探偵が早すぎる(下) の商品レビュー
上巻に続き、事件は順調に未然に防いでいたけど、流石にラスボスの天后は大胆だった。 そして、やっぱり橋田は只者ではなかったw 一華と橋田が別れてしまわなくて良かったけど、ちょっとラストは消化不良感があったから、続編希望。2人の今後が、見てみたいと思う。
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上巻よりもトリックの数が多くて楽しかった。前半はやや遅めだが、後半のテンポの良さでラストまで一気に引き込まれた。最後の方は、そんな展開になるとは思ってなくて少し驚いたけど、きれいにまとまったんじゃないかと思う。
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犯行を事前に防ぐ探偵。この設定だけで見新しい。トリックのくだらなさが、なんともいえない。犯行に気づく経緯もご都合感があるものの、物語の流れがユーモアミステリなので、素直に読み進める。 クライマックスが弱かった。もっと倍返しを期待しただけに、落とし所にそこを狙っていたのかと少々残念...
犯行を事前に防ぐ探偵。この設定だけで見新しい。トリックのくだらなさが、なんともいえない。犯行に気づく経緯もご都合感があるものの、物語の流れがユーモアミステリなので、素直に読み進める。 クライマックスが弱かった。もっと倍返しを期待しただけに、落とし所にそこを狙っていたのかと少々残念。 シリーズにしてほしい。もっと爆発力のある井上真偽が読みたい!!
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タイトルの通り どうしても「装置」感のある設定なんですが いいバランスで、ちょっと不意をつく 展開を持ってくるあたりが良かった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『その可能性はすでに考えた』シリーズで、前代未聞の推理勝負を描いた井上真偽さん。講談社タイガから上下巻で刊行された本作は、またまた斬新な設定で挑んできた。今回の探偵は、事件を未然に防いでしまうという。 事件が起きてから、ぶっちゃけてしまえば殺人が起きてから、探偵が証拠に基づいて推理する。その過程でさらなる殺人が…というのが通常のパターンだが、本作の探偵は、決して殺人を起こさせない。下手すると罠を仕掛ける前に看破してしまう。 莫大な父の遺産を相続した女子高生・一華を殺そうと、親族たちが謀略を巡らせる。いくら作り話とはいえ、何なんだこの酷い一族はっ! 一族を仕切る「ドン」の下、手柄を狙って、次々と一華に襲いかかる、外道たち。 当然、事故と見せかけて殺さなければならない。序盤の罠は、それなりに考え抜かれている。いずれの罠も、実行前に見抜かれ、そして次の刺客が…というパターンが続く。当然ながら、本格のフェアネスなどここにはない。苦笑するのみである。 失敗が続いて、とうとう一華の父の四十九日法要の日を迎えた。敵は本腰を入れて(?)一華を狙う。ところが、終盤に向かうほど、殺害計画が杜撰で稚拙になっていくのは、どうしたことか。どこかで見たような手段ばかりではないか。 仕掛けがチャチな上に、どうせ未然に防がれるとわかっていて読むミステリーは、聞いたことがない。最後の刺客だけは手強そうだが、何かひねりが残されているのか? そんな不思議な期待を抱きつつ、終盤が近づいてきたが…。 うーん…もうちょっと引っ張ってよと思ったのは僕だけだろうか。ラスボスの割には呆気ないような。まあ、このジャンルに、また新しいフォーマットを提示したのは間違いない。使い古されたトリックでも、フォーマット次第で「魅せる」ことができる。 今年は、いわゆる新本格ムーヴメントの勃興から、30周年だという。個人的に、井上真偽さんは、早坂吝さんと並ぶ若手のホープだと思っている。これからも、既存フォーマットに縛られない作品を期待したい。
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「俺はまだ、トリックを仕掛けてすらいないんだぞ!?」完全犯罪を企み、実行する前に、探偵に見抜かれてしまった犯人の悲鳴が響く。 父から莫大な遺産を相続した女子高生の一華。四十九日の法要で、彼女を暗殺するチャンスは、寺での読経時、墓での納骨時、ホテルでの会食時の三回! 犯人たちは、...
「俺はまだ、トリックを仕掛けてすらいないんだぞ!?」完全犯罪を企み、実行する前に、探偵に見抜かれてしまった犯人の悲鳴が響く。 父から莫大な遺産を相続した女子高生の一華。四十九日の法要で、彼女を暗殺するチャンスは、寺での読経時、墓での納骨時、ホテルでの会食時の三回! 犯人たちは、今度こそ彼女を亡き者にできるのか!? 百花繚乱の完全犯罪トリックvs.事件を起こさせない探偵! ★読む前は事件が起こる前に解決して話が成立するのかと思ってたけど、探偵が早すぎても面白かった。
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探偵が早すぎて、犯人が可哀想すぎる 重版が早すぎる! 大好評シリーズ続刊登場! 驚天動地の犯罪トリックの数々vs.事件が起こる前に解決する探偵! 「俺はまだ、トリックを仕掛けてすらいないんだぞ!?」完全犯罪を企み、実行する前に、探偵に見抜かれてしまった犯人の悲鳴が響く。父から...
探偵が早すぎて、犯人が可哀想すぎる 重版が早すぎる! 大好評シリーズ続刊登場! 驚天動地の犯罪トリックの数々vs.事件が起こる前に解決する探偵! 「俺はまだ、トリックを仕掛けてすらいないんだぞ!?」完全犯罪を企み、実行する前に、探偵に見抜かれてしまった犯人の悲鳴が響く。父から莫大な遺産を相続した女子高生の一華。四十九日の法要で、彼女を暗殺するチャンスは、寺での読経時、墓での納骨時、ホテルでの会食時の三回! 犯人たちは、今度こそ彼女を亡き者にできるのか!? 百花繚乱の完全犯罪トリックVS.事件を起こさせない探偵!
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事件が起こる前に解決する探偵と莫大な資産を相続する事になった女子高生。 彼女の財産を狙う一族の魔の手から、彼女を無事守る事が出来るのか。 そして、真の早すぎる探偵の正体とは。 事件が起こらないと活躍できない既知の探偵とは全く異なるこのお話しは、なかなか面白い。
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探偵についてはもしやとは思っていたけれど、それでも楽しかった。魅力的なキャラがたくさんいたので、殺害計画を通してもっと深く親族を感じれたらなぁと思うけれど。転がるような展開は最後まで楽しめた。楽しかった。どのキャラもとても素敵。 その中でもやっぱり未香ちゃん、好きだぁ。 あと無害...
探偵についてはもしやとは思っていたけれど、それでも楽しかった。魅力的なキャラがたくさんいたので、殺害計画を通してもっと深く親族を感じれたらなぁと思うけれど。転がるような展開は最後まで楽しめた。楽しかった。どのキャラもとても素敵。 その中でもやっぱり未香ちゃん、好きだぁ。 あと無害なふたりもとても好きだった。
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バカバカしい感じが面白かった。大騒ぎな割には詰めが甘いというか確実性に欠ける計画というか。でも結局あの一族はどんな制裁がくだるのかな?裁判もこれからみたいだし、その点が具体的ではないので、今一つスッキリしない。
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