーションにいる人、また知己などが、その事柄、情景、心理に共感するためのよすがとして効果的にパッキングしておくという、コミュニケーションツールのような色合いが濃いということかも。

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2016/12/12

花鳥風月を詠む優雅な趣味の世界――。これが俳句のイメージだろう。だが、日々の小さな発見を折に触れ書き留められるところにこそ、俳句本来の魅力がある。本書では、俳人にして単身赴任中のサラリーマンでもある著者が、「飯を作る」「会社で働く」「妻に会う」「病気で死ぬ」などさまざまな場面を切...

花鳥風月を詠む優雅な趣味の世界――。これが俳句のイメージだろう。だが、日々の小さな発見を折に触れ書き留められるところにこそ、俳句本来の魅力がある。本書では、俳人にして単身赴任中のサラリーマンでもある著者が、「飯を作る」「会社で働く」「妻に会う」「病気で死ぬ」などさまざまな場面を切り取りつつ、俳句とともに暮らす生活を提案。平凡な日常をかけがえのない記憶として残すための俳句入門。

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