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蝶の力学 の商品レビュー

3.5

26件のお客様レビュー

  1. 5つ

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2025/09/11

面白かった! ただ、現実はこんなうまくいかないわ。 全てが噛み合いすぎていた。 鷹野さん不在の十一係が新鮮。 尾留川さんは本の描写で軽い、軽いと言われている割には軽くないのでは?と思う。 なんやかんや真面目だし、粋なところがある。

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2025/09/04

警視庁捜査1課十一係の如月塔子巡査部長と相棒の鷹野警部補が活躍する「警視庁殺人分析班」の7作目である。 今作では若き資産家の男が殺されたところから始まる。男の喉には可憐な青い花ブルーデイジーが切り裂かれた喉に生けられていた。その妻は行方不明。犯人と名乗る男から警察への挑戦のメール...

警視庁捜査1課十一係の如月塔子巡査部長と相棒の鷹野警部補が活躍する「警視庁殺人分析班」の7作目である。 今作では若き資産家の男が殺されたところから始まる。男の喉には可憐な青い花ブルーデイジーが切り裂かれた喉に生けられていた。その妻は行方不明。犯人と名乗る男から警察への挑戦のメールが届く。地道に捜査を続ける如月たちは真犯人を逮捕できるのか? 最後の真犯人はお前だという探偵小説でおなじみの真相解説は良かったです。 如月塔子と鷹野警部補の関係もなんか笑ってしまうくらい仲がいいのか悪いのかそれでいてお互いに信頼している関係がいいですね。 今回は、スポット相棒になる尾留川警部補がなかなか男前なことをしてくれてかっこ良かったです。 2025年9月4日読了

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2025/07/23

警視庁捜査一課十一係"殺人分析班"シリーズ第7作。タイトルの「蝶の力学」は所謂バタフライエフェクトのこと。 一見、劇場型犯罪かと思いきや特定の人間を狙った事件という構成はまあよくあるパターン。このシリーズは猟奇的な殺人が行われるケースが多いが、今回も遺体の喉を...

警視庁捜査一課十一係"殺人分析班"シリーズ第7作。タイトルの「蝶の力学」は所謂バタフライエフェクトのこと。 一見、劇場型犯罪かと思いきや特定の人間を狙った事件という構成はまあよくあるパターン。このシリーズは猟奇的な殺人が行われるケースが多いが、今回も遺体の喉を切り開いて青い花を挿すという異常な状況が展開されるが、思ったほどその点は重要ではなく前作「女神の骨格」ほどの不気味さもない。 本作の見どころはエースの鷹野が負傷により一時退場し、それを機に十一係のメンバーが鷹野に頼り過ぎていたことを反省し更に結束が深まった点だ。特に塔子は尾留川と急造コンビを組むことになり、尾留川の長所に改めて気付くことになる。 また、このシリーズは如月塔子の成長物語であり、鷹野との関係がどう進むのかという話でもある。お前ら小学生か!とツッコミたくなるほど塔子と鷹野の二人の距離感はもどかしいが、本作では鷹野が仕事に関する本音を伝えたり、塔子が鷹野のことをもっと知りたくなるなど、牛の歩みではあるものの二人の距離も少しづつ縮まっているようだ。 次回作を楽しみにしよう。

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2024/12/05

このシリーズで初めて泣いた。 今作は鷹野主任が離脱し、どうなるのか…というところ。 十一係のみんな、そして塔子も鷹野を頼りすぎていたことに気づく。   しかしまぁ鷹野の言い過ぎちゃうとこは良くないねえ。 気持ちは分かる。わかるんだけど言い過ぎちゃう。 男の職場ってだけで肩身の狭い...

このシリーズで初めて泣いた。 今作は鷹野主任が離脱し、どうなるのか…というところ。 十一係のみんな、そして塔子も鷹野を頼りすぎていたことに気づく。   しかしまぁ鷹野の言い過ぎちゃうとこは良くないねえ。 気持ちは分かる。わかるんだけど言い過ぎちゃう。 男の職場ってだけで肩身の狭い塔子には響きますよねえ…。 そんなことでへこたれてはいけない!って言われそうだけども。   尾留川とコンビを組んだことによって 彼の優秀さがわかったのも良かった。 少し舐めてましたもん。でも私だけじゃないハズ。笑   そして今回は鷹野と塔子の関係に“少し”変化が… こういう類の作品で恋愛要素的なものは求めていませんが、 この2人はもどかしすぎて、、、(笑) シリーズ7作目になって塔子も成長したし 少し余裕が出てきたからってのもあるのかな。 私たち読者も鷹野のことあまり知らないので続きの作品に期待。

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2024/11/03

シリーズ第7弾。 殺された遺体の喉に青い花が刺し込まれているという、異様な光景から始まる。 その被害者の妻は行方不明になっている。 そして、犯人から新聞社宛にメールが届く。 塔子と鷹野を含む、捜査一課十一係が捜査を始める。 刺されている花の意味や妻が連れ去られた訳は? 捜査を続け...

