檸檬 の商品レビュー
梶井基次郎の『檸檬』と言えば---「京都が舞台」「丸善ってあの丸善らしい」「檸檬が爆発?」と、作品のイメージは浮かぶけれど内容は説明しにくい本なのでは?本の装画やCDジャケットで人気のイラストレーター、げみ氏のイラストとコラボしたこの本を読むと、主人公が歩いた街の風景や、今よりも...
梶井基次郎の『檸檬』と言えば---「京都が舞台」「丸善ってあの丸善らしい」「檸檬が爆発?」と、作品のイメージは浮かぶけれど内容は説明しにくい本なのでは?本の装画やCDジャケットで人気のイラストレーター、げみ氏のイラストとコラボしたこの本を読むと、主人公が歩いた街の風景や、今よりももっと暗い夜の中で店先に浮かび上がる果物の色合いがあざやかに伝わってきます。
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※このレビューにはネタバレを含みます
一目惚れして購入した、乙女の本棚の「檸檬」。暗闇に浮かぶ清冽なレモンイエローと温かみのあるオレンジ色を基調とした絵が、梶井基次郎の作品の世界観ととても合っていて素敵。ただ、ラストの爆破シーンの得意げな表情と飛び散る本にはどうしても笑ってしまう。
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