シリーズ第7弾。 殺された遺体の喉に青い花が刺し込まれているという、異様な光景から始まる。 その被害者の妻は行方不明になっている。 そして、犯人から新聞社宛にメールが届く。 塔子と鷹野を含む、捜査一課十一係が捜査を始める。 刺されている花の意味や妻が連れ去られた訳は? 捜査を続けるうちに明らかになっていく事実。 そんな中、塔子と鷹野のコンビを揺るがす事件が発生。 塔子の成長と鷹野の過去にも見処有り。 2024.11.3

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2024/08/04

惨殺された若き資産家の喉には可憐な花が活けられ、その妻は行方をくらました。新聞社には「警察とのゲーム」を仄めかす挑発的なメールが届き、殺人分析版の如月塔子ら警察は怨念の線で動き出す。しかし犯人の魔の手は警察にも及び、ついに・・・猟奇的な劇場型犯罪を緻密な推理で追い詰める。

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2023/08/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

シリーズ第7弾。今回は鷹野主任が負傷して離脱したので、如月さんはじめ11係の皆さんが今まで鷹野主任に頼りすぎていたかも…やるぞ!と気合の入り方がいつもと違いました。そこが面白かった。 離脱直前の鷹野主任は動揺してたにしても言い過ぎな気がするので、殉職した後輩の沢木さんのことは随分と心残りなんだろうな。 しかし!そのシーンでの如月さんの「鷹野さん」呼びを搬送中からずっと考えていたり、毎度おなじみの河上さんに気をもむところはやっぱりこう。。 今回の事件は猟奇性ありの劇場型犯罪とはいえ、その全ては捜査を撹乱するためというのがう〜ん…でした。やりたいからやって欲しかった、というのを犯罪者に求めるのはフィクションとはいえどうかしていますが。看護師の元同僚と美術商の方はかなりびびったと思います…美術商はともかく、看護師さんの方はただの良い人だった。 沢木さんの事件も追っていくのか、続きも楽しみです。 この巻はドラマ化されているけど改変がかなりあったんだなぁ。沢木さんにあたる人のお姉さんが菊地凛子さんだった時点でただでは済まないと思っていたけれど。。

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2023/04/28

ドラマ→本書 いやはや、ドラマと全然違うやないかーい!笑 ドラマではこのシリーズで鷹野主任が居なくなってしまうので、その辺どうなるのだろうと思いながら読んでいました。 最初からいつも通りじゃない鷹野主任。 鷹野主任からお荷物扱いのようなことを言われる塔子。 ギクシャクする2人。...

ドラマ→本書 いやはや、ドラマと全然違うやないかーい!笑 ドラマではこのシリーズで鷹野主任が居なくなってしまうので、その辺どうなるのだろうと思いながら読んでいました。 最初からいつも通りじゃない鷹野主任。 鷹野主任からお荷物扱いのようなことを言われる塔子。 ギクシャクする2人。 そんな折に鷹野主任は負傷し、今度は尾留川とコンビを組むことになった塔子。 今作で尾留川の刑事としての働き、中々関心しました。 舐めてた。ごめんね尾留川さん。 最後に鷹野主任と話す所超イイネ!!! 『主任』と『さん』 別にどっちでもいいけど……とか言いつつ『さん』で呼んで欲しいんだろわかってるって!! 本当に毎回この2人にはニヤケさせてもらってますありがとう。 次回も楽しみ。

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2023/01/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

シリーズ第7作目。 今回は資産家が自宅で殺害されている事件から始まる。 遺体の首が損壊されておりデイジーの花が挿されている猟奇的事件。 被害者の妻が行方不明で誘拐が疑われた中、大手新聞社にクラスター16と名乗る人物から犯行を仄めかすメールが届く。 今回は主人公塔子の相棒である鷹野主任が捜査中に負傷し捜査から離脱する。 その中で先輩刑事のびるかわとコンビを組みその他いつもの先輩達の協力もありながら事件の解決に挑む。 事件の内容は変わっても安定の面白さ。 文章も読みやすく一気読みできました!

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2022/07/16

シリーズ第7弾。 住宅街で発生した強盗殺人事件。 被害者の妻も負傷した状態で拉致されたと見られ、妻の消息を追う塔子達第十一係のメンバーたち。 そんな中、新聞社に犯行声明のメールが届く。 「クラスター16」と名乗る犯人は、第2の殺人として拉致した妻の遺体を公園に遺棄する。 犯行声明...

シリーズ第7弾。 住宅街で発生した強盗殺人事件。 被害者の妻も負傷した状態で拉致されたと見られ、妻の消息を追う塔子達第十一係のメンバーたち。 そんな中、新聞社に犯行声明のメールが届く。 「クラスター16」と名乗る犯人は、第2の殺人として拉致した妻の遺体を公園に遺棄する。 犯行声明に振り回されながらも、捜査を進める塔子たちだったが、この事件の少し前から鷹野の様子がいつもと違い、捜査中に二人が口論となり、別行動したことから鷹野が何者かに襲撃され、重い怪我を負う。 捜査から外れてしまった鷹野の代わりに、塔子は今作で初めて尾留川とコンビを組むことに。 鷹野の鋭い筋読みが無い分、やはり面白さも半減。 尾留川と組むことで、新しい一面も見れたと言えば、見れた気もするが、シリーズも回を重ねると犯人のパターンも読めて来てしまうので、それはしようがないのかなぁ。 「遊撃班」と言う名の捜査の一貫性の無さや、ミスリードしているのがばればれで、トリックに凝っていた割にはイマイチ。辛口でごめんなさい!

